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北18条通の畑・札幌つれづれ(3)

2010年07月19日 22時14分48秒 | つれづれ日録
 すでに何度か書いているが、札幌の住所表記はデカルト平面というか座標に似ている。

 大通公園を基軸として、北へ北1条、北2条…、南へ南1条、南2条…と続く。
 北は51条、南は39条まである。
 また、東西は創成川を軸に、東へ東1丁目、東2丁目…、西へ西1丁目、西2丁目…と続く。

 したがって
「北1条西3丁目」
という住所は
「北1条西」
というカテゴリーの中の3丁目という意味では断じてない。
 「北1条」

「西3丁目」
は、あくまで等価値である。
 「代々木3丁目」
における
「代々木」

「3丁目」
の関係とは、いささか異なるのだ。

 札幌の場合、どこまでも「条丁目」で表記できる地域がひろがっているのではなく、郊外に出ると、「菊水●条▲丁目」とか「伏見■丁目」といった住居表示になる。
 さらに郊外となると
「滝野×××番地」
などとなる。
 したがって、筆者のような札幌出身者にとって
「北(あるいは南)▼条西(あるいは東)◆丁目」
で表記できる「条丁目」地域というのは「マチの中心!」「一戸建てマイホームはムリ!」-というイメージなのである。

 ところが、どういういきさつなのか、条丁目地域であるにもかかわらず、今なお農地になっている場所がたまにあるのである。
 冒頭の画像は、東区北18条東14丁目。
 「北51条」まであることを考えれば、かなり古くから宅地化されていてもおかしくない。
 地下鉄東豊線の環状通東駅からも遠くない。
 なのに、この北18条通り沿いには、タマネギ畑がぽつぽつ残っているのだ。




 畑といえば、中央区北10西20あたりにもまだあると思う。
 中央区南11西21あたりの高級住宅地にも、しばらく畑が残っていたが、十数年前にスーパーマーケットになった。


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4 コメント

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Unknown (SH)
2010-07-21 20:58:31
ヤナイさん、こんにちは。

私、18歳の時に札幌の地理がよく分かっておらず、北18条東13丁目に住むことになりました。
北18条通りは、当時もそこそこ交通量があったので、
たった1丁隣に、畑があったとは気が付いていませんでした。
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あ、そうだ! (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2010-07-21 23:37:04
SHさん、こんばんは。

SHさんのコメントのおかげでひとつ大事な点を思い出しました。
この畑って、単に都心への距離が近いだけじゃなくて、幹線道路(というほどでもないかもしれないが、かなり交通量の多い、そこそこ太い道路)に面してるっていうのが、レアなんですよね。
そこが桑園地区の畑とは違うわけで。

まあ、しかし、近くに住んでる人以外は、あまり通らない道路かもしれないなあ。
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Unknown (SH)
2010-07-21 23:57:41
今、地図を見ておりましたが、私の住んでいた下宿は無くなっているようでした。
北18条通りを、東8丁目位までは行ったことがあるのですが、ちょっと懐かしくなりました。
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北18東8あたり (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2010-07-22 00:08:03
なかなか昭和の薫り漂う街路ですね。
暇があったらカメラを片手に歩いてみたいのが東8丁目通です。
地図を見る限りでは、石狩街道と東豊線に挟まれて地味な感じがして、そこにたまらなく惹かれます。
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