日本清酒が余市ワイン醸造所を大改装、ギャラリー併設で8月オープン

　「日本清酒、余市ワインの醸造所を大改装、レストラン併設で8月オープン」
という記事が、2010年12月14日の北海道新聞経済面に大きく出ていました。

　日本清酒（札幌）は、同社の余市葡萄酒ぶどうしゅ醸造所（後志管内余市町黒川町）の敷地内にレストランを新設するなど大幅リニューアルに取り組む。１億円規模の総工費を投じ来年春ごろ着工、８月の改装オープンを目指す。初の大幅リニューアルで、余市ワインの消費拡大につなげる考えだ。

　道新のサイトを見ると、ほんっとに骨子というか、記事の最初の方しか載ってないです。
　みなさん、新聞を購読しましょう。
（思いっきりポジショントークだな。苦笑。でも、マジメに言ってます）



　それはさておき、紙面には出ていてサイトに載っていない後段の部分に

「既存の倉庫を改装し、道内の若手芸術家の絵画などを展示するギャラリーを開設」

とあります。

　日本清酒というと、札幌の地酒である千歳鶴の製造元です。
　千歳鶴ミュージアムは観光名所にもなっていますが、2003～05年のオープン当初は、ギャラリーを併設しており、ハワイの風景写真をもとにユートピア的なコンピュータグラフィクスを制作する松山敏さんや、陶芸家の上田隆之さんや蔦井乃理子さん、廣島経明さんの写真展、さらに「カナタアツコ＋JAMANI＋阿部有未」という珍しい組み合わせの版画などの3人展なども開いていました。
　ジャズライブなどもよく開かれていましたが、突然、活発な活動をやめてしまったのです。

　さて、余市のギャラリーですが、詳細は報じられていません。
　「貸し」では、利用する人はあまりいないでしょう。
　「企画」する担当者が配置され、きちんと展覧会の日程を組んで、回していくのでしょうか。

　後志地方は、小樽、岩内、倶知安くっちゃん、共和に美術館があるなど、札幌からアート観光に出かけやすい土地です。余市にしっかりした施設ができるとしたら、小樽の隣という条件からしても、行きやすいのではないでしょうか。
　続報に期待したいと思います。