「5月1日の各紙を読む」でふれたニューヨークでの競売だが、ピカソの、いすにすわるドラ・マールと黒猫を描いた1914年の絵はなんと9552万ドルで落札されたという。これは、やはりピカソの「パイプを持つ少年」の1億420万ドルに次ぐ史上2位の記録とか。
ゴッホの「アルルの女・ジヌー夫人」は4034万ドル。マティスの「背中を見せて眠る裸婦」(1927年)は1849万6000ドル(手数料など込み)。
(以上、朝日、読売から)
2日の1面トップは各紙とも、在日米軍の最終報告。
いちばん分かりやすかったのは朝日。
見出しを書くと
「基地と民意 地元に残る疑念・不安」
が目に入る。
毎日、道新も同様のトーン。読売は、事実を淡々と伝えていたが、どの面をひっくり返しても「地元に残る疑念・不安」に該当する記事や見出しがない。岩国市も宜野座村も反対で固まっているのだから、今回の合意の通りにスムーズに行くはずがないのだ。
Coccoが詩を書いていた(1日毎日)
それにしても移設費用などのうち3兆円を日本が負担するという。
この数字が「精査されたものでない」ことを、米高官が認めている。
地方自治体がハコモノ(施設)をつくるとき、小さいもので数億、大きいもので数十億円が相場である。100億円以上というのは相当にでかい事業だ。だから、3兆円というのは、グアムにいろいろ建設するにせよ、巨額すぎて想像もできない。
そこまでして米国のご機嫌をとらなくてはならんものなのか。
しかし、朝日の2日2面「国民投票法案 メディア規制全廃へ」は完全な誤報。2日読売夕刊などが伝えたとおり、メディア規制はのこる見通しとなった。
新聞協会は完全撤廃を要求している。
肩のこらない話題としては、毎日の2日夕刊「“メークの魔術師”ルノワール」。
ゴッホの「アルルの女・ジヌー夫人」は4034万ドル。マティスの「背中を見せて眠る裸婦」(1927年)は1849万6000ドル(手数料など込み)。
(以上、朝日、読売から)
2日の1面トップは各紙とも、在日米軍の最終報告。
いちばん分かりやすかったのは朝日。
見出しを書くと
米軍再編 最終合意とあり、すぐ近くに連載企画「再編の決算」の見出し
日米同盟「新たな段階」
普天間移設 14年目標
閣僚安保協議
「基地と民意 地元に残る疑念・不安」
が目に入る。
毎日、道新も同様のトーン。読売は、事実を淡々と伝えていたが、どの面をひっくり返しても「地元に残る疑念・不安」に該当する記事や見出しがない。岩国市も宜野座村も反対で固まっているのだから、今回の合意の通りにスムーズに行くはずがないのだ。
Coccoが詩を書いていた(1日毎日)
(前略)普天間基地の移設に伴い
沿岸だろうと沖合だろうと
ヘリポートが建設されれば
私たちはまた一つ景色を失う。(中略)
返還とは、次の移設の始まりで
基地受入れのバトンリレーは
終らない。(後略)
それにしても移設費用などのうち3兆円を日本が負担するという。
この数字が「精査されたものでない」ことを、米高官が認めている。
地方自治体がハコモノ(施設)をつくるとき、小さいもので数億、大きいもので数十億円が相場である。100億円以上というのは相当にでかい事業だ。だから、3兆円というのは、グアムにいろいろ建設するにせよ、巨額すぎて想像もできない。
そこまでして米国のご機嫌をとらなくてはならんものなのか。
しかし、朝日の2日2面「国民投票法案 メディア規制全廃へ」は完全な誤報。2日読売夕刊などが伝えたとおり、メディア規制はのこる見通しとなった。
新聞協会は完全撤廃を要求している。
肩のこらない話題としては、毎日の2日夕刊「“メークの魔術師”ルノワール」。
ルノワールの描いた女性の肌を分析すると、青と赤を巧みに組み合わせ透明感を高める現代のメークに近い色遣いをしていることが、ポーラ化粧品本舗(東京都品川区)の研究で分かった。