(承前)
午後、札幌芸術の森美術館で「さっぽろ 昭和30年代」展。
このブログの読者はおそらくすでにご覧になっていると思うが、見ごたえのある展覧会だった。
小川原脩、栃内忠男の完全な抽象画とか、岡部昌生さんの油彩とか、意外な作品がいっぱい。
同時代に活躍した美術家の作品を集めただけではなく、あくまで同時代で横にスパッと切って紹介しているので、かならずしく各作家のベスト(あるいは典型的な作品)が展示されているのではないが、その分かえって、ひとつの時代の様相が浮かび上がるようになっている。
そして、展覧会タイトルになっている昭和30年代だけでなく、それ以前、それ以後とのつながりも忘れていない構成になっているのだ。
会場の出口に、今回の展覧会の「主人公」であるなかがわつかさがほぼ独力で編集発行した「美術北海道」のバックナンバーのコピーがそろっていたが、あまりじっくり読む時間がなかったのが残念。
これ、古書店でも見たことないんだよな(「美術ノート」はたまに見かける)。
図書館なんかで読めるようになっていたらいいなあ。
帰りは、バスを石山陸橋で降りて、石山2条1丁目まで歩き、そこから札幌駅行きのじょうてつバスで南14西11まで行くという高度な作戦を立てた。
石山2の1のバス停まで来て時刻表を見ると、なんと1分後に札幌駅行きがあるではないか。
自分の立てた作戦のすばらしさに酔いつつ、来たバスに乗ったら、どうも全体的に遅れていたらしく、札幌駅行きではなく真駒内駅行きであった。orz
策士策におぼれてしまった。
やむを得ず、真駒内駅前からタクシーでアトリエムラギャラリーへ。
ところで、新聞やテレビニュースでは連日のように、札幌、江別、岩見沢方面の大雪被害が報じられているが、22日から札幌の中央、豊平、南区を通っていても、それほどの大雪とは見受けられない。
どうやら、いま挙げた区は少なく、北、東、厚別などが多いという話を耳にした。
タクシーの運転手さんいわく
「東区などは、道路際の雪の壁が2メートルありますからね。そうそう、これから通る石山通は、北のほうに行けば行くほど雪の壁が高くなるのがわかりますよ」。
まさかと思ったら、本当だった。
アトリエムラギャラリーでは阿部典英展のオープニングパーティ。
十勝方面の人も来ておりなかなかの盛況。
鹿追の神田日勝記念美術館の菅副館長の姿も。「この春で定年退職するつもりでたくさん展覧会を企画しましたら、この春以降も続けろということになりまして」
途中で失礼して、南14西11から札幌駅行きのじょうてつバスに乗り、北2西3で降車。
中央バスターミナルまで歩き、都市間高速バス「ドリーミントオホーツク号」に乗って北見へ。
ほぼ満席で、最前列だったため、座席まわりが暗く、本が読めないのには閉口した。しかしこれは仕方ない。
高速道は全線、速度規制されていた。もっとも、最近はずっと吹雪や事故で通行止めが頻発していたから、全線高速を通れただけでも良しとしなくてはなるまい。
午後、札幌芸術の森美術館で「さっぽろ 昭和30年代」展。
このブログの読者はおそらくすでにご覧になっていると思うが、見ごたえのある展覧会だった。
小川原脩、栃内忠男の完全な抽象画とか、岡部昌生さんの油彩とか、意外な作品がいっぱい。
同時代に活躍した美術家の作品を集めただけではなく、あくまで同時代で横にスパッと切って紹介しているので、かならずしく各作家のベスト(あるいは典型的な作品)が展示されているのではないが、その分かえって、ひとつの時代の様相が浮かび上がるようになっている。
そして、展覧会タイトルになっている昭和30年代だけでなく、それ以前、それ以後とのつながりも忘れていない構成になっているのだ。
会場の出口に、今回の展覧会の「主人公」であるなかがわつかさがほぼ独力で編集発行した「美術北海道」のバックナンバーのコピーがそろっていたが、あまりじっくり読む時間がなかったのが残念。
これ、古書店でも見たことないんだよな(「美術ノート」はたまに見かける)。
図書館なんかで読めるようになっていたらいいなあ。
帰りは、バスを石山陸橋で降りて、石山2条1丁目まで歩き、そこから札幌駅行きのじょうてつバスで南14西11まで行くという高度な作戦を立てた。
石山2の1のバス停まで来て時刻表を見ると、なんと1分後に札幌駅行きがあるではないか。
自分の立てた作戦のすばらしさに酔いつつ、来たバスに乗ったら、どうも全体的に遅れていたらしく、札幌駅行きではなく真駒内駅行きであった。orz
策士策におぼれてしまった。
やむを得ず、真駒内駅前からタクシーでアトリエムラギャラリーへ。
ところで、新聞やテレビニュースでは連日のように、札幌、江別、岩見沢方面の大雪被害が報じられているが、22日から札幌の中央、豊平、南区を通っていても、それほどの大雪とは見受けられない。
どうやら、いま挙げた区は少なく、北、東、厚別などが多いという話を耳にした。
タクシーの運転手さんいわく
「東区などは、道路際の雪の壁が2メートルありますからね。そうそう、これから通る石山通は、北のほうに行けば行くほど雪の壁が高くなるのがわかりますよ」。
まさかと思ったら、本当だった。
アトリエムラギャラリーでは阿部典英展のオープニングパーティ。
十勝方面の人も来ておりなかなかの盛況。
鹿追の神田日勝記念美術館の菅副館長の姿も。「この春で定年退職するつもりでたくさん展覧会を企画しましたら、この春以降も続けろということになりまして」
途中で失礼して、南14西11から札幌駅行きのじょうてつバスに乗り、北2西3で降車。
中央バスターミナルまで歩き、都市間高速バス「ドリーミントオホーツク号」に乗って北見へ。
ほぼ満席で、最前列だったため、座席まわりが暗く、本が読めないのには閉口した。しかしこれは仕方ない。
高速道は全線、速度規制されていた。もっとも、最近はずっと吹雪や事故で通行止めが頻発していたから、全線高速を通れただけでも良しとしなくてはなるまい。