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米ローズ美術館閉館へ。景気後退で寄付金減少

2009年01月28日 20時54分10秒 | 新聞などのニュースから
 ロイターのサイトを見ていたら、こんな記事を見つけました。

 [ボストン 27日 ロイター] 米マサチューセッツ州にある大学が、景気後退の影響による財政危機に対応するため、約3億5000万ドル(約312億円)に上る所蔵美術品の売却を計画している。

 ブランダイス大学の理事会は26日、構内に併設するローズ美術館を夏いっぱいで閉鎖し、ポップアートで知られる米国の芸術家アンディ・ウォーホールやユダヤ系画家ロイ・リキテンスタインの絵画など、所蔵する全6000点の作品を売却することを採択した。景気後退で寄付金が減少していることを受けての措置だという。(以下略)


http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-36129720090128


 大学のサイトでも詳しく報じられています。

http://www.brandeis.edu/now/2009/january/rosedecision.html

Brandeis University’s Board of Trustees today voted unanimously to close the Rose Art Museum as part of a campus-wide effort to preserve the university’s educational mission in the face of the historic economic recession and financial crisis. Board members stressed that the museum decision will not alter the university’s commitment to the artsand the teaching of the arts.



 こちらによると、ナム・ジュン・パイクやマシュー・バーニーなどを所蔵しているそうです。

 所蔵品を切り売りするのではなく、閉鎖してしまうというのが、ずいぶんと思い切ったというか…。


 なお、ロイター電の文中にある「3億5000万ドル」というのは、2007年当時の評価額なので、現在は変わっているかもしれません。


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