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京都へ(13) まさかの京都文化博物館会場

2015年06月06日 21時08分27秒 | 道外の国際芸術祭
(承前)

 やってきた京阪電車。
 さすが京都(?)、座席シートの色が抹茶色である。

 賀茂大橋のほとりで聴いたスーザン・フィリップスのサウンドインスタレーションについては、別項ですでに触れた
 そのとき、鴨川と市民の距離の近さについても感嘆まじりに記したが、もちろん、その分、右の画像のような違法行為も出てくるわけで、世の中には「全面的に良い」ということはなかなか無いものである。

 次の目的地は、午後7時まであいているPARASOPHIA会場である「京都文化博物館 別館」。
 森村泰昌作品などが展開されているとのことで、これは見逃せない。
 入場は6時半まで。時間があまりないので、タクシーで行くことにする。

 PARASOPHIA の大きな垂れ幕がさがった市役所の前を過ぎ、繁華街の細い道を通り過ぎて、車は京都文化博物館の前に着く。
 館内に入り、係の女性にPARASOPHIA のチケットを見せると、奥のエレベーターで3階だと案内される。
 3階でエレベーターをおりて、会場の扉を開けると…。

 そこでは、森村作品の展示ではなく、『オー!マイキー特別編』の上映が行われていたのだ。

 …orz         




 「オー!マイキー」は、かつてTVHで放送されていたので、ご覧になった方もおられるだろうが、人間の代わりにアメリカ人のマネキンが登場する3分程度の短編ドラマである。
 マネキンの夫婦とひとり息子、そのガールフレンドなどが出てくるが、マネキンなので、当然動かない。
 ただ、日本語の声優が声を当てて、ブラックユーモアあふれる会話を繰り広げている。
 地上波テレビで放送するには、かなり変わった番組である。

 作り手の石橋義正さんは、PARASOPHIA に映像作品を出品していた。
(ボランティアの方はお勧めしていたが、行列ができていたので、見なかった)
 それで「オー!マイキー」の上映会が関連イベントとして行われていたのである。

 まあ、「オー!マイキー」もおもしろいから、いいけどね。

 しかも、この晩は、テレビ未上映の「犯罪者マイキー」や、日本人一家が昭和な家族を演じる回なども上映されていたのだ。

 とはいえ、通常は1回分だけをテレビで見るのに、1時間も連続してスクリーンで見るというのは、さすがに…。なんといったらいいのか…。



 You Tube には、かなりの本数が勝手にアップされているようなので、参考にはりつけておきます。

 




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