北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

友澤ノブさん死去(湧別、織り作家)

2022年03月06日 09時57分58秒 | 情報・おしらせ
 北海道新聞3月6日「おくやみ」面のオホーツク管内湧別町の項に載っている友澤ノブさん(93)は、絵織りを作る方だと思われます。

 同紙2011年10月13日オホーツク面「人はなし」などによると、友沢ノブさんは60歳を超えて町内の織物講座に出席したのがきっかけ。ところが、そこはわらで俵を編む講座で、したいこととは違っていたそう。
 そこで紋別市の女性から紹介されて、機織り機を導入し、独学で「絵織り」を習得。知床と遊覧船、流氷、湧別のチューリップ畑など、風景を写実的に表現する織物を制作するようになりました。

 地元の団体公募展「オホーツク美術展」では、毎年のように入選を続け、2013年に会友になりました。
 筆者が確認できたのは次の通り。

2015 会友賞「瀬戸瀬の紅葉」
 13 奨励賞、会友推挙
 09 優秀賞「オホーツクの王者」
2002、03、04、05、06、07、10、11年入選


 紋別市や湧別町内では何度か作品展を開いていたようですが、筆者は見る機会がなく、友沢さんの作品についても知りませんでした。会ったこともありませんし、オホーツク美術展でも目を留めたことがなく、お恥ずかしいことです。

 道南や道東には、札幌では発表したことがなくても、地道に制作を続けている人が大勢います。
 そういう方たちにも目を向けていかなくては、とあらためて思います。

 ご冥福をお祈りします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。