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滝錬太郎「なかよし みんな なかよく ぼくも わたしも」(オホーツク管内遠軽町)

2022年03月17日 08時19分11秒 | 街角と道端のアート
 埼玉県在住の彫刻家、滝錬太郎さんによる彫刻は、遠軽信用金庫の寄贈などにより、遠軽地方にいくつも立っています。
 もう網羅できただろうと思っていたら、まだありました。

 
 しかも、比較的写実的な作風の多い滝さんにしては、人物の顔を円形に処理するなど、キュビスム的というか、独特のデフォルメが効いた形態です。
 ふたりは、いずれも左腕を挙げています。
 胴体も直線的に、直方体のように処理されています。後頭部も、三角帽子をかぶっているようで、大胆な造形ですね。

 台座がやたらと立派なのも目を引きます。

 台座の正面の銘板には

  なかよし
 みんな
   なかよく
 ぼくも
  わたしも
 正人書


と書かれているようです(摩耗が激しいですが)。

 
 学校入り口の正面に、左にこの「みんななかよし」、中央に二宮金次郎像、右側に「閉校記念碑」の順に並んでいます。

 この校舎は、2009年春まで遠軽郁凌高の校舎として使われていました。
 1955年に遠軽家政高校として開校し、90年には道内初の情報ビジネス科を開設するとともに、男女共学の遠軽郁凌と名前を変えました。
 校舎がわりと新しかったため、老朽化した遠軽小が2010年の夏休み明けから引っ越してきています。

 閉校記念碑は遠軽郁凌高校のものでしょう。
 みんななかよしと二宮像は、遠軽小のものと思われ、おそらく校舎とともに移したのだと推察されます。


 

 ちなみに元の遠軽小校舎は、時々活用策が議論されますが、妙案のないまま現在に至っています(つまり、使われないままです)。




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・遠軽バスターミナルから北海道北見バス「遠軽町内循環線」に乗り「西2線」降車、約210メートル、徒歩3分

・遠軽バスターミナルから遠軽町営バス「瀬戸瀬温泉線」、北海道北見バス「遠軽町内循環線」に乗り「西町40号」降車、約540メートル、徒歩7分

・遠軽バスターミナルから町営バス「遠軽丸瀬布線」、北海道北見バス「清里線(キララン清里行き)」もしくは「遠軽町内循環線」に乗り「遠軽寿町」降車、約1.3キロ、徒歩18分

・都市間高速バス「高速えんがる号」(札幌→遠軽)、特急バス「北大雪号」(旭川→遠軽)で「木楽館前」降車、約2キロ、徒歩26分
・JR遠軽駅、遠軽バスターミナルから約2.1キロ、徒歩27分



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