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すみません。もう始まっています。
北海道の後志管内の4町にある五つの美術館・文学館が共同で行う展覧会。
道内のアートファンには、夏の風物詩として定着しつつあるのではないかと思います。
今回はお天気がテーマ。
筆者は後志地方に住んだことがないので、その特徴はあまりよくわからないのですが、とりあえず冬は、雪がすごそう。
海岸線はホワイトアウトに見舞われることもあるでしょう。倶知安は道内屈指の豪雪地帯です。
参加するのは
有島記念館(ニセコ町有島57)、
木田金次郎美術館(岩内町万代51-3)、
荒井記念美術館(同町野束505)、
西村計雄記念美術館(共和町南幌似143-2)、
小川原脩記念美術館(倶知安町北6東7)
の5館です。
いずれも7月13日(土)~9月23日(月)。
小川原脩記念美術館のみ、火曜休み。他館は月曜休みで祝日の場合は翌日が休みです。
ただし木田金次郎美術館は8月12日は開館します。
荒井記念美術館は7月16日、8月20日、9月10日休みます(いずれも火曜)。
時間は午前9時~午後5時。
木田金次郎美術館のみ午前10時~午後6時です。
入館が30分前までなのは、5館ともおなじです。
有島記念館「雪、雪、雪」
同時開催で「夏の藤倉英幸展 Part3 ー藤倉はり絵の原点・斎藤清の版画とともに」。
日本の近代文学を代表する「或る女」や、木田金次郎がモデルといわれる「生まれ出る悩み」などで知られる文豪・有島武郎の資料を展示している文学館ですが、近年は美術の展示にも力を入れています。
JR北海道の車内誌の表紙などで知られ、道民の郷愁を誘うはり絵を制作するイラストレーター藤倉英幸さんから作品の寄贈を受け、その作品を展示しています。
斎藤清は、言わずと知れた戦後の木版画の第一人者ですが、藤倉さんがはり絵技法に転じるきっかけになったのがこの人の代表的シリーズ「会津の冬」だったとのこと。こちらも楽しみです。
一般500円(400円)/高校生100円/中学生以下とニセコ町在住の65歳以上無料
かっこ内は10人以上の団体(以下、各館も同様)
・7月14日(日)午後2時 能登谷安紀子ヴァイオリンリサイタル
・27日(土)午後1時 藤倉英幸による「はり絵教室」(要申し込み)
・8月31日(土)午後1時 歌とピアノのコンサート 河口しほり(sp)、浅沼恵輔(pf)
・9月21日(土)午後1時 秋の有島記念館コンサート アンサンブルパシフィックノース出演
(ほかにも事業が予定されています)
・道南バスの「ルスツリゾート」行きで「有島記念館前」降車、約380メートル、徒歩5分
・ニセコバスの「ニセコ駅前」行きで「ニセコハイツ前」降車、約1.04キロ、徒歩14分
・JRニセコ駅から約2.1キロ、徒歩27分
木田金次郎美術館「雲のある風景」
木田は風景画が多いのですが、いわれてみると確かに雲一つない青空は描いていません。
木田のほか、西村計雄、小川原脩、山岸正巳、藤倉英幸の作品から雲に焦点をあてて紹介するそうです。
開館25周年記念特別展示「東京の木田金次郎」を11月4日まで同時開催。
一般500円(400円)/高校生200円(150円)/小中学生100円(80円)
・7月13日(土)午後2時 第25回木田金次郎生誕祭 スライドショー「東京の木田金次郎」
・8月1日(木)午後1時半~3時半 夏休みワークショップ「気分よく「エイッ」と書いてみよう」(要申し込み)
・24日(土)午後6時半~8時 夏のナイトオープン
・9月14日(土)午後1時~4時半 美術館講座 第3回「有島再会バスツアー」
・都市間高速バス「高速いわない号」で、終点の岩内バスターミナルで降りてすぐ
荒井記念美術館「ピカソの天気」
ピカソの版画を大量に所蔵している美術館。
9月8日まで常設展II「巨匠への道」、9月11日(水)~11月10日(日)に常設展III「ピカソと動物たち」を同時開催しています。
一般千円(900円)/高大生700円(600円)/小中生400円(300円)
西村計雄記念美術館「こちら、荒れ模様です」
共和町小沢の出身で、ピカソを取り扱ったパリの大画商カーンワイラーと契約し、東京やパリで活動した画家です。
今回は嵐などの悪天候や、荒々しいタッチの作品を紹介。
同時開催は「展示作品人気アンケート展」(~9月23日)です。
一般500円(400円)/高校生200円(150円)/小中学生100円(80円)
・7月27日(土)午前10時~正午 トライアート「なが~い絵」に挑戦!(要申し込み)
・8月3日(土)午後1時~3時半 開館20周年記念トライアート「世界一大きな絵2020」に挑戦!
・11日(日)午後7時~8時半 トライアート「星空観察」に挑戦! (要申し込み)
都市間高速バス「高速いわない号」で「共和役場前」で降り、徒歩10分ほど
小川原脩記念美術館「青空!」
小川原脩は全道展の創立会員として、戦後の道内洋画壇を代表する画家として活躍しました。
同時開催は、常設展「小川原脩展 私の中の原風景」(~8月4日)と、8月10日(土)から11月10日(日)まで開館20周年記念特別展「小川原脩の世界」です。
一般500円(400円)/高校生300円(200円)/小中学生100円(50円)
・7月13日(土)午後2~3時 ミュージアム・コンサート「オカリナ日和」
・8月3日(土)、4日(日) くっちゃんじゃが祭り協賛「ご来館の方にオリジナルグッズプレゼント」
・JR倶知安駅から約2.3キロ、徒歩30分
・ニセコバス「倶知安役場前」から約1.1キロ、徒歩14分
・道南バス「喜茂別」「伊達駅前」行きで「白樺団地」降車、約400メートル、徒歩5分
※いずれもJR倶知安駅前から乗れます
また「しりべしミュージアムロードコンサート」と題して「室内楽の魅力~世界の四季より」が5館で開かれます。
日程は次の通り。
9月7日(土)午前11時 小川原脩記念美術館
午後3時 有島記念館
午後7時 木田金次郎美術館
9月8日(日)午前11時 一般財団法人荒井記念美術館
午後3時 西村計雄記念美術館
時間はいずれも40分間。
北濱侑樹(fl)、中倫子(vi)、小笠原いづみ(contrabass)の各氏。
会期中、記念グッズが当たるスタンプラリーが行われます。
また、受付で5館いずれかの入場半券を提示すると、団体割引料金で見られます(かっこ内の値段です)。
あと、荒井記念美術館はわからないですが、ほかの4館はたしか、JAF割引があるので、半券を忘れても大丈夫です。
まあ、ふつうはドライブがてら行くと思いますが、荒井記念美術館以外は路線バスでも行けます。
同館以外の4館を、札幌から日帰りで回った記録が以下にありますので、ぜひ参考にしてください。全10回の大長編です。
バスと列車で後志地方の4館を巡る(1)
北海道の後志管内の4町にある五つの美術館・文学館が共同で行う展覧会。
道内のアートファンには、夏の風物詩として定着しつつあるのではないかと思います。
今回はお天気がテーマ。
筆者は後志地方に住んだことがないので、その特徴はあまりよくわからないのですが、とりあえず冬は、雪がすごそう。
海岸線はホワイトアウトに見舞われることもあるでしょう。倶知安は道内屈指の豪雪地帯です。
参加するのは
有島記念館(ニセコ町有島57)、
木田金次郎美術館(岩内町万代51-3)、
荒井記念美術館(同町野束505)、
西村計雄記念美術館(共和町南幌似143-2)、
小川原脩記念美術館(倶知安町北6東7)
の5館です。
いずれも7月13日(土)~9月23日(月)。
小川原脩記念美術館のみ、火曜休み。他館は月曜休みで祝日の場合は翌日が休みです。
ただし木田金次郎美術館は8月12日は開館します。
荒井記念美術館は7月16日、8月20日、9月10日休みます(いずれも火曜)。
時間は午前9時~午後5時。
木田金次郎美術館のみ午前10時~午後6時です。
入館が30分前までなのは、5館ともおなじです。
有島記念館「雪、雪、雪」
同時開催で「夏の藤倉英幸展 Part3 ー藤倉はり絵の原点・斎藤清の版画とともに」。
日本の近代文学を代表する「或る女」や、木田金次郎がモデルといわれる「生まれ出る悩み」などで知られる文豪・有島武郎の資料を展示している文学館ですが、近年は美術の展示にも力を入れています。
JR北海道の車内誌の表紙などで知られ、道民の郷愁を誘うはり絵を制作するイラストレーター藤倉英幸さんから作品の寄贈を受け、その作品を展示しています。
斎藤清は、言わずと知れた戦後の木版画の第一人者ですが、藤倉さんがはり絵技法に転じるきっかけになったのがこの人の代表的シリーズ「会津の冬」だったとのこと。こちらも楽しみです。
一般500円(400円)/高校生100円/中学生以下とニセコ町在住の65歳以上無料
かっこ内は10人以上の団体(以下、各館も同様)
・7月14日(日)午後2時 能登谷安紀子ヴァイオリンリサイタル
・27日(土)午後1時 藤倉英幸による「はり絵教室」(要申し込み)
・8月31日(土)午後1時 歌とピアノのコンサート 河口しほり(sp)、浅沼恵輔(pf)
・9月21日(土)午後1時 秋の有島記念館コンサート アンサンブルパシフィックノース出演
(ほかにも事業が予定されています)
・道南バスの「ルスツリゾート」行きで「有島記念館前」降車、約380メートル、徒歩5分
・ニセコバスの「ニセコ駅前」行きで「ニセコハイツ前」降車、約1.04キロ、徒歩14分
・JRニセコ駅から約2.1キロ、徒歩27分
木田金次郎美術館「雲のある風景」
木田は風景画が多いのですが、いわれてみると確かに雲一つない青空は描いていません。
木田のほか、西村計雄、小川原脩、山岸正巳、藤倉英幸の作品から雲に焦点をあてて紹介するそうです。
開館25周年記念特別展示「東京の木田金次郎」を11月4日まで同時開催。
一般500円(400円)/高校生200円(150円)/小中学生100円(80円)
・7月13日(土)午後2時 第25回木田金次郎生誕祭 スライドショー「東京の木田金次郎」
・8月1日(木)午後1時半~3時半 夏休みワークショップ「気分よく「エイッ」と書いてみよう」(要申し込み)
・24日(土)午後6時半~8時 夏のナイトオープン
・9月14日(土)午後1時~4時半 美術館講座 第3回「有島再会バスツアー」
・都市間高速バス「高速いわない号」で、終点の岩内バスターミナルで降りてすぐ
荒井記念美術館「ピカソの天気」
ピカソの版画を大量に所蔵している美術館。
9月8日まで常設展II「巨匠への道」、9月11日(水)~11月10日(日)に常設展III「ピカソと動物たち」を同時開催しています。
一般千円(900円)/高大生700円(600円)/小中生400円(300円)
西村計雄記念美術館「こちら、荒れ模様です」
共和町小沢の出身で、ピカソを取り扱ったパリの大画商カーンワイラーと契約し、東京やパリで活動した画家です。
今回は嵐などの悪天候や、荒々しいタッチの作品を紹介。
同時開催は「展示作品人気アンケート展」(~9月23日)です。
一般500円(400円)/高校生200円(150円)/小中学生100円(80円)
・7月27日(土)午前10時~正午 トライアート「なが~い絵」に挑戦!(要申し込み)
・8月3日(土)午後1時~3時半 開館20周年記念トライアート「世界一大きな絵2020」に挑戦!
・11日(日)午後7時~8時半 トライアート「星空観察」に挑戦! (要申し込み)
都市間高速バス「高速いわない号」で「共和役場前」で降り、徒歩10分ほど
小川原脩記念美術館「青空!」
小川原脩は全道展の創立会員として、戦後の道内洋画壇を代表する画家として活躍しました。
同時開催は、常設展「小川原脩展 私の中の原風景」(~8月4日)と、8月10日(土)から11月10日(日)まで開館20周年記念特別展「小川原脩の世界」です。
一般500円(400円)/高校生300円(200円)/小中学生100円(50円)
・7月13日(土)午後2~3時 ミュージアム・コンサート「オカリナ日和」
・8月3日(土)、4日(日) くっちゃんじゃが祭り協賛「ご来館の方にオリジナルグッズプレゼント」
・JR倶知安駅から約2.3キロ、徒歩30分
・ニセコバス「倶知安役場前」から約1.1キロ、徒歩14分
・道南バス「喜茂別」「伊達駅前」行きで「白樺団地」降車、約400メートル、徒歩5分
※いずれもJR倶知安駅前から乗れます
また「しりべしミュージアムロードコンサート」と題して「室内楽の魅力~世界の四季より」が5館で開かれます。
日程は次の通り。
9月7日(土)午前11時 小川原脩記念美術館
午後3時 有島記念館
午後7時 木田金次郎美術館
9月8日(日)午前11時 一般財団法人荒井記念美術館
午後3時 西村計雄記念美術館
時間はいずれも40分間。
北濱侑樹(fl)、中倫子(vi)、小笠原いづみ(contrabass)の各氏。
会期中、記念グッズが当たるスタンプラリーが行われます。
また、受付で5館いずれかの入場半券を提示すると、団体割引料金で見られます(かっこ内の値段です)。
あと、荒井記念美術館はわからないですが、ほかの4館はたしか、JAF割引があるので、半券を忘れても大丈夫です。
まあ、ふつうはドライブがてら行くと思いますが、荒井記念美術館以外は路線バスでも行けます。
同館以外の4館を、札幌から日帰りで回った記録が以下にありますので、ぜひ参考にしてください。全10回の大長編です。
バスと列車で後志地方の4館を巡る(1)