札幌の楓月まなみさんが深川で個展を開いたので、見に行きました。
下のリンク先からもわかるように、道内のアートシーンに登場したのは比較的近年です。
2019年の新道展で最高賞にあたる協会賞を受賞し、現在は会員です。
2023年はほとんど毎月のようにどこかで展示するというハイペースでした。
今年はさすがに回数は減らしているとはいえ、この後にも札幌での写真グループ展に参加するなど、旺盛な制作意欲をみせています。
筆者は新作がたくさん並んでいるものと思っていたのですが、あとで作者本人に尋ねたところ、そうでもないとのこと。
展示方法を、床に置くなど変更することで、そのように見えていたのではーということでした。
ところで、このアートホール東洲館は、ふたつの展示室があります(ほかに、手前の廊下も市民のギャラリーとして利用しています)。
大きな展示がないときは、奥のほうの展示室を、北海道を代表する書家のひとりとして活躍した小川東洲さんの作品を陳列するスペースにしています。
楓月まなみさんは今でも前衛書の大きな展覧会に出品を続けており、今回は、奥に前衛書や、それから発展したモノトーンの作品を集めて並べました。
これは、小川東洲さんのことを意識しての構成なのだそうです。
なるほど…。
すっかり紹介が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
2024年5月2日(木)~15日(水)午前10時~午後6時(最終日~4時)
アートホール東洲館(深川市1条9番19号 深川市経済センター2階)
過去の関連記事へのリンク
■つらなるかたち Fractal Odyssey (2023年11月25日~12月3日、札幌)
まるまるもりもり
■楓月まなみ展「ときめきをときはなして」 (2022年11月2~7日、札幌)
■第64回新道展 (2019)
■第3回 バックボックス展 (2019)
■AXIS NORTH (2019)