(承前)
続いて、円山公園に近い、ギャラリーRetaraへ。
こちらも、どこに車を止めたらよいのかわからず、半地下になっている駐車スペースに入れたら、あまりの狭さにビビった。
玄関前に行ったら、ギャラリー管理人にして作家の泉修次さんが、ほうきで落ち葉をはいていた。ちょっと早かったか。
遠のいていく風景を求めて「酒井忠康+その仲間たち」展については別項で。
なお、蛇足ではあるが、酒井忠康さんは、世田谷美術館の館長で、それ以前は、日本の公立美術館で最も古い伝統のある神奈川県立近代美術館の館長であった。後志管内余市町出身。
「彫刻の庭」をはじめとする彫刻論や、「遠い太鼓」「画家の日記」など近代日本美術についての著書が多数あり、さらに岩波文庫の「劉生日記」「岸田劉生随筆集」などの編者でもある。
その酒井さんの書と、道内作家の作品による展覧会。21日まで。
車を東に向け、南大通沿い、西12丁目のタイムズパーキングに駐車。
こちらも狭くて、入り口からずーっとバックで車を入れる。となりがベンツで、またも死ぬかと思う。
以下、夕方までずーっと歩き。
都心部は駐車場も高いし、車でのギャラリーまわりには向かないことがあらためてわかった。
きのうも書いたが、市資料館 → Titi → コンチネンタルギャラリー → 器と雑貨 asa
Titiは、南大通沿いの西12丁目の「西ビル」の2階にある小さなお店。1階は美容室である。ここの2階は、個性的な雑貨屋さんが集まっていて、そういうのが好きな人にはたまらないと思う。
むかし「ザリガニヤ」という古書店があったんだよなあ。
一方、「器と雑貨 asa」は、筆者もちょっと迷った。
住所で言うと、大通西8。
北大通から西9丁目通に入った、スープカレー屋さんなどのあるビル(北大通ビル)の11階にある。このビルは、エレベーターが10階までしかなく、10階から階段を上っていくと、お客さんが3人入れば満員になりそうな小さなお店がある。
お店よりも、店の窓の外にある屋上部分の方が広いと思う。北大植物園などが望まれ、見晴らしは良い。
そこで、道南の七尾佳洋さんらの3人展が、12日まで開かれていた。
ちょっとこだわりの食器を見つけたいなあという気分のときには、これくらいの広さの店のほうが、あるいは選びやすいのかもしれない。
(地図は下のほうに)
→富士フイルムフォトサロン → らいらっく・ぎゃらりい
「らいらっく・ぎゃらりい」では、佐藤千穂展(12日で終了)。
黄色や青など明度の高い色をいっぱいに広げた抽象画。落款があるので、もしや日本画? と思って聞いたら、岩絵の具やアクリルなどいろんな画材を使っていても、必ず落款をおすとのこと。
(参考。室蘭民報のサイト。たぶん遠くないうちにリンク切れになります)
次に開かれるときは要チェックだなあ。
12カ所目は、ギャラリー大通美術館で北海道陶芸会45周年記念展。
ふだんは生活雑器などを作っている陶芸家たちがどーんと自分たちの作りたい大作を展示しているので、見ごたえたっぷり。13日まで。
米オレゴン州の陶芸家たちによる陶板もユニーク。
13カ所目は札幌時計台ギャラリー。
毎週、最終日になるのが残念。
森弘志展、大島龍展については後日。どちらも、さすが、の一言。
とりわけ、森さんは、現代美術の時代にあってなお風景画とはいかなる意味を持つのかという、問題意識の鮮明な個展でした。すばらしい。
つぎはギャラリーたぴお。早くも出品作家による宴会が始まっていたので、「きょうはめずらしく車なんで」と辞去する。
大同ギャラリーと道新ぎゃらりーはパス。時間がない。
スカイホールでもみじ窯 香西信行陶芸展。13日まで。
聞けば、香西さんは、今年で穴窯築窯後、20年連続の個展となるという。
「ほとんどが新作ですからね。なかなか大変でした」
来年は休み、米国での個展に向けての準備に取り組むという。
というわけで、しばらくは札幌で見られないかも。
さいとうギャラリー→アートスペース201
アートスペース201では、出品者?どうしが、大声でけんかしていた。
丸井今井の地下でワインを購入。
西4丁目から市電に乗って中央区役所前で降りる。
タイムズパーキングに戻ってきたら、入れるときにあれほど苦労したのに、他の車はすべていなくなっていた。駐車料金2000円なり。
ううむ。「1dayカード」を使えば市内の公共交通機関はどれだけ乗っても1000円だからなあ。
このへんまで来るとさすがに疲れていて、ギャラリー門馬でくろがねと空間のアーティストトークがあったのだが、半分寝ていた。出品者の皆さん、久米さん、大井さん、すみません。
オープニングパーティーは、若くて知り合いでない人が多くてアウエー感。
途中で辞去し、トオンカフェに寄ろうとしたが、照明が落ちている。
土日は閉まるのが早いのか。しまった。
(追記。土曜は通常通り午後10時まで。このとき暗かったのは、ライブ演奏中だったためのようです)
それから、帰路に向かったが、なんと澄川のあたりで忘れ物に気づき、ギャラリー門馬に戻ったら、A party must go on! 状態であった。
ピザを一切れいただいたら、もうおなかがいっぱいで、家に着くと、もう晩飯もほしくないのだった。
若かりし頃の食欲はすでにないのだ。ああ。
しかし、こんな雑文を書くのに1時間以上かかってるんだから、もう、なんか、ダメダメですね。
続いて、円山公園に近い、ギャラリーRetaraへ。
こちらも、どこに車を止めたらよいのかわからず、半地下になっている駐車スペースに入れたら、あまりの狭さにビビった。
玄関前に行ったら、ギャラリー管理人にして作家の泉修次さんが、ほうきで落ち葉をはいていた。ちょっと早かったか。
遠のいていく風景を求めて「酒井忠康+その仲間たち」展については別項で。
なお、蛇足ではあるが、酒井忠康さんは、世田谷美術館の館長で、それ以前は、日本の公立美術館で最も古い伝統のある神奈川県立近代美術館の館長であった。後志管内余市町出身。
「彫刻の庭」をはじめとする彫刻論や、「遠い太鼓」「画家の日記」など近代日本美術についての著書が多数あり、さらに岩波文庫の「劉生日記」「岸田劉生随筆集」などの編者でもある。
その酒井さんの書と、道内作家の作品による展覧会。21日まで。
車を東に向け、南大通沿い、西12丁目のタイムズパーキングに駐車。
こちらも狭くて、入り口からずーっとバックで車を入れる。となりがベンツで、またも死ぬかと思う。
以下、夕方までずーっと歩き。
都心部は駐車場も高いし、車でのギャラリーまわりには向かないことがあらためてわかった。
きのうも書いたが、市資料館 → Titi → コンチネンタルギャラリー → 器と雑貨 asa
Titiは、南大通沿いの西12丁目の「西ビル」の2階にある小さなお店。1階は美容室である。ここの2階は、個性的な雑貨屋さんが集まっていて、そういうのが好きな人にはたまらないと思う。
むかし「ザリガニヤ」という古書店があったんだよなあ。
一方、「器と雑貨 asa」は、筆者もちょっと迷った。
住所で言うと、大通西8。
北大通から西9丁目通に入った、スープカレー屋さんなどのあるビル(北大通ビル)の11階にある。このビルは、エレベーターが10階までしかなく、10階から階段を上っていくと、お客さんが3人入れば満員になりそうな小さなお店がある。
お店よりも、店の窓の外にある屋上部分の方が広いと思う。北大植物園などが望まれ、見晴らしは良い。
そこで、道南の七尾佳洋さんらの3人展が、12日まで開かれていた。
ちょっとこだわりの食器を見つけたいなあという気分のときには、これくらいの広さの店のほうが、あるいは選びやすいのかもしれない。
(地図は下のほうに)
→富士フイルムフォトサロン → らいらっく・ぎゃらりい
「らいらっく・ぎゃらりい」では、佐藤千穂展(12日で終了)。
黄色や青など明度の高い色をいっぱいに広げた抽象画。落款があるので、もしや日本画? と思って聞いたら、岩絵の具やアクリルなどいろんな画材を使っていても、必ず落款をおすとのこと。
(参考。室蘭民報のサイト。たぶん遠くないうちにリンク切れになります)
次に開かれるときは要チェックだなあ。
12カ所目は、ギャラリー大通美術館で北海道陶芸会45周年記念展。
ふだんは生活雑器などを作っている陶芸家たちがどーんと自分たちの作りたい大作を展示しているので、見ごたえたっぷり。13日まで。
米オレゴン州の陶芸家たちによる陶板もユニーク。
13カ所目は札幌時計台ギャラリー。
毎週、最終日になるのが残念。
森弘志展、大島龍展については後日。どちらも、さすが、の一言。
とりわけ、森さんは、現代美術の時代にあってなお風景画とはいかなる意味を持つのかという、問題意識の鮮明な個展でした。すばらしい。
つぎはギャラリーたぴお。早くも出品作家による宴会が始まっていたので、「きょうはめずらしく車なんで」と辞去する。
大同ギャラリーと道新ぎゃらりーはパス。時間がない。
スカイホールでもみじ窯 香西信行陶芸展。13日まで。
聞けば、香西さんは、今年で穴窯築窯後、20年連続の個展となるという。
「ほとんどが新作ですからね。なかなか大変でした」
来年は休み、米国での個展に向けての準備に取り組むという。
というわけで、しばらくは札幌で見られないかも。
さいとうギャラリー→アートスペース201
アートスペース201では、出品者?どうしが、大声でけんかしていた。
丸井今井の地下でワインを購入。
西4丁目から市電に乗って中央区役所前で降りる。
タイムズパーキングに戻ってきたら、入れるときにあれほど苦労したのに、他の車はすべていなくなっていた。駐車料金2000円なり。
ううむ。「1dayカード」を使えば市内の公共交通機関はどれだけ乗っても1000円だからなあ。
このへんまで来るとさすがに疲れていて、ギャラリー門馬でくろがねと空間のアーティストトークがあったのだが、半分寝ていた。出品者の皆さん、久米さん、大井さん、すみません。
オープニングパーティーは、若くて知り合いでない人が多くてアウエー感。
途中で辞去し、トオンカフェに寄ろうとしたが、照明が落ちている。
土日は閉まるのが早いのか。しまった。
(追記。土曜は通常通り午後10時まで。このとき暗かったのは、ライブ演奏中だったためのようです)
それから、帰路に向かったが、なんと澄川のあたりで忘れ物に気づき、ギャラリー門馬に戻ったら、A party must go on! 状態であった。
ピザを一切れいただいたら、もうおなかがいっぱいで、家に着くと、もう晩飯もほしくないのだった。
若かりし頃の食欲はすでにないのだ。ああ。
しかし、こんな雑文を書くのに1時間以上かかってるんだから、もう、なんか、ダメダメですね。
そりゃ、行きにくいっすね。
器と雑貨asaは、オフィスビルの屋上でどうしてこんなお店をやっているのか、不思議な感じでした。