北海道美術ネット別館

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風邪が治るのを待っていられない2024年12月3日

2024年12月04日 18時05分32秒 | つれづれ日録
 11月23日以来、実に10日ぶりのギャラリー巡りです。

 本職? といっても過言ではない日課を放っておいていったい何をしていたかというと、寝ていました。
 風邪をひいていたのです。
 
 風邪といってもそんなにたいした症状ではありません。
 今年の春までであれば「休みたいな」とボヤきつつも出社し、時折はなをかみながら仕事をしていたと思います。

 ところがいまは、休みたければ休めるという境遇です。
 大事をとって自宅で横になっていると、際限なく眠れてしまいます。
 11月の最終週はついにほとんど外出をせず、ご案内をいただいていたいくつかの展覧会を見逃してしまいました。
 
 完治するのを待っていたら、半永久的に引きこもりになってしまう…。
 
 危機感を抱いて、2日夕方に自宅周辺を散歩してリハビリテーションした後、3日昼から本格的に外出しました。

 久しぶりの外界では、バス運賃が値上がりし、210円が240円になっていました。
 
  
 まずは、この日で終了する「2人のATSUKO の版画展」のためマリヤギャラリーへ。
 彼方アツコさん、関川敦子さんによる2人展は、2004年当時、円山裏参道にあったギャラリー・エルエテスペースの展覧会に参加して知り合った2人が始めた毎年恒例の展示で、これが19回目。

 ずっと利用してきた「道新ぎゃらりー」が今年閉鎖になったので、今回初めて同ギャラリーでの開催となりましたが、広さといい雰囲気といい、ぴったりな雰囲気でした。
 道新ぎゃらりーは途中2度移転しているので、これがつごう4カ所目の開催会場ということになります。

 今年のテーマは「森」。
 関川さんが大半の作品を、森を舞台にした絵柄にしているのに対し、彼方さんはそれほど気にしているふうでもなく、こういうゆるいところが良いと思いました。

 2カ所目はBISSE GALLERYで、伊藤紀久野さんのシルバーアクセサリーなどの個展。

■CRAFT Kikuno の銀細工ーKikuno Ito metal works exhibition (2024年11月29日~12月4日、札幌) - 北海道美術ネット別館

昨年のこの時期にもおなじ会場で個展を開いていた、石狩の伊藤紀久野さん。シルバーを素材に、雪や鳥などさまざまなモティーフで、アクセサリーや帯留、根付などを作ってい...

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 3カ所目は大丸藤井セントラルのスカイホールで北玄12人展。
 毎年恒例、創玄書道会の中堅選抜展。とくに今年はJポップの歌詞を書く人が多かったです。

 4カ所目はさいとうギャラリーで「北の幻想風景 柴田直樹写真展」と「きらきら★アート&クラフト展」。
 前者は富良野など、よくある道内の風景写真。
 後者はまたも飯田順子さんが声をかけて集めた16人展。大谷大在学中の2人も含め、若手が多くて、イラスト、トートバッグ、アクセサリー、ポストカード、陶芸など多種多彩。 

 北1条西4丁目からジェイ・アール北海道バスに乗ったら桑園・琴似方面行きだったので、北2条西13丁目で下車。
 mima 道立三岸好太郎美術館で「特別展 わがこころの街―好太郎と画家たちの札幌」、最終日のギリギリに滑り込み。
 三岸以外にも札幌を描いた絵が多くてとても面白かったです。

 北5条通りまで歩き、北5条西17丁目から54番のバスに乗り札幌駅前へ。

 紀伊國屋書店札幌本店で、「現代詩手帖」と「美術の窓」と北海道時刻表の12月号、岩波現代文庫『シモーヌ・ヴェイユ』、河崎秋子さんの新刊小説『森田繁子と腹八分』、『北のボーダレス・アート』を一気に購入。
 本屋さんはひさしぶりなので、調子に乗ってしまった…


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