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山内壮夫(3) 「鶴の舞」

2009年01月07日 23時03分38秒 | 街角と道端のアート
承前

 こんどは、大通公園の南側、北陸銀行の支店の屋上にある作品。

 札幌市中心部の建物がどんどん高層化していく中で、NHKとこの北陸銀行は、いまも低いままがんばっています(ちょっと外れれば、日銀とか中央バスターミナルとかも高層ではないけれど)。
 山内壮夫は、青空に銀色が映えるように-との思いを込めて制作したのだと思いますが、周囲がこれほど高層化してしまうと、なかなか難しいものがあります。

 「島義勇」がオーソドックスな写実、「希望」がデフォルメを加えた作品でしたが、この「鶴の舞」は抽象度の高い作品で、山内壮夫の作風の広さがうかがえます。
 
           

 屋上のものと一対になっている作品が、入り口の前に架かっています。
 こちらの作品、いわれてみれば「鶴の舞」なのですが、筆者の目にはどうしても甲虫とか王蟲(オーム)みたいに見えてしまうのですが…。

 なお、「鶴の舞」の原型が旭川彫刻美術館にある由です。





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