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中原佑介さん死去について書くのを忘れていた

2011年03月16日 23時48分33秒 | 新聞などのニュースから
 こういう事情なので、知らないでいる人もいるかもしれません。
 3月12日の北海道新聞から。

 戦後の美術批評の第一人者で、先鋭的な現代美術展の企画などで美術界をリードした美術評論家連盟会長の中原佑介(なかはら・ゆうすけ、本名江戸頌昌=えど・のぶよし)さんが死去したことが11日、分かった。79歳。神戸市出身。

 1950年代、京都大の湯川秀樹研究室で物理学を専攻する傍ら、美術評論を始めた。概念的な美術表現を積極的に支持。東野芳明、針生一郎両氏とともに「美術評論のご三家」と呼ばれた。戦後美術史に画期をなす「人間と物質」展を70年に手掛けるなど、国内外で企画した展覧会で美術界に影響を与えた。

 京都精華大学長、水戸芸術館の美術部門の芸術総監督、兵庫県立美術館館長などを歴任した。


 そうです。御三家でした。
 これに、高階秀爾さんを加えて4人という説とかもありました(しかし、アカデミスム陣営を加えると、藤枝晃雄氏の名も欠かせないな)。
 戦後の現代美術批評を担った3人が鬼籍に入ったことになります。
 「現代彫刻」など著書も多数ありました。
 ご冥福をお祈りします。


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