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■瀬川綺羅個展「ほどける家」(2024年9月24日~10月6日、札幌)

2024年10月09日 13時07分49秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 精力的に制作と発表を続けている札幌の若手、瀬川綺羅さん。
 下のリンク先に近年の展示がないのは、単に筆者が書いていないだけで、ペースは変わっていません。

 次は「TO OV cafe / gallery ト・オン・カフェ/ギャラリー」のサイトからのコピペ。

家族はいずれいろんな理由で住む家を分つ時が来る。

それはまるで今まで編んできたセーターがほどけていくようだ。

悲しいことだと思ったが、糸は編めばまた新しい形になるし、繋げれば大きくすることもできる。ほどけるのも悪いことではない。

そうやって編んだりほどいたりしながら、私たちは暮らしていく。


 10月4日、キノで映画「画家ボナール」を見た後、トオンカフェまで歩いて、瀬川綺羅さんの個展を見ました。

 冒頭画像は、会場中央のインスタレーション。
 ひものれんのような布で囲まれた小さな空間に、台と陶オブジェが置かれています。
 
 雑な感想ですみませんが、ぼんやりと考えたことは二つ。

 ひとつは、瀬川さん、ひょっとして結婚するのかなあということ。
 
 もうひとつは、たくさん並んでいる陶の人形? や立体が、今年見た梅津庸一展を思い出させたということ。
 絵画と陶という組み合わせだけの話かもしれませんが。
 なんか、へなへなした造形が似ているような… 
 
 
 絵画の一部は、陶の立体とモティーフが共通しているようにも見えます。

 にぎやかで楽しい世界なのか、或る種の孤独さの反映なのか、そのへんは見る人の心境しだいのような気がしますが、たぶんどちらも、社会のなかに生きる人間のありようなのだと思うのです。
 
 この日足を運んだ展示はここだけでした。


2024年9月24日(火)~10月6日(日)午前10時半~午後7時、金土曜は~7時半(ラストオーダー30分前) ※会期中無休
TO OV cafe / gallery ト・オン・カフェ/ギャラリー(札幌市中央区南9西3)

https://kira-segawa.com/

□Instagram @kiratabako
□X(ツイッター) @12GAW

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