今週の札幌は写真展が多い、の、その3。
北海学園大II部写真部(通称にぶしゃ)。部員が増えて、今回は15人が出品してます。カラー、モノクロなど、バラエティに富んでます。
4年の荻野昌崇さんの作品が33点もあって、全体の壁面の4割ぐらいを占めている。
まあ、唯一の卒業生ってことなんだろうか。
おそらく小樽運河沿いの倉庫か工場だろう、螺旋階段が白い壁に影を落としているようすとか、鉄塔とか、亀裂の入った壁とか、寡黙でシンプルなモノクロ写真がならぶ。
とくに、朽ちかけた手すりのシルエットをとらえた1枚が、大きく引き伸ばされていて、見ごたえがあった。
ちょうど会場にフォトグラファーのYとHさんがいて、いろいろ雑談。
「やっぱり銀塩はいいねえ。このざらっとした感じ」
「ロールの印画紙って、いま高いんですよ」
「でも、ちょっと赤っぽくなってない?」
「定着液をちゃんと洗い流さなかったんじゃないの?」
「あー、これ、インクジェットプリントだよ」
とかなんとか…。
2月27日(火)-3月4日(日)11:00-20:00(最終日-17:00)
HOKUSEN GALLERY ivory(中央区南2西2、NC HOKUSENブロックビル4階 地図B)
■06年10月の写真展
■04年2月の写真展
■03年
■02年
■01年
(いずれも画像なし)
今週は、釧路出身のフォトジャーナリスト長倉洋海(ひろみ)さんの写真展もひらかれている。
ギャラリー大通美術館の全室を写真でうめつくしており、ざっと450点はありそう。
ただし、「写真展」らしい雰囲気になっているのは、その一角の「ザビット一家、家を建てる」のモノクロ43枚だけ。あとは、キャプションも少なくて、写真を見せるというよりも、アフガニスタンの学校のためのチャリティが主眼みたいだ。
以前から長倉さんの写真に親しんでいる人なら、アフガニスタンのマスードの肖像や、タリバーンが駆逐されたときに喜ぶアフガニスタンの女性たちなど、キャプションがなくてもピンとくるだろうけど、はじめて見る人にはあまり親切な展示とはいえないが、まあ主旨がちがうので、これはやむをえまい。
「ザビット・・・」は、内戦がつづいたユーゴスラヴィアの一角、コソボで、自分の手で家をこつこつと建てる家族の話。やっぱり長倉さんらしく、子どもの表情が生き生きとしている。
筆者は、フォトジャーナリストとしては、広河隆一、長倉洋海の2氏はやはりすごいと思っているひとりだけど、広河さんの写真が悲惨さを強烈に印象付けるのに対し、長倉さんは、どんなつらい境遇にあっても子どもたちはニコニコしている写真が多いように感じる。どっちがいい、という問題ではなくて、資質というか性質の差なんだなあと思う。
2月27日(火)-3月4日(日)10:00-19:00
ギャラリー大通美術館(中央区大通西5、大五ビル 地図A)
□長倉洋海のホームページ
北海学園大II部写真部(通称にぶしゃ)。部員が増えて、今回は15人が出品してます。カラー、モノクロなど、バラエティに富んでます。
4年の荻野昌崇さんの作品が33点もあって、全体の壁面の4割ぐらいを占めている。
まあ、唯一の卒業生ってことなんだろうか。
おそらく小樽運河沿いの倉庫か工場だろう、螺旋階段が白い壁に影を落としているようすとか、鉄塔とか、亀裂の入った壁とか、寡黙でシンプルなモノクロ写真がならぶ。
とくに、朽ちかけた手すりのシルエットをとらえた1枚が、大きく引き伸ばされていて、見ごたえがあった。
ちょうど会場にフォトグラファーのYとHさんがいて、いろいろ雑談。
「やっぱり銀塩はいいねえ。このざらっとした感じ」
「ロールの印画紙って、いま高いんですよ」
「でも、ちょっと赤っぽくなってない?」
「定着液をちゃんと洗い流さなかったんじゃないの?」
「あー、これ、インクジェットプリントだよ」
とかなんとか…。
2月27日(火)-3月4日(日)11:00-20:00(最終日-17:00)
HOKUSEN GALLERY ivory(中央区南2西2、NC HOKUSENブロックビル4階 地図B)
■06年10月の写真展
■04年2月の写真展
■03年
■02年
■01年
(いずれも画像なし)
今週は、釧路出身のフォトジャーナリスト長倉洋海(ひろみ)さんの写真展もひらかれている。
ギャラリー大通美術館の全室を写真でうめつくしており、ざっと450点はありそう。
ただし、「写真展」らしい雰囲気になっているのは、その一角の「ザビット一家、家を建てる」のモノクロ43枚だけ。あとは、キャプションも少なくて、写真を見せるというよりも、アフガニスタンの学校のためのチャリティが主眼みたいだ。
以前から長倉さんの写真に親しんでいる人なら、アフガニスタンのマスードの肖像や、タリバーンが駆逐されたときに喜ぶアフガニスタンの女性たちなど、キャプションがなくてもピンとくるだろうけど、はじめて見る人にはあまり親切な展示とはいえないが、まあ主旨がちがうので、これはやむをえまい。
「ザビット・・・」は、内戦がつづいたユーゴスラヴィアの一角、コソボで、自分の手で家をこつこつと建てる家族の話。やっぱり長倉さんらしく、子どもの表情が生き生きとしている。
筆者は、フォトジャーナリストとしては、広河隆一、長倉洋海の2氏はやはりすごいと思っているひとりだけど、広河さんの写真が悲惨さを強烈に印象付けるのに対し、長倉さんは、どんなつらい境遇にあっても子どもたちはニコニコしている写真が多いように感じる。どっちがいい、という問題ではなくて、資質というか性質の差なんだなあと思う。
2月27日(火)-3月4日(日)10:00-19:00
ギャラリー大通美術館(中央区大通西5、大五ビル 地図A)
□長倉洋海のホームページ
卒展やっていたのですか。横浜にいるので行けなくて残念です。
後輩たちは元気でしたか?写真はいかがでしたか?
去年暮れ、mina嬢と部室訪問をして(多分)温かく迎えてくれました。
彼らの活躍を末永く見守っていただけたらOBとして幸いです。
blogはいつも見てますよ。
にぶしゃは、ebiさんがいたときとは、だいぶ作風が違っているけど、元気ですよ。
ところでminaさんは、加藤さんですか。お元気なんでしょうか。
(旧)川端さまによろしく。
ウリュウさんとの二人展、たのしみにしてます!