今週の札幌は写真展が多い、のつづき。
原田直樹さんといえば、思い出すのは、ライジング・サン・ロックフェスティバルのステージ写真やオフィスキュー(鈴井貴之さんら)のポスターなどです。これまで筆者が何度か見た、「I'm here」と題した個展も、ライブの写真がテーマでした。
ただし、今回の個展では、31点(すべてカラー)のうち、ライブの写真は3枚しかなく、ほかは、撮影した年と都市だけがキャプションで記された、旅先のスナップ写真で占められています(ただし、札幌で撮影したものが1枚)。
なつかしい1枚がありました。原田さんが講師を務める写真教室の展覧会でかつて発表された、2002年のロンドンのスナップです。
といって、原田さんの写真は、ことさらに異国情緒を強調したりはしません。筆者がなつかしいと思った1枚も、雨上がりの舗道に自転車がとまっているのを、やや斜め後ろからスナップしただけの写真です。
この、なんともいえない軽やかな感じが魅力的だと思うのです。
勝手な想像なんですけど、軽装でぱっと出かけた旅先で、さっとスナップした-そういうフットワークのよさみたいなものが、写真に出ているみたいな感じがします。
1998年、函館で撮られた作品はユニークです。
夜、港を見下ろす坂の途中に、ネコが1匹すわっている、というもの。
原田さんの写真は、やや絞り気味にしたものが多く、バックの港の夜景はぼーっとした感じで写っています。
ほかに、泳ぐ朱色の魚の群(京都)、夜の街角(上海)、夕日あるいは朝日が差し込む初秋の公園(ロンドン)、オックスフォードの街並み、糠平湖などが、印象にのこりました。
このロンドンの写真、ベルビアじゃないな、コダクロームかな、あるいはプロビアかなとか、あれこれ考えたりして。
2月27日(火)-3月4日(日) 10:30-19:00(最終日-17:00)
さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階)
□原田さんのサイト「n-foto web」
■2003年の個展「I'm here」(11日の項、画像なし)
原田直樹さんといえば、思い出すのは、ライジング・サン・ロックフェスティバルのステージ写真やオフィスキュー(鈴井貴之さんら)のポスターなどです。これまで筆者が何度か見た、「I'm here」と題した個展も、ライブの写真がテーマでした。
ただし、今回の個展では、31点(すべてカラー)のうち、ライブの写真は3枚しかなく、ほかは、撮影した年と都市だけがキャプションで記された、旅先のスナップ写真で占められています(ただし、札幌で撮影したものが1枚)。
なつかしい1枚がありました。原田さんが講師を務める写真教室の展覧会でかつて発表された、2002年のロンドンのスナップです。
といって、原田さんの写真は、ことさらに異国情緒を強調したりはしません。筆者がなつかしいと思った1枚も、雨上がりの舗道に自転車がとまっているのを、やや斜め後ろからスナップしただけの写真です。
この、なんともいえない軽やかな感じが魅力的だと思うのです。
勝手な想像なんですけど、軽装でぱっと出かけた旅先で、さっとスナップした-そういうフットワークのよさみたいなものが、写真に出ているみたいな感じがします。
1998年、函館で撮られた作品はユニークです。
夜、港を見下ろす坂の途中に、ネコが1匹すわっている、というもの。
原田さんの写真は、やや絞り気味にしたものが多く、バックの港の夜景はぼーっとした感じで写っています。
ほかに、泳ぐ朱色の魚の群(京都)、夜の街角(上海)、夕日あるいは朝日が差し込む初秋の公園(ロンドン)、オックスフォードの街並み、糠平湖などが、印象にのこりました。
このロンドンの写真、ベルビアじゃないな、コダクロームかな、あるいはプロビアかなとか、あれこれ考えたりして。
2月27日(火)-3月4日(日) 10:30-19:00(最終日-17:00)
さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階)
□原田さんのサイト「n-foto web」
■2003年の個展「I'm here」(11日の項、画像なし)