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■第32回 日陽展 (4月25日まで) 4月24日の詳報・6

2010年04月25日 12時53分20秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
承前

 さて、市民ギャラリーでは、絵画を中心としたグループ展「日陽展」もひらかれている。
 常連の藤井幸一郎、阿部政毅ら各氏がことしは出品しておらず、大作が少なくなった会場は年々寂しくなっていることは否定できない。
 B室は半分が使用されていなかった。

 作品は、能登誠之助さん(札幌)の七宝作品以外は、すべて絵画。
 事務局の下山康麿さんが3点も出して気を吐いている。「秋日」(F100)は、手前にススキがなびき、木々が黄色く染まった高原を、高い位置から描き、晩秋の空気感を表現している。
 道展会員の伊藤哲さん(赤平)「北の杜」(F100)は、前景にカシワの枯れ葉を配し、奥にシラカバやキツネが描かれて、密度の濃い構図となっている。
 道展会員では、浜田五郎さん(後志管内岩内町。姓の表記は目録の通り)が「残照積丹」(F100)、種市誠次郎さん(札幌)が「浮遊」(F100)を、それぞれ出品している。


 なお、今年も目録と、会場に実際に並んでいる作品との間に異同がみられたので、備忘として記しておく。
 目録になかったのに出品されていた作品はつぎの通り。 

浅野妙子「立冬」=日本画
小清水隆「北の遺産」(F130)、花田麗子「奥入瀬」=以上油彩
能登誠之助「いにしえへの誘い」=工芸、目録には1点だが同題2点

この項続く

2010年4月21日(水)-25日(日)10:00-6:00(最終日-4:00)
札幌市民ギャラリー(中央区南2東6)

第31回日陽展
第30回記念日陽展
第28回
第26回(04年)
第25回(03年)
第24回(02年、4月8日の項)
第23回(01年)
 =以上画像なし




・地下鉄東西線「バスセンター前」9番出口から330メートル、約5分
・ジェイアール北海道バス、夕鉄バス、中央バス「サッポロファクトリー前」から550メートル、約7分(ジェイアールバスと中央バスは、札幌駅から現金のみ100円)
・中央バス「豊平橋」から徒歩9分(月寒、清田、平岡方面から来る人は、これもひとつの手)


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