北海道美術ネット別館

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越後妻有・松代城山の一部 06夏休み(20)

2006年09月20日 05時38分17秒 | 越後妻有・大地の芸術祭2006/2024
 バスは、北越急行(ほくほく線)の松代(まつだい)駅に隣接する「まつだい雪国農耕文化村センター・農舞台」に到着。ここで25分ほど休憩し、施設の内外に展示された作品を鑑賞したり、お土産を買ったりする時間となった。しかし、「北海道美術ネット」としては、道内関係者の作品はおさえておきたいところ。農舞台の裏手の山のなかにもたくさんの作品があり、札幌の小林重予さんの作品が設置されているということを知っていた筆者は、他のツアー客から離れ、地元のこへび隊の人に、山道の入り口まで案内してもらって、山道に点在する作品の一部を見てきた。
 この画像が、小林さんの作品「あたかも時を光合成するように降りてきた~レッドデータの植物より」。
 ガイドブックによると
雪を連想させる白いタイルの彫刻は、新潟県で絶滅する恐れのある植物がモチーフ。今回はその場で草刈りワークショップを行い、横浜ポートシアターがパフォーマンスを展開する。
とのこと。
 2日前の8月13日に、「伝承の植物観察会」がおこなわれたそう。
 曲線を多用した有機的なフォルムは、小林さんらしいと思った。
       
 画像で見える木道が、アップダウンの多い山道に整備されていて、なんだか美術鑑賞というより、ハイキングに来たようだ。いい運動になる。

       
 橋本真之「雪国の杉の下で」

       
 CLIP「遊歩道整備計画」
 木道全体もふくめて作品のようですな。
       
      
 マダン・ラル「平和の庭」
 インド人作家の由。

       
 仙石克己+女子美術大学芸術科学生「刻(とき)の投影-大地から-」
 針金がうじゃうじゃと空中を舞っている。宮脇愛子作品が無秩序になったみたいな感じ。

       
 白井美穂「西洋料理店 山猫軒」
 有名な宮沢賢治の「注文の多い料理店」から引用した作品。註文のことばがとびらに書いてある。
 もっとも、岩手出身の賢治の作品をなぜ長野県でとりあげたのかは、よくわからない。
 作品の全体像は下のサイトで追体験できる。

http://www3.ocn.ne.jp/~niagara/ryoriten/top.htm

 なお、以上はすべて2000年(第1回トリエンナーレ)の作品。
 この奥に國安孝昌の大規模な作品があるそうだが、時間がなくて行けなかった。

 棚田の斜面に、有名なカバコフ夫妻の作品があるのを眺めながら、農舞台にもどる。(この作品は、農舞台から見るのが正しいが、筆者は以上のべた理由から、農舞台の2階には行けなかった)


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2 コメント

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不思議な森の中に (エゾ三毛猫)
2006-09-20 19:59:36
異質な存在でありながら、緑に溶け込んでいるので

森そのものが不思議な空間に感じられます。

夜ライトアップされていると、また違ったムードで

楽しめますね。

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おお、ほとんど反響のない越後妻有に! (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2006-09-20 22:50:39
エゾ三毛猫さん、いつもどうもです。

ほんとはもっとゆっくり見たかったんですけど。

作品はこの倍以上あるようなんです。
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