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10月28日にすでに書いた通り、中央バスが12月から札幌市内の路線を一部短縮する。
筆者は20世紀末から西岡から中心部に直通するバスを利用してきただけに、今回の措置は残念でならない。
赤字だから路線短縮になるのではなく、運転手不足が理由というのが、やむを得ないとはいえ、切なさが募る。
西岡4条14丁目と札幌駅前を結ぶ路線は、79番と83番があった。
いずれも下りは、札幌駅前(東急百貨店の南側)から西2丁目通を南下する。
79番は国道36号を突っ切って、中島公園の東側(左手)を抜け、幌平橋を渡ってから中の島、平岸を経由し、豊平区役所へ至る。
83番は国道36号に入って豊平橋を渡り、環状通に右折して、豊平区役所に至る。
そこからは2路線の経路は同じで、羊ヶ丘通りから水源地通りを走るのだ。
上りは、国道36号から西3丁目通を北上する。
これは西2丁目通と西3丁目通が一方通行であるためである。
近年、大幅にダイヤが変わる前は、79番は午前9時から午後6時の間しか走っていなかったので、たまにしか乗ることがなかった。
確か2010年代に、朝7時55分発の札幌駅前行きが通勤客で非常に混雑するので、その少し前に1本、79番が走るようになったが、これは例外である。
そのため、通勤で利用するのは83番が圧倒的に多かった。
帰路は、札幌駅前から午後7時25分、8時25分、9時20分に出るいずれかの便に乗ることが多かった(コロナ後はダイヤが変わり、79番は午後7時25分、8時25分、83番は7時45分、8時45分となった)。
職場から最も近いのは、市民会館(現カナモトホール)の西側にある「北1条」だが、筆者はとにかく、車内ですわることを重視していたから、かならず始発の札幌駅前(東急百貨店の南側)まであるくことにしていた。
坐席のほとんどは始発で埋まってしまうのである。
坐席は行きも帰りもたいてい、左側の、後ろから2番目に陣取っていた。
かなり後方なので、となりに人が来る確率が低いからである。
込んでいるときはかばんをひざの上に置き、立っている人がいなくなると、となりの席に置いた。
そうやって、安んじて読書したり、スマホでツイッターを見たり、居眠りしていたのだ。
明日からは、朝も帰りも、途中でバスから地下鉄へ、あるいは地下鉄からバスへ、乗り換えなくてはならない。
もちろん、今までも、バスの時間が合わないときや夜遅くには、地下鉄を利用していたのだが。
札幌の郊外に住む人の多くが、地下鉄とバスを乗り継いで通勤しているのだから、ぜいたくは言えまい。
ただ、地下鉄はなかなかすわれないんだよね。
駅での階段の上り下りも面倒だが、運動不足解消だと思って、取り組むしかない。
それにしてもちょっと心配なのは、国道36号沿いの停留所を利用していた人たちである。
これまでは朝7時台、8時台などは十数本のバスが走っていたから通勤客は、来たバスが混雑していると判断すると、乗るのを見送って次の便を待つ人も多かった。
地下鉄よりも頻繁に走っていた国道36号の中央バスは明日から大幅に減便となる。土日はさらに減り、昼間はなんと1時間に1本しかない時間帯さえある。
「次の便」を待っていたら、いつ来るかわかったものではないし、今までよりもはるかに混雑している可能性も高い。
札幌市内の国道36号の豊平・美園地区や230号、旧石狩街道などは、時間を調べる必要を感じないほどバスがどんどん来ていた時代は遠くに去ってしまった。
まあ、国道36号の近くに住んでいる人は、地下鉄の駅(学園前や美園、菊水など)まで歩いてよね、ということになるわけだが、明日からは、バスから流れてくる客で地下鉄も込むのだろうなあ。
やれやれ。
(冒頭画像は、最終日の11月30日、終点の札幌駅前に着いた83番のバス)
筆者は20世紀末から西岡から中心部に直通するバスを利用してきただけに、今回の措置は残念でならない。
赤字だから路線短縮になるのではなく、運転手不足が理由というのが、やむを得ないとはいえ、切なさが募る。
西岡4条14丁目と札幌駅前を結ぶ路線は、79番と83番があった。
いずれも下りは、札幌駅前(東急百貨店の南側)から西2丁目通を南下する。
79番は国道36号を突っ切って、中島公園の東側(左手)を抜け、幌平橋を渡ってから中の島、平岸を経由し、豊平区役所へ至る。
83番は国道36号に入って豊平橋を渡り、環状通に右折して、豊平区役所に至る。
そこからは2路線の経路は同じで、羊ヶ丘通りから水源地通りを走るのだ。
上りは、国道36号から西3丁目通を北上する。
これは西2丁目通と西3丁目通が一方通行であるためである。
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近年、大幅にダイヤが変わる前は、79番は午前9時から午後6時の間しか走っていなかったので、たまにしか乗ることがなかった。
確か2010年代に、朝7時55分発の札幌駅前行きが通勤客で非常に混雑するので、その少し前に1本、79番が走るようになったが、これは例外である。
そのため、通勤で利用するのは83番が圧倒的に多かった。
帰路は、札幌駅前から午後7時25分、8時25分、9時20分に出るいずれかの便に乗ることが多かった(コロナ後はダイヤが変わり、79番は午後7時25分、8時25分、83番は7時45分、8時45分となった)。
職場から最も近いのは、市民会館(現カナモトホール)の西側にある「北1条」だが、筆者はとにかく、車内ですわることを重視していたから、かならず始発の札幌駅前(東急百貨店の南側)まであるくことにしていた。
坐席のほとんどは始発で埋まってしまうのである。
坐席は行きも帰りもたいてい、左側の、後ろから2番目に陣取っていた。
かなり後方なので、となりに人が来る確率が低いからである。
込んでいるときはかばんをひざの上に置き、立っている人がいなくなると、となりの席に置いた。
そうやって、安んじて読書したり、スマホでツイッターを見たり、居眠りしていたのだ。
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明日からは、朝も帰りも、途中でバスから地下鉄へ、あるいは地下鉄からバスへ、乗り換えなくてはならない。
もちろん、今までも、バスの時間が合わないときや夜遅くには、地下鉄を利用していたのだが。
札幌の郊外に住む人の多くが、地下鉄とバスを乗り継いで通勤しているのだから、ぜいたくは言えまい。
ただ、地下鉄はなかなかすわれないんだよね。
駅での階段の上り下りも面倒だが、運動不足解消だと思って、取り組むしかない。
それにしてもちょっと心配なのは、国道36号沿いの停留所を利用していた人たちである。
これまでは朝7時台、8時台などは十数本のバスが走っていたから通勤客は、来たバスが混雑していると判断すると、乗るのを見送って次の便を待つ人も多かった。
地下鉄よりも頻繁に走っていた国道36号の中央バスは明日から大幅に減便となる。土日はさらに減り、昼間はなんと1時間に1本しかない時間帯さえある。
「次の便」を待っていたら、いつ来るかわかったものではないし、今までよりもはるかに混雑している可能性も高い。
札幌市内の国道36号の豊平・美園地区や230号、旧石狩街道などは、時間を調べる必要を感じないほどバスがどんどん来ていた時代は遠くに去ってしまった。
まあ、国道36号の近くに住んでいる人は、地下鉄の駅(学園前や美園、菊水など)まで歩いてよね、ということになるわけだが、明日からは、バスから流れてくる客で地下鉄も込むのだろうなあ。
やれやれ。
(冒頭画像は、最終日の11月30日、終点の札幌駅前に着いた83番のバス)