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BIOMBO(ビオンボ)/屏風 日本の美 (東京07-15)

2007年12月29日 21時02分44秒 | 道外で見た展覧会
 「ル・コルビュジエ展」について書いてから、また半月以上がたってしまった…。 
 じっさいに見てからもう3カ月。図録も買ってないし、さすがにもうあんまりおぼえてないなあ。

 展覧会の意義として、海外にある多くの作品が展示されたことがあると思う。
 左側と右側がまったく別のところに所蔵されているような場合、この展覧会で、何百年ぶりかの「再会」を果たしているのだ。

 筆者の心に残ったのは、けっして、国宝とか重要文化財(重文)などの、いわゆる名品ではないが、「四季耕作図屛風」(狩野春貞房信筆、六曲一双、安政3年=1856年、ライデン国立民族学博物館蔵)。
 農村風景が題材で、おびただしい男女が画中に描き込まれているのだが、田植えや俵の運搬など、みんないそがしく働いている。遊んでいる人はほとんどいない。

 この勤勉さが日本を支えてきたのだなあと、しみじみ思う。
 宮本常一「忘れられた日本人」なんかを読んでいても、ほんとに昔の日本人は、朝から晩まで働いている。

 しかし、じぶんは日本人なのに、あまり勤勉ではないなあ。


07年9月1日(土)-10月21日(日)10:00-20:00(日、月、祝日-18:00)
サントリー美術館
(同館のページ)http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/07vol03biombo/index.html


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