まずは「HOKKAIDO PHOTO FESTA 浜口タカシ・百々俊二・中藤毅彦写真展」を、茶廊法邑で見た。
3人ともモノクロで、北海道の風景や人々をとらえている。
浜口さんは32点。漁の様子などが多い。
百々さんは16点。連作「日本海」で、冬の利尻や小樽などを撮っている。
中藤さんは20点。函館や釧路など、どこか森山大道の北海道シリーズを思わせる(もっときっちり撮っているけれど)。
見ながら、「中央の人たちがさっとやって来て『上から目線』で撮っていくんだな」と思うのと「現地の人々に寄り添ってレンズを向けているんだな」と思うのと、こちらの心理的な差はどうやって生じるのだろう―などと、ぼんやり考えていた。もちろん、そんなに単純に二分できるはずもないのだけれど。
この日が最終日。
「HOKKAIDO PHOTO FESTA」も最終日である。
大橋さんら関係者の皆さん、お疲れさまでした。
地下鉄東豊線で大通に戻る。
4プラホールで「展覧会展」。
ドラクエ企画の主催で、札幌で若手が開いているグループ展を紹介していた。
北の病展、黒展、自分のとこでやってるP+、ミュージシャンが出品する「おとのそと」、字展、コピックという画材によるイラストの「北海道コピック展」、北の妖怪展、地下之会の七つである。
たぶん、何度か実績を積んでいるグループが対象なんだろう。ダイヤモンドアンテナだとか、グループ環とか、そのあたりはドラクエ企画の視野には入っていないのかもしれない。
16日で終了。
なかなか雨がやまない。
パーカのフードをかぶって外を歩く。
3カ所目は、カフェ&ギャラリー・オマージュで紅露はるか展。
シンプルな日本画の小品。ますますシンプルさにみがきがかかってきた。
16日で終了。
そこから、富士フイルムフォトサロンへ。
佐藤尚写真展「47 ぼくのより道」。見ていると、ふしぎと幸福な気持ちになれる写真展だった。
47都道府県を訪れているが、長野や福島が多いようだ。北海道は、上川管内美瑛町で撮った1点のみ。美瑛・富良野地方で、美しい麦畑やラベンダーを撮るのではなく、そういう風景を縁の下で支えている農家の皆さんの作業にレンズを向けたというだけで、えらいと思った。
絶景をどーんと撮ったり、珍奇なネイチャーフォトを狙う人は世の中に大勢いて、佐藤さんの作品はそういうたぐいの写真ではないのに、どうして見ていると楽しいのか。不思議だなあ。
18日まで。
ギャラリー内撮影可。
5カ所目は三越ギャラリー。
貼り絵で名高い藤倉英幸さんの個展を、ふだんは2室に分けているギャラリーをぶち抜いて開いていた。
半分くらいはシルクスクリーンで、2万円ぐらいだったので、お金があればほしいと思った。
それにしても、かつて北海道の原イメージを作ったのが栗谷川健一だったとすれば、いまは藤倉さんだろうと思う。
16日で終了。
6カ所目はアートスペース201。
17日で終了した石井麻木写真展【3.11からの手紙/音の声】については別項で書いた。
街中の、他のギャラリーはおおむね平日に回っているので、大通から地下鉄東西線に乗って琴似へ向かう。
長くなってきたので、別項に続く。
3人ともモノクロで、北海道の風景や人々をとらえている。
浜口さんは32点。漁の様子などが多い。
百々さんは16点。連作「日本海」で、冬の利尻や小樽などを撮っている。
中藤さんは20点。函館や釧路など、どこか森山大道の北海道シリーズを思わせる(もっときっちり撮っているけれど)。
見ながら、「中央の人たちがさっとやって来て『上から目線』で撮っていくんだな」と思うのと「現地の人々に寄り添ってレンズを向けているんだな」と思うのと、こちらの心理的な差はどうやって生じるのだろう―などと、ぼんやり考えていた。もちろん、そんなに単純に二分できるはずもないのだけれど。
この日が最終日。
「HOKKAIDO PHOTO FESTA」も最終日である。
大橋さんら関係者の皆さん、お疲れさまでした。
地下鉄東豊線で大通に戻る。
4プラホールで「展覧会展」。
ドラクエ企画の主催で、札幌で若手が開いているグループ展を紹介していた。
北の病展、黒展、自分のとこでやってるP+、ミュージシャンが出品する「おとのそと」、字展、コピックという画材によるイラストの「北海道コピック展」、北の妖怪展、地下之会の七つである。
たぶん、何度か実績を積んでいるグループが対象なんだろう。ダイヤモンドアンテナだとか、グループ環とか、そのあたりはドラクエ企画の視野には入っていないのかもしれない。
16日で終了。
なかなか雨がやまない。
パーカのフードをかぶって外を歩く。
3カ所目は、カフェ&ギャラリー・オマージュで紅露はるか展。
シンプルな日本画の小品。ますますシンプルさにみがきがかかってきた。
16日で終了。
そこから、富士フイルムフォトサロンへ。
佐藤尚写真展「47 ぼくのより道」。見ていると、ふしぎと幸福な気持ちになれる写真展だった。
47都道府県を訪れているが、長野や福島が多いようだ。北海道は、上川管内美瑛町で撮った1点のみ。美瑛・富良野地方で、美しい麦畑やラベンダーを撮るのではなく、そういう風景を縁の下で支えている農家の皆さんの作業にレンズを向けたというだけで、えらいと思った。
絶景をどーんと撮ったり、珍奇なネイチャーフォトを狙う人は世の中に大勢いて、佐藤さんの作品はそういうたぐいの写真ではないのに、どうして見ていると楽しいのか。不思議だなあ。
18日まで。
ギャラリー内撮影可。
5カ所目は三越ギャラリー。
貼り絵で名高い藤倉英幸さんの個展を、ふだんは2室に分けているギャラリーをぶち抜いて開いていた。
半分くらいはシルクスクリーンで、2万円ぐらいだったので、お金があればほしいと思った。
それにしても、かつて北海道の原イメージを作ったのが栗谷川健一だったとすれば、いまは藤倉さんだろうと思う。
16日で終了。
6カ所目はアートスペース201。
17日で終了した石井麻木写真展【3.11からの手紙/音の声】については別項で書いた。
街中の、他のギャラリーはおおむね平日に回っているので、大通から地下鉄東西線に乗って琴似へ向かう。
長くなってきたので、別項に続く。