(書きかけです。後ほどテキストを追加します)
茶廊法邑は、札幌市東区にあるギャラリーカフェです。
飲食用のテーブルが並ぶ棟と、展覧会用の棟が分かれていて、その両者をカウンターがあるスペースで結ぶユニークな構造になっていて、企画・貸しの双方でさまざまなジャンルの展示が行われてきましたが、2019年暮れで営業を終えていました。
その後、オーナーの法邑美智子さん関連の展示などをときどき開催してきましたが、2022年4月から、本格的に再開しました。しばらく取りやめていたランチの提供も1種類だけですが復活しています(営業時は、美術鑑賞ではなく食事目的で来店していた人も多く、味はお墨付きです。筆者が伺ったときは税込み1300円でした)。
再開にあたっては美智子さんの家族の励ましがあったと聞きました。
「リスタート」展の企画を任されたのは、苫小牧で、現代アートや工芸など幅広い分野の活動に取り組む藤沢レオさん。
30人余りによるにぎやかな展示になりました。
特徴としては、絵画、版画、工芸、映像、音楽、彫刻、写真など幅広い分野の作品がそろったことと、福岡県など道外からも出品している人がいることです。
上の画像の手前にうつっているのは、空知管内栗山町のガラス作家中川晃さんの「Fly me to the Moon」と「安夜航路」。
「暗」を「安」に一文字変えて、心いやされる作品になっています。
控えめながら藤沢レオさんの作品もあります。
人間にとってモニュメントとは何かを考えさせる作品です。
表面は真鍮箔が施されていますが、これは酸化を食い止めることのできない、「貧者の金」とも呼ばれているそうです。
左側には大島慶太郎さんが古い絵はがきを素材にした映像作品を、これまた古風なモニターで上映していました。おそらく、苫小牧市美術博物館の「NITTAN ART FILE」で発表したものと思います。
その右側にある、透明なアクリルの大作には8ミリか16ミリフィルムが何本も見えますが、ひとコマにつきパーフォレーション(フィルムの横についてある四角い穴)が二つずつしかなく(ムービーフィルムのばあい、通常は四つ)しかなく、これはなんなんでしょう。
特筆しておきたいのは、レオさん自作の、作家・作品名を記したパネル。
すっきりとした非常に見やすいデザインで、ほとんどの作家に、公式サイトなどにリンクできるQRコードがついているのが画期的です。
出品は次の通り。
白濱雅也
西村サトシ
滝花保和
松原成樹
武山友子
小林麻美
君平
中川晃
久保直美
岩間隆
森迫暁夫
jobin.
澤田正文
園田和亮
齋藤周
伊賀悟
風間雄飛
艾沢詳子
久野志乃
大島慶太郎
馬場諒太
藤沢レオ
坪内一良
川上りえ
山岸靖司
置田貴代美
大泉力也
吉田重信
本間滉多
サトウエリカ
武田浩志
仁吉
2022年4月2日(土)~17日(日)午前10時~午後6時(最終日~4時)、火曜休み
茶廊法邑(札幌市東区本町1の1)
過去の関連記事へのリンク
【告知】オサクばあちゃんのひとりごと 出版記念原画展/植田莫小品展/「みんな元気かい! Kimiko Tanukikoji a.k.a Michiko Houmura 法邑 美智子 DVD発売記念展」(2021年6月23日~7月18日、札幌)
茶廊法邑の15年
茶廊法邑あす(2019年12月29日)閉廊―札幌ギャラリー事情
茶廊法邑への道(アクセス) (環状通東駅から)
・地下鉄東豊線「環状通東駅」2番出入り口から約800メートル、徒歩10分
・札幌駅北口から中央バス「東64 東営業所行き」「東65 東営業所行き」で「本町1条2丁目」降車、約170メートル、徒歩3分
・市立病院前から(札幌駅北口を経由)、中央バス「東63 苗穂北口線 東営業所行き」で「北8条東17丁目」か「北6条東19丁目」降車、約780メートル、徒歩10分。「本町1条4丁目」降車、約670メートル、徒歩9分。
・バスセンターから中央バス「東3 苗穂線 東営業所行き」で「本町1条4丁目」降車、約670メートル、徒歩9分。「北8条東17丁目」降車、約780メートル、徒歩10分
※サッポロファクトリー方面との行き来に便利
・地下鉄南北線「北18条駅」で、中央バス「東62 本町線 東営業所行き」に乗り継ぎ、「本町2条1丁目」降車、約470メートル、徒歩6分
茶廊法邑は、札幌市東区にあるギャラリーカフェです。
飲食用のテーブルが並ぶ棟と、展覧会用の棟が分かれていて、その両者をカウンターがあるスペースで結ぶユニークな構造になっていて、企画・貸しの双方でさまざまなジャンルの展示が行われてきましたが、2019年暮れで営業を終えていました。
その後、オーナーの法邑美智子さん関連の展示などをときどき開催してきましたが、2022年4月から、本格的に再開しました。しばらく取りやめていたランチの提供も1種類だけですが復活しています(営業時は、美術鑑賞ではなく食事目的で来店していた人も多く、味はお墨付きです。筆者が伺ったときは税込み1300円でした)。
再開にあたっては美智子さんの家族の励ましがあったと聞きました。
「リスタート」展の企画を任されたのは、苫小牧で、現代アートや工芸など幅広い分野の活動に取り組む藤沢レオさん。
30人余りによるにぎやかな展示になりました。
特徴としては、絵画、版画、工芸、映像、音楽、彫刻、写真など幅広い分野の作品がそろったことと、福岡県など道外からも出品している人がいることです。
上の画像の手前にうつっているのは、空知管内栗山町のガラス作家中川晃さんの「Fly me to the Moon」と「安夜航路」。
「暗」を「安」に一文字変えて、心いやされる作品になっています。
控えめながら藤沢レオさんの作品もあります。
人間にとってモニュメントとは何かを考えさせる作品です。
表面は真鍮箔が施されていますが、これは酸化を食い止めることのできない、「貧者の金」とも呼ばれているそうです。
左側には大島慶太郎さんが古い絵はがきを素材にした映像作品を、これまた古風なモニターで上映していました。おそらく、苫小牧市美術博物館の「NITTAN ART FILE」で発表したものと思います。
その右側にある、透明なアクリルの大作には8ミリか16ミリフィルムが何本も見えますが、ひとコマにつきパーフォレーション(フィルムの横についてある四角い穴)が二つずつしかなく(ムービーフィルムのばあい、通常は四つ)しかなく、これはなんなんでしょう。
特筆しておきたいのは、レオさん自作の、作家・作品名を記したパネル。
すっきりとした非常に見やすいデザインで、ほとんどの作家に、公式サイトなどにリンクできるQRコードがついているのが画期的です。
出品は次の通り。
白濱雅也
西村サトシ
滝花保和
松原成樹
武山友子
小林麻美
君平
中川晃
久保直美
岩間隆
森迫暁夫
jobin.
澤田正文
園田和亮
齋藤周
伊賀悟
風間雄飛
艾沢詳子
久野志乃
大島慶太郎
馬場諒太
藤沢レオ
坪内一良
川上りえ
山岸靖司
置田貴代美
大泉力也
吉田重信
本間滉多
サトウエリカ
武田浩志
仁吉
2022年4月2日(土)~17日(日)午前10時~午後6時(最終日~4時)、火曜休み
茶廊法邑(札幌市東区本町1の1)
過去の関連記事へのリンク
【告知】オサクばあちゃんのひとりごと 出版記念原画展/植田莫小品展/「みんな元気かい! Kimiko Tanukikoji a.k.a Michiko Houmura 法邑 美智子 DVD発売記念展」(2021年6月23日~7月18日、札幌)
茶廊法邑の15年
茶廊法邑あす(2019年12月29日)閉廊―札幌ギャラリー事情
茶廊法邑への道(アクセス) (環状通東駅から)
・地下鉄東豊線「環状通東駅」2番出入り口から約800メートル、徒歩10分
・札幌駅北口から中央バス「東64 東営業所行き」「東65 東営業所行き」で「本町1条2丁目」降車、約170メートル、徒歩3分
・市立病院前から(札幌駅北口を経由)、中央バス「東63 苗穂北口線 東営業所行き」で「北8条東17丁目」か「北6条東19丁目」降車、約780メートル、徒歩10分。「本町1条4丁目」降車、約670メートル、徒歩9分。
・バスセンターから中央バス「東3 苗穂線 東営業所行き」で「本町1条4丁目」降車、約670メートル、徒歩9分。「北8条東17丁目」降車、約780メートル、徒歩10分
※サッポロファクトリー方面との行き来に便利
・地下鉄南北線「北18条駅」で、中央バス「東62 本町線 東営業所行き」に乗り継ぎ、「本町2条1丁目」降車、約470メートル、徒歩6分