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札幌の「都心内100円バス」が2020年4月末で終了。残念!

2020年04月17日 11時21分10秒 | 情報・おしらせ
 札幌駅―すすきの、北1西7、サッポロファクトリーの間を走る路線バスに、現金のみ100円で乗れた「都心内100円バス」が4月30日限りで廃止となるそうです(じょうてつバスの札幌駅―すすきのを除く)。
 これは残念というほかはありません。 

 北海道中央バス、ジェイアール北海道バス、じょうてつバスの3社が実施していました。

 この100円バス、何十回利用したか、わかりません。

 たとえば、北の方からギャラリーをずーっと回っていって、アートスペース201やさいとうギャラリーあたりで終わり、またJR札幌駅のほうまで戻ることがあるとします。
 大通からさっぽろまで地下鉄を1区間だけ乗るのも、階段を降りたりのぼったりする手間を考えたらばかばかしい。かといって、疲れているときは歩きたくないですよね。
 そういうとき、狸小路の入り口あたりの「南3条」、あるいは、さいとうギャラリーの南側にあるローソン前の「南1条」から、中央バスに乗れば、さっぽろ東急の前あたりまで100円玉1個で行けちゃうわけです。
 1時間に10~20本はやって来るから、地下鉄よりも本数は多いし。

 あるいは、札幌デザイナー学院のギャラリーやコンチネンタルギャラリーなどからJR札幌駅までに戻るときも、ちょくちょく乗ったなあ。
 北1条通りまで出て、ヤマダ電機からSTVの前を通って、交叉点を渡ってローソンを過ぎ、ホンダのディーラー前に「北1条西7丁目」の停留所があるんですが、そこからジェイアール北海道バスで100円なんです。
 地下鉄の「西11丁目」から「さっぽろ」まで行くには「大通」で乗り換えが必要で、はっきり言って面倒くさい。
 旧厚生年金会館の前にある停留所から札幌駅までバスに乗ると、初乗り運賃(210円)が必要ですが、もうちょっと歩くと、たった100円で済むわけです。

 でも、あんまり浸透してなかったのかもしれないなあ。
 以前、札幌駅(ESTA1階バスターミナル)からサッポロファクトリーまでジェイアール北海道バスを利用したことがあり、いっしょに降りる人が5人ほどいたのですが、全員がカードで
「ピッ」
と降車していたのを見て、いささかショックを受けました。
 なんでわざわざ110円余計に払うわけ? と思ったのです。

 大通で地下鉄東西線と南北線を乗り換える面倒を思えば、筆者はおそらくこれからも札幌市民ギャラリーやサッポロファクトリー、北海道教育大学HUGなどと札幌駅方面との行き来などには、バスに乗ると思うのですが、う~ん、それにしても惜しい。
 これも、もしかして新型コロナウイルスの感染拡大による減収とかが影響しているんでしょうか。

 あと、札幌駅前から北3東3までが都心内100円バスの対象であることは今回の発表で初めて知りました。


 都心内100円バスは、2000年にいったん実験を行ったあと、01年9月からふたたび試行実験を行い、そのまま02年から、札幌市と民間バス会社、商店街などでつくる札幌市都心交通対策実行委員会が本格的な運用を始めました。
 地下鉄以外に、札幌の中心部をつなぐ短い区間のバスを走らせようという試みは、1970年代からたびたび行われてきました。白と緑の斬新なデザインの市営バス「101」番(系統番号は違うかもしれない)が循環したこともあります。サッポロファクトリー線はその遠い子孫のひとつともいえます。
 ただ、本格的な試みとしては、これで終わり、ということになってしまいそうですね。


関連記事へのリンク
札幌の「都心内100円バス」はお得です


中央バスのプレスリリース(pdfです)→
https://www.chuo-bus.co.jp/%E3%80%8C%E9%83%BD%E5%BF%83%E5%86%85100%E5%86%86%E3%83%90%E3%82%B9%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E7%B5%82%E4%BA%86%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%EF%BC%88%E4%B8%80%E9%83%A8%E5%8C%BA%E9%96%93%E3%82%92%E9%99%A4%E3%81%8F%EF%BC%89%E2%80%A6/main_info/1301.html


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