これがアートか? と問われると、ビミョーなところだと思うのだが、なにせ
「展覧会」
という存在そのものに日常的に飢えているというところもあるし、作者の前田幸治さんがかつて置戸での大規模なアート展に出品していたという事情もあり、ご海容いただきたい。
筆者は前田さんにはお会いしたことがない。
オホーツク管内置戸町のお住まいで、土地を確保して小屋を建て、黒曜石の加工にいそしんでいるらしい。
黒曜石は置戸でも取れるが、なんといっても遠軽町は国内屈指の産地である。
旧石器時代、遠軽町白滝の黒曜石は有名で、東日本からロシアにかけての広い範囲の遺跡から発掘されている。
前田さんは古代人さながらに、黒曜石を割って刃物を作り、木の枝やシカの角でこしらえた柄に麻糸をまきつけてナイフに仕上げる。
それをサケの皮でこしらえたケースに入れたものもある。
遠軽町内を流れる湧別川の河川敷に行くと、いまでも黒曜石がふつうに拾えるのだそうだ。
もっとも、表面はふつうの灰色のまるい石で、こんなに黒いガラスのような光沢はないので、筆者なら見過ごしてしまいそうだ。
なお、こちらが前田さんのツイッターアカウントのようだ。裏は取っていないが…。
2019年7月30日(火)~9月1日(日)午前9時~午後5時、月曜と祝日の翌日は休館
遠軽町郷土館(西町1)
・一般150円、高校生以下50円
関連記事へのリンク
■置戸コンテンポラリーアート(2012)=前田さん出品
遠軽町郷土館と北ノ王鉱山 オホーツク小さな旅(72)
・JR遠軽駅から約500メートル、徒歩7分
・遠軽バスターミナルから約770メートル、徒歩10分
・北海道北見バスの遠軽町内循環線などで「大通南3丁目」「大通南4丁目」降車、約360メートル、徒歩5分
「展覧会」
という存在そのものに日常的に飢えているというところもあるし、作者の前田幸治さんがかつて置戸での大規模なアート展に出品していたという事情もあり、ご海容いただきたい。
筆者は前田さんにはお会いしたことがない。
オホーツク管内置戸町のお住まいで、土地を確保して小屋を建て、黒曜石の加工にいそしんでいるらしい。
黒曜石は置戸でも取れるが、なんといっても遠軽町は国内屈指の産地である。
旧石器時代、遠軽町白滝の黒曜石は有名で、東日本からロシアにかけての広い範囲の遺跡から発掘されている。
前田さんは古代人さながらに、黒曜石を割って刃物を作り、木の枝やシカの角でこしらえた柄に麻糸をまきつけてナイフに仕上げる。
それをサケの皮でこしらえたケースに入れたものもある。
遠軽町内を流れる湧別川の河川敷に行くと、いまでも黒曜石がふつうに拾えるのだそうだ。
もっとも、表面はふつうの灰色のまるい石で、こんなに黒いガラスのような光沢はないので、筆者なら見過ごしてしまいそうだ。
なお、こちらが前田さんのツイッターアカウントのようだ。裏は取っていないが…。
2019年7月30日(火)~9月1日(日)午前9時~午後5時、月曜と祝日の翌日は休館
遠軽町郷土館(西町1)
・一般150円、高校生以下50円
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■置戸コンテンポラリーアート(2012)=前田さん出品
遠軽町郷土館と北ノ王鉱山 オホーツク小さな旅(72)
・JR遠軽駅から約500メートル、徒歩7分
・遠軽バスターミナルから約770メートル、徒歩10分
・北海道北見バスの遠軽町内循環線などで「大通南3丁目」「大通南4丁目」降車、約360メートル、徒歩5分