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【告知】江川博展(8月15~20日、札幌)

2011年08月09日 21時07分50秒 | 展覧会等の予告
 絵画における「地」と「図」の関係について、赤と黒を基調とする抽象画を通して考察を続ける、札幌在住の画家。

 案内状から略年譜を書き写してみる(一部、意味は変えずに、省略したところがあります)。 

1937年 夕張生まれ
1980~82 北海道現代美術展/道立近代美術館
83  北海道の美術'83 北方のイメージ展/道立近代美術館
91  札幌時計台文化会館美術大賞展 一原有徳賞/札幌時計台ギャラリー
92~99 さっぽろ美術展/札幌市民ギャラリー
94  札幌アヴァンギャルドの潮流展/道立近代美術館
98  北の創造者たち 知覚される身体性/芸術の森美術館(札幌)
2000~01、04、07、09、11 個展/みゆき画廊(銀座)
2003 画家たちのイマジネーション展/道立旭川美術館
2004 札幌の美術 2004・20人の試み 展/札幌市民ギャラリー
2009 見えるもの見えないもの/札幌芸術の森美術館


 筆者が個人的に印象深かったのは、江川さんが教職を定年で辞した1997年と翌98年ぐらいの活動で、札幌時計台ギャラリーだけでなく、ずいぶん精力的に制作・発表されていた。仕事をやめるとかくも創作に意欲がわくのかと、驚いた記憶がある。
 その後、さいとうギャラリーで年2回開いている恒例の小品展には、だいたいいつも出品されているし、教員OBによるジャンル横断の大規模グループ展「ノルテの作家たち」展の常連でもあるので、作品はよく見かけるほうだろう。

 ただし、個展となると、下のリンク先にもあるが、道内では2002年のギャラリーDORAL(現存しない)以来ではないか。東京の個展のほうが最近は多かったようだ。

 江川さんの絵は、ふたつの部分がエッジを立ててきりきりとせめぎあっているかのように見える。
 それは、絵とは何かという思考が、現在進行形で画面に刻み込まれているしるしなんじゃないだろうか。


2011年8月15日(月)~20日(土)10~6時(最終日~5時)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A




江川博さんが朝日新聞に毎週登場(2006年)
札幌の美術 2004・20人の試み 展
江川博展(2002年)
さっぽろ美術展(2001年)

※下の3本の記事は、2011年8月9日現在、リンクが切れています。


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