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(承前)
大石俊久さんは札幌の陶芸家。
一般的な器も作りますが、個展やグループ展で発表するのは、ダイナミックなインスタレーションなどが中心です。
今回は平面の壁掛け作品が多いです。
土の存在感を生かした「基層」「表層」といった作品。
備前でよく見られる火だすきの技法が用いられています。
もっともご本人は「平面って難しい」と言います。
「立体は何とかなる感じ。平面は反りやすいし、少ない面で成り立たせなくてはならない」
冒頭画像は、3枚の縦長の陶板からなる「表層から深層へ」。
三連画のような重厚なたたずまいから、地層の重なりや、悠久の時間の流れが感じられます。
会場の全体像。
こうしてみると、大石さんの作品は、この白い会場で展示することを前提に考えられているという面がありそうです。
「層―門―」といった立体はいずれも、花器としても使えるようになっています。
一輪ざしにすると花が映えます。
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屋外のテラスに置かれた「層―枯化していく―」(2点組)と「層―壁―」。
春の大気に作品が強い物資感をもって屹立していました。
2018年4月20日(金)~29日(日)午前11時~午後6時
ギャラリー門馬ANNEX(札幌市中央区旭ケ丘2)
関連記事へのリンク
■大石俊久陶展 層-vol.2- (2016)
■層 大石俊久陶展 (2015年4月)
■防風林アートプロジェクト (2014)
■大石俊久「渾然として木となる。」 ハルカヤマ藝術要塞 (2012)
大石俊久さんは札幌の陶芸家。
一般的な器も作りますが、個展やグループ展で発表するのは、ダイナミックなインスタレーションなどが中心です。
今回は平面の壁掛け作品が多いです。
土の存在感を生かした「基層」「表層」といった作品。
備前でよく見られる火だすきの技法が用いられています。
もっともご本人は「平面って難しい」と言います。
「立体は何とかなる感じ。平面は反りやすいし、少ない面で成り立たせなくてはならない」
冒頭画像は、3枚の縦長の陶板からなる「表層から深層へ」。
三連画のような重厚なたたずまいから、地層の重なりや、悠久の時間の流れが感じられます。
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こうしてみると、大石さんの作品は、この白い会場で展示することを前提に考えられているという面がありそうです。
「層―門―」といった立体はいずれも、花器としても使えるようになっています。
一輪ざしにすると花が映えます。
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屋外のテラスに置かれた「層―枯化していく―」(2点組)と「層―壁―」。
春の大気に作品が強い物資感をもって屹立していました。
2018年4月20日(金)~29日(日)午前11時~午後6時
ギャラリー門馬ANNEX(札幌市中央区旭ケ丘2)
関連記事へのリンク
■大石俊久陶展 層-vol.2- (2016)
■層 大石俊久陶展 (2015年4月)
■防風林アートプロジェクト (2014)
■大石俊久「渾然として木となる。」 ハルカヤマ藝術要塞 (2012)
(この項続く)