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オホーツクの現代アートを半世紀にわたって、林弘尭さんとともにけん引してきた田丸忠さん(北見)が、2022年の暮れに亡くなっていたことを、先ごろ知った。
林さんが、ポロックばりの巨大で熱い作品を手がけることが多かったのに対し、田丸さんはミニマルアートに通じるような抽象の立体や版画を制作した。静と動の関係にあったといえるかもしれない。
2人とも、オホーツク美術協会(創設時は全北見美術協会)の創立会員であり、550回を超えてなお続いているグループ展「斜面」のメンバーでもある。
田丸さんは筆者が会ったときはいつでも穏やかでしっかりと話をする方だった。
ちなみに冒頭画像は、先ごろ道立帯広美術館で開かれた「北見の美術」の、会場の最後のほうに展示されていた田丸さんの作品である。
下に北海道新聞の記事を引いておくが、文中にある「北見創作協会」は昨年解散している。
伝統ある「道展移動展」も、地元の実務部隊の高齢化に伴い今年限りで中止になることが決まっている。
オホーツクの現代アートもひとつの転換期を迎えているように思う。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/816634
過去の関連記事へのリンク
■FAR EAST 2016 コンテンポラリーアート・旧表呉服店2階 (北見)
北見の「GROUP斜面」がなんと第500回展!
■置戸コンテンポラリーアート (2012)
■第50回記念オホーツク美術展 (2012)
■第34回春季オホーツク美術展 (2011、画像なし)
林さんが、ポロックばりの巨大で熱い作品を手がけることが多かったのに対し、田丸さんはミニマルアートに通じるような抽象の立体や版画を制作した。静と動の関係にあったといえるかもしれない。
2人とも、オホーツク美術協会(創設時は全北見美術協会)の創立会員であり、550回を超えてなお続いているグループ展「斜面」のメンバーでもある。
田丸さんは筆者が会ったときはいつでも穏やかでしっかりと話をする方だった。
ちなみに冒頭画像は、先ごろ道立帯広美術館で開かれた「北見の美術」の、会場の最後のほうに展示されていた田丸さんの作品である。
下に北海道新聞の記事を引いておくが、文中にある「北見創作協会」は昨年解散している。
伝統ある「道展移動展」も、地元の実務部隊の高齢化に伴い今年限りで中止になることが決まっている。
オホーツクの現代アートもひとつの転換期を迎えているように思う。
北見の美術団体「グループ斜面」代表を務めるなど長年にわたり北見の文化活動を盛り上げ、昨年12月に92歳で亡くなった田丸忠さんの遺作展が15日、市北斗町のNHKぎゃらりーで始まった。斜面のメンバーが中心となって企画・主催し、最後まで創作を続けた田丸さんをしのんだ。
田丸さんは北見で高校の美術教師を務める傍ら、作品の発表を続けてきた。具象と抽象、両分野の美術家が集まるグループ斜面には1968年の結成から参加し、長く代表を務めた。92年には仲間の美術家らと北見創作協会を立ち上げ、事務局として芸術祭や展示会を担った。
遺作展は、斜面のメンバーらが実行委を組織。同ぎゃらりーの二つのスペースを使い、田丸さんが手掛けたシルクスクリーンや立体作品計42点を展示した。
抽象的な形を表現したものや、野の花をモチーフにした作品が目を引く。くぎやオオウバユリの種を題材にした作品もあり、実行委メンバーが、田丸さんを思い出しながら展示し、動きのある構成に仕上げた。
(以下略)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/816634
過去の関連記事へのリンク
■FAR EAST 2016 コンテンポラリーアート・旧表呉服店2階 (北見)
北見の「GROUP斜面」がなんと第500回展!
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■第50回記念オホーツク美術展 (2012)
■第34回春季オホーツク美術展 (2011、画像なし)