訃報です。
函館在住の彫刻家で、全道展会員の小川誠さんが25日死去しました。47歳でした。
小川さんは大分県出身。
2001年、東京藝大講師から道教大函館校助教授に転じ、道教大の芸術コースが岩見沢校に集約されるまでのあいだ、彫刻を教えてきました。
同年、全道展でいきなり協会賞(最高賞)を受賞。
曲線を生かしてやさしくデフォルメした母子像などが、見る人の心をいやしてきました。「和」をテーマにしながらも、現代的な薫りも感じられました。
2004年には全道展の会員になっています。
また、新制作協会では2005年と08年に新作家賞に輝き、05年の受賞作はタイ国王買い上げとなりました。
後進育成にも力を注ぎ、全道展の若手会員を代表する佐藤志帆さんらを育ててきました。
昨年の全道展はもちろん、10月の全道展道南支部展にも出品されていたときいていますし、この2月には、新制作の彫刻部受賞作品展が銀座のギャラリーせいほうで開催されたばかりですから、この訃報には驚きました。
ご冥福をお祈りいたします。
それにしても、函館地方では今世紀に入り、桜井雅文さん、池田譲さんと、50歳にみたない全道展彫刻部の会員の早逝が続いています。
道南で彫刻にたずさわる皆さん、くれぐれも健康に留意なさってください。
□道教大函館校の関聨ページ http://www.hak.hokkyodai.ac.jp/outline/profile/6_index_msg.html
■小川誠彫刻展
■北の彫刻展2002
■全道展2001
=いずれも画像なし
函館在住の彫刻家で、全道展会員の小川誠さんが25日死去しました。47歳でした。
小川さんは大分県出身。
2001年、東京藝大講師から道教大函館校助教授に転じ、道教大の芸術コースが岩見沢校に集約されるまでのあいだ、彫刻を教えてきました。
同年、全道展でいきなり協会賞(最高賞)を受賞。
曲線を生かしてやさしくデフォルメした母子像などが、見る人の心をいやしてきました。「和」をテーマにしながらも、現代的な薫りも感じられました。
2004年には全道展の会員になっています。
また、新制作協会では2005年と08年に新作家賞に輝き、05年の受賞作はタイ国王買い上げとなりました。
後進育成にも力を注ぎ、全道展の若手会員を代表する佐藤志帆さんらを育ててきました。
昨年の全道展はもちろん、10月の全道展道南支部展にも出品されていたときいていますし、この2月には、新制作の彫刻部受賞作品展が銀座のギャラリーせいほうで開催されたばかりですから、この訃報には驚きました。
ご冥福をお祈りいたします。
それにしても、函館地方では今世紀に入り、桜井雅文さん、池田譲さんと、50歳にみたない全道展彫刻部の会員の早逝が続いています。
道南で彫刻にたずさわる皆さん、くれぐれも健康に留意なさってください。
□道教大函館校の関聨ページ http://www.hak.hokkyodai.ac.jp/outline/profile/6_index_msg.html
■小川誠彫刻展
■北の彫刻展2002
■全道展2001
=いずれも画像なし
第64回全道展で小川さんの遺作を拝見しました。
団体公募展に陳列される遺作は、小品であることも多いのですが、小川さんの作品は大きくて迫力があり、会場を睥睨しているかのようでした。
いつもの癒やしとは違う、あらたな路線を模索し始めているようでもありました。
あらためて早逝が惜しまれます。
小川先生が伝えてきた色々な事、先生が生み出した作品、そういうものを大切に伝えていきたいです。
心よりご冥福をお祈り致します。
桜井さんも小川さんも彫刻家として将来を嘱望されていた方だと思います。残念でなりません。
桜井さんのことを思い出した同僚です。
桜井さんは40歳くらいでしたか。
合掌。