![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/47/e633f485e4072095d56201026130b8b2.jpg)
(承前) 更新間隔があいて、申し訳ありません。
冒頭画像。
木村恒久の「ニューヨークの晩鐘」で、1981年の作である。
これを見たとき、ほんとうに驚いた。
2001年の事態をまるで予見しているようではないか。
すぐれた表現は予言になりうるのだと思った。
前項でも触れたパロディー雑誌「ビックリハウス」。
1974~85年に出ていたというが、実は雑誌好きの筆者としては珍しいことに、一度も買ったことがなく、個人的な思い入れはほとんどない。
ただ、ひとつ書いておきたいのは、図録の萩原朔美インタビューでも話題に上っていたが、表紙を担当していたイラストレーターの存在感の大きさが、あらためて印象的なことだ。
エアブラシの山口はるみをはじめ、湯村輝彦、原田治、ペーター佐藤といった面々は、いまも表紙を見れば「ああ、あの人」と思い出すぐらいの個性を感じさせる。
雑誌は違うが、「ぴあ」の及川正通なんかもそうだろう。
ひるがえって、いま、そういうイラストレーターがどれだけいるだろう。
雑誌の表紙はほとんど写真になってしまい、イラストレーターが時代の顔になる要素は、はるかに少なくなってしまったように思う。
札幌の貸しギャラリーでは、昨今も若いイラストレーター志望者がグループ展を開いているけれど、こういう時代の移り変わりをどう考えているのだろうか。
あんまり考えていないようにも見えるのだが…。
別に、1980年代のようなスターになれないからイラストレーターになっても意味がないなどと言っているわけではない。
札幌でもさまざまな画風で活動しているイラストレーターは少なくない。
ただ、どういう仕事をどういうフィールドでやっていきたいのか、ということは、すこし考えておいてもいいんじゃないかな。志望する前に。
冒頭画像。
木村恒久の「ニューヨークの晩鐘」で、1981年の作である。
これを見たとき、ほんとうに驚いた。
2001年の事態をまるで予見しているようではないか。
すぐれた表現は予言になりうるのだと思った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/cc/527405165e9aec8365a9eb617b6986da.jpg)
1974~85年に出ていたというが、実は雑誌好きの筆者としては珍しいことに、一度も買ったことがなく、個人的な思い入れはほとんどない。
ただ、ひとつ書いておきたいのは、図録の萩原朔美インタビューでも話題に上っていたが、表紙を担当していたイラストレーターの存在感の大きさが、あらためて印象的なことだ。
エアブラシの山口はるみをはじめ、湯村輝彦、原田治、ペーター佐藤といった面々は、いまも表紙を見れば「ああ、あの人」と思い出すぐらいの個性を感じさせる。
雑誌は違うが、「ぴあ」の及川正通なんかもそうだろう。
ひるがえって、いま、そういうイラストレーターがどれだけいるだろう。
雑誌の表紙はほとんど写真になってしまい、イラストレーターが時代の顔になる要素は、はるかに少なくなってしまったように思う。
札幌の貸しギャラリーでは、昨今も若いイラストレーター志望者がグループ展を開いているけれど、こういう時代の移り変わりをどう考えているのだろうか。
あんまり考えていないようにも見えるのだが…。
別に、1980年代のようなスターになれないからイラストレーターになっても意味がないなどと言っているわけではない。
札幌でもさまざまな画風で活動しているイラストレーターは少なくない。
ただ、どういう仕事をどういうフィールドでやっていきたいのか、ということは、すこし考えておいてもいいんじゃないかな。志望する前に。
(この項続く)
予見していたのでしょうか。
21世紀最初の大きなテロ。
世界は戦争に向かってゆくのかだろうか。
みんなのブログからきました。