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札幌の丸井今井が民事再生手続き 負債502億円(共同通信) - goo ニュース
2009年1月29日の朝刊で、北海道新聞と毎日新聞が「丸井今井 再生法申請へ」と報じました。
読売、朝日は夕刊で追いかけました(テレビは、確認していません)。
毎日の北海道支社にはそれほど多くの記者はいないはずなのですが、こういうときには、強いなあと感服です。さすが「スクープの毎日」。
で、このブログなので、アートのこと。
昔は、美術館や市民ギャラリーがなかったので、全道展などが丸井今井札幌本店で開かれていた時代もありました。
北海道書道連盟展が会場を移して以降、この手の美術展を開いて地域に寄与・貢献するという側面は、なくなっているように思えます。
それでも、或る年代以上の方だと、「催事・美術展」イコール「百貨店」というイメージがあったようです。
生前最後になった、「原爆の図」で名高い丸木俊さん(空知管内秩父別町出身)の個展も、丸井今井で(たしか1997年ごろ)開かれましたが、どうやら丸木さんにもそういうイメージがあったようなのでした。
丸井今井は、バブル時代1990年代には、小樽で「ペテルブルク美術館」を運営して、貴重なロートレック・コレクションを所蔵・公開したり、ドイツの画家ヘルンヴァインの本格的な個展を開催して、北海道の美術にも大きな寄与をしていました。
「さっぽろ国際現代版画ビエンナーレを主催していたのもこのころです。
このビエンナーレは、最終の1度だけ北海道新聞社が主催を継承し、2000年の第5回で終わってしまいましたが、海外の受賞者が多数、のちの「アジア・プリント・アドベンチャー」に出品したこともあり、丸井今井がまいた種は決して無駄ではなかったのだと思いました。
丸井今井札幌本店のギャラリーは、以前は大通館8階にありました(たとえば、こちらを参照)が、現在は一条館の8階です。
呉服や時計などの売り場とおなじフロアで、人通りがすくなく、会場につめている作家が気の毒になってくるほどです。
それでも、「貸し」ではないギャラリーの存在は、道内にあっては貴重なのです。
今回の事態については、丸井今井だけの問題というより、百貨店という業態がほんとに厳しいんだなあと思いました。
以下、北海道新聞のサイトから、一部を引用。
(題を変更しました)
2009年1月29日の朝刊で、北海道新聞と毎日新聞が「丸井今井 再生法申請へ」と報じました。
読売、朝日は夕刊で追いかけました(テレビは、確認していません)。
毎日の北海道支社にはそれほど多くの記者はいないはずなのですが、こういうときには、強いなあと感服です。さすが「スクープの毎日」。
で、このブログなので、アートのこと。
昔は、美術館や市民ギャラリーがなかったので、全道展などが丸井今井札幌本店で開かれていた時代もありました。
北海道書道連盟展が会場を移して以降、この手の美術展を開いて地域に寄与・貢献するという側面は、なくなっているように思えます。
それでも、或る年代以上の方だと、「催事・美術展」イコール「百貨店」というイメージがあったようです。
生前最後になった、「原爆の図」で名高い丸木俊さん(空知管内秩父別町出身)の個展も、丸井今井で(たしか1997年ごろ)開かれましたが、どうやら丸木さんにもそういうイメージがあったようなのでした。
丸井今井は、
「さっぽろ国際現代版画ビエンナーレを主催していたのもこのころです。
このビエンナーレは、最終の1度だけ北海道新聞社が主催を継承し、2000年の第5回で終わってしまいましたが、海外の受賞者が多数、のちの「アジア・プリント・アドベンチャー」に出品したこともあり、丸井今井がまいた種は決して無駄ではなかったのだと思いました。
丸井今井札幌本店のギャラリーは、以前は大通館8階にありました(たとえば、こちらを参照)が、現在は一条館の8階です。
呉服や時計などの売り場とおなじフロアで、人通りがすくなく、会場につめている作家が気の毒になってくるほどです。
それでも、「貸し」ではないギャラリーの存在は、道内にあっては貴重なのです。
今回の事態については、丸井今井だけの問題というより、百貨店という業態がほんとに厳しいんだなあと思いました。
以下、北海道新聞のサイトから、一部を引用。
経営再建中の道内最大手百貨店・丸井今井(札幌)は29日午後、民事再生法の適用を札幌地裁に申請し手続き開始決定を受けた。昨年12月末現在の負債総額は約502億円。同社は資本・業務提携している大手百貨店の伊勢丹にスポンサー支援を要請。伊勢丹を傘下に持つ三越伊勢丹ホールディングスは「至急検討に入る」と発表した。
丸井今井は札幌本店と旭川、函館、室蘭の道内4店舗の営業を当面継続するとしているが、地方店舗については「存続や事業譲渡、閉店も含めて検討する」とするほか、正社員や契約社員、パートなど1500人余りいる従業員の削減も視野に入れて再生計画をまとめる。
(題を変更しました)
丸井今井の話題一色でした。
去年、吉田茂さんの個展が
開催されましたが、日曜に
拘わらず閑散としすぎて、
そそくさと会場を後にした
ことを思い出します。
丸井今井ってえと、AIR-Gで平日の午前9時55分から帯の5分番組を持っていた。「とうきゅうアフタヌーンサロン」ともども、今はもうない懐かしい番組です。
毎朝、ありがとうございます。
吉田茂さんは、元首相ではもちろんなくて、「シンクロニシティ」シリーズのひび割れアートを発表しているアーティスト兼デザイナーの方ですね。
昨年、丸井今井で個展をなさっていたのは、知りませんでした。
というか、美術展の広報が、三越や大丸にくらべて、やや足りないような気もします。
>わたじゅんさま
おお、そうでしたか。
HBCはTBS系列ではありますが、TBSと毎日新聞は、世間で思われているほど(というか、フジ=産経や、日本テレビ=読売に比べ)、取材現場の関係は深くないので、どちらかが端緒をつかんで、もう一方に速報したのかどうかはわからないですが…。
あるいは、HBCと道新が「同着」で、毎日の北海道支社でHBCニュースを見ていて、あわてて1面トップ記事を書いたかもしれないし。
いろいろ想像できます。