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小樽美術館と文学館再整備

2010年06月28日 21時57分48秒 | 新聞などのニュースから
 2010年6月11日 (金)、北海道新聞、小樽・後志版から。




 小樽市分庁舎(色内1)内の市立小樽美術館と市立小樽文学館の再整備工事が、7月下旬にも始まる。多目的スペースの新設や収蔵庫の拡張などが主な内容。美術館は「多目的スペースでフリーマーケットやミニコンサートも開き、市民が集える場にしたい」(渡辺禎子副館長)としている。

 市は再整備のため、本年度一般会計当初予算に8859万円を計上、1階に多目的スペース(約160平方メートル)を設けるほか、現在3階にある市民ギャラリーを1階に移す。

 3階に再現する市内在住の版画家一原有徳さんのアトリエの工事には、「小樽ファンが支えるふるさとまちづくり資金基金」から921万円を拠出する。

 市はさらに開会中の定例市議会に5771万円を追加提案し、美術品や文芸品の収蔵庫の拡張などを行う。
(中略)工事は本年度いっぱいかかるが、工事中も通常通り開館する。


 一原有徳さんの専用スペースができるのは、めでたいことなのですが…。

 「小樽ジャーナル」というウェブサイトには、上の道新の記事にはない問題点が指摘されています。

http://otaru-journal.com/2010/06/0621-4.php

 つまり、敷地内に立っているポプラ4本(下の画像、右側)を伐採する方針だというのです。
 以下引用。

(前略) 現在、この分庁舎敷地内には、青青と茂る樹齢60年の大きなポプラの4本並木が立っている。このポプラは、市分庁舎(旧小樽地方貯金局)が建設された 1952(昭和27)年以前から立っており、幹は直径80cmもある。当初は5本だったが、昭和60年、強風で1本倒れてしまったという。

 市では、「こんな大きな木が倒れたら大変。夏になると緑がとても多くなりもったいないが、手宮線との一体感を出したいし、ポプラは根が浅く、昭和60年の風が強い時に倒れたこともある。安全のため」 だと、この4本のポプラの木を伐採し、手宮線と敷地の間に建つ塀も撤去することにしている。

 しかし、このポプラに並んだ入り口側には、灰色のコンクリート電柱が立っている。「撤去するには、2,000万円以上かかる」として、市街地で緑の都市景観を形成しているポプラの並木はバッサリ切るが、灰色の無機質な電柱はそのまま残すことにしている。(以下略)


 リンク先の文章はかなり主観まるだしで、あまりほめられたものではないですが、新聞記事に載ってない点に着目した点はえらい。
 たしかに、あのポプラがなくなると、かなり寂しいですね。

 小樽は良いマチですが、ただ街路樹という点に限っては札幌に見劣りするのは否めません。


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