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「詩とパンと珈琲 Mon Coeur」に佐藤香織点描画パネル展を見に行く。2021年6月24日は2カ所(4)

2021年07月10日 07時45分07秒 | 情報・おしらせ
(承前)

 Mon Coeur(モンクール)といえば、札幌の道立近代美術館の北西側にあった小さなパン屋さんで、イートインのスペースがあったり、詩集が置いてあったり、絵画展が開かれたりしていて、筆者も何度か足を運んだことがありましたが、いつの間にか釧路に移転していました。

 多くの釧路市民が家を建てて住んでいそうな昭和地区などではなく、北大通などの中心部でもなく、幣舞橋ぬさまいばしを渡って南大通をさらに先に進んだ米町という古い歴史をもつ一角です。


 移転先ですっかり広くなった店内で、札幌のイラストレーター佐藤香織さんの個展が開かれています。

 原画は
「うららか」
「月灯り」
「よつあし」
「カメレオンの舌」
「クッキーラッシュの交差点」
「夢あつめ」
の6点のみで、印刷されたパネルが18点(「桜」「神さまのコーヒー」など)という構成。
 精緻にしてあたたかな彼女の点描をじっくりと堪能するには、原画でないと物足りない部分は確かにあるのですが、作品のもつやさしさに触れるにはじゅうぶんな個展でした。


 ご主人にすこしだけお話をうかがいました。
 札幌のお店が立ち退きにあったのが、移転の直接のきっかけだそうです。
 幼いころ釧路に住んでいた時期があって、釧路移転を決めたとのこと。

 新店舗は、灰色の壁をしたふつうの一軒家のようで、看板も小さく、初めて行くとちょっと迷うかもしれません。
 上の写真に出ている看板のすぐ裏手で、釧路の街なかから行くと、道路の右側にあります。
 釧路で最も古い啄木の歌碑があることで知られる米町公園からもう少し進み、神社の鳥居を過ぎて、葬儀会場の斜め向かいあたりにあります。駐車場もあります。

 パンのおいしさは札幌時代と変わっていません。
 喫茶スペースはだいぶ広くなっていました。


2021年6月16日(水)~7月21日(水)午前10時~午後6時(日曜は~4時)、完売しだい閉店。月・火曜休み
詩とパンと珈琲 Mon Coeur(モンクール 釧路市米町2)



・フィッシャマンズワーフMOOの長距離バス停留所から約1.87キロ、徒歩24分
(幣舞橋を渡り、南大通をひたすら歩けば着きます)

・釧路駅前などからくしろバス 「1 たくぼく循環線」に乗り、「米町公園」から約90~150メートル、徒歩2分
※上り、下り、どちらでも行けます。それぞれ40分間隔なので、20分待てば乗れる計算です



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