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バスと列車で後志地方の4館を巡る(2) 出発

2016年11月27日 00時59分59秒 | つれづれ日録
(承前)

 あらためておさらいしておきます。

 岩内、共和は、国鉄岩内線が廃止され、バスで行くしか手はありません。
 札幌から小樽、共和を経由して岩内まで行くバスはほぼ1時間おきに出ており(時間帯によっては40分間隔)、道内の地方都市としては比較的便利なほうです。

 倶知安、ニセコは函館線が通じています。ただし、札幌から直通の列車はなく、小樽でディーゼルの普通列車に乗りかえが必要です。また、小川原脩、有島とも駅からやや離れており、バス路線をじょうずに組み合わせたほうが、時間・体力ともに節約できます。

 なお、積雪期はダイヤが乱れがちなことから、接続時間があまりに短いと、乗り遅れる危険性があります。町村部での乗り遅れは致命傷となります。


 それほど混雑していない「高速いわない号」に乗って、伊藤整の文庫本を読む手を止めて、小樽の沿岸にひろがる薄い水色の海をぼんやり見つめていました。
 せっかく、ささやかといっても、旅に出ているというのに、あまり気分は晴れません。帰ったらやらなくてはならないことや、やるべきなのに溜め込んでしまっていることの数々が思い出されてきます。
 反対側の30代ぐらいの女性は、座席で北海道新聞を開いています。それはありがたいのですが、かくいう自分はまったく新聞を読まずに家を出てきてしまったので、なんだか恥ずかしい思いが募ってきます。

 バスは西町北20丁目から余市までは半分ぐらいの混雑ぐあいでしたが、余市を過ぎると少しずつすいていきました。


  



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