まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

鍋島灯台退息所

2006年02月20日 | 歴史
 屋島というのは源平の戦いのあった古戦場で有名になりました。昔は屋島・栗林公園・金比羅さん・・というのが讃岐の観光名所でした。

 が、今・・・屋島を訪れる人はお遍路さんくらいなもので人影もまばらです。

 その屋島の南山麓にあるのが「四国村」という古民家園です。古民家は、囲炉裏の研究で大変参考になりました。囲炉裏なんていうのは、南国香川では見かけることがありません。そんなこんなで、何度もここを訪れたものでした。

 さて、近年はこの山ろくの高台部分に<灯台退息所>なるものが移設されて復元されています。退息所ていうのは、燈台守の家族が寝泊りする宿舎のことなんですが、これが嵐や台風(一諸か)にも耐えられるように石の壁なんです。で、雨戸もがっちりしている。で、中は英国風。豪華なピアノや暖炉、ドレッサーなどが置いてある。
まるで異国ですわ・・・。灯台って、こんな過酷な場所にあるのか・・・みたいな印象です。

 で、この建物は坂出市の与島の旧鍋島灯台の退息所です。明治六年にイギリスの技師の設計によるものです。鍋島灯台は今も稼動しており、与島と陸続きになり、しかも無人化されたために、海上保安庁の通信基地となっていました。その後、それも廃止されて、この民家園に移築されています。四月中旬に行くと、チューリップの中に灯台が浮かび上がります。


うれしいひなまつり

2006年02月20日 | 民俗
 今日は一日雨・・・でした。で、その雨の中、電話機などの引渡し、公衆BOXの撤去の調査などで走り回っておりました。

 で、お弁当は四国村。雨ですからそんなに観光客もおりません。だあれもいない農村歌舞伎の舞台に・・・。人人人・・・・・。いったい、何人の人なんでしょうか。15あまりのひな壇が・・舞台の上に勢ぞろいです。

 これはいらなくなったり、管理ができなくなったひな飾りを四国村に寄付したものだそうです。で、ここだけでなく山下家住宅なんぞの民家にもひな壇がかざられています。

 で、旧丸亀藩の米蔵では、幼稚園などの子どもたちが作った紙ひなが・・・、これでもか、これでもか・・・と、並んでいます。また、資料館コーナーには古い、珍しいおひなさまも展示されておりました。

 適当な民家だけを飛び石でみてきましたが、梅もまだでした。もう少しするといい季節かな。


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