まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

南天の 一房に癒されて すす払い

2010年12月26日 | 日常

 朝の五時から起き出して・・・孫たちは大阪へ出て行った・・・。暗い内から大騒ぎだった・・・。

 九時過ぎになると・・・雪もやんだものでゴンの散歩に出た・・・。その後・・・クリスマスツリーの片付けをやってから・・・山の旧宅に行って・・・松飾りの準備だが・・・旧宅周辺も・・イノシシが木の根か草の根を掘ったあなぼこだらけだ・・・。まるで・・・ヨンビョン島みたいだ・・(というても行ったことはないのだけれど・・)。

 

 で、山から松の枝を切ってきた・・・。けいこばぁもお休みだったもので、水仙だのツタだのというものを探し出してきたようだ・・・。

 

 こういうもので・・・松飾りを作る・・・。だからと云って・・・確かな信仰心とか神頼みとかというものはない。これも、クリスマスツリーみたいなもので・・・時期時期の日本人の文化みたいなものだろうか・・。やはり・・、お正月にこれがないと・・なんだか間が抜けた気分になるものだし、この家に何か不祝儀かよくないことが起きたのではないかと心配されても困ることだし・・。

 

 で、いの一番には玄関飾り・・・。とりあえず・・・玄関だけはそれなりにしておいて・・。

 

 今日のお昼は・・・さぬき市志度の・・亀城庵志度店に寄ってみた・・・。最近は・・「しっぽくうどん」狙いだから・・どこでもに行ける訳ではない・・・。確実に・・・「しっぽくうどん」が出そうなお店を選んで行くようにはしてるのだけれど・・、たまに・・大外れになったり、メニューにはあるのに見落として食べられないこともしばしばだ・・・。

 

 ここは・・麺が第一おいしい・・・っていうと、「味を知らない人だ・・」とか云われるけれど、料理・調理は好みがあるものだからねぇ・・・。麺も好き好きで・・・硬いのが好みの人もあればやわらかいものが好きな人もいるわけで・・・。テレビショッピングなんかの画面の端っこに出ている・・「体験者の感想です」とかというテロップが必要な時代かも・・・。

 

 で・・・午後からは・・・お仏壇の迎春準備・・・。今頃は・・「迎春」って云わないのかな? あんまり聞かないし、見かけない言葉だけれど・・・。確かに・・・お正月は真冬の入り口みたいなもので、「春」って云う言葉からはほど遠いイメージかも知れない・・・。

 

 浄土真宗には「おみがき」という習慣があって、報恩講・お正月・お彼岸などの前に、仏具の手入れをすることをこう言う・・・。仏壇の中にあるもの全てを外して・・分解して・・・それぞれにお掃除をする・・。その中で一番苦労するのは、ローソク立てや花瓶、輪灯などの真鍮製仏具のおみがきだ。昔は・・・この真鍮製仏具のおみがきがたいへんで、古新聞・軍手・乾いた布(専用クロスや日本手ぬぐいがよい)・研磨剤・ゴム手袋(液体研磨剤使用の場合)などを用意して・・・。まず布で汚れを拭き取っていく・・・。特にローソク立てには蝋がついていることが多いので、削り落とすようにして・・・拭き取っておく。その後、布に少し研磨剤をなじませ、仏具全体に力を入れて塗り込む。全体に塗り込んだら、古新聞を小さく折り畳み、仏具の隅々まで根気よく磨き込む。新聞紙が黒くならなくなるまで繰り返すのだ・・・・。

 

 表面の研磨剤がとれてきたら、きれいな布で磨き上げて仕上げる。表面がピカリと光ったらできあがりだ。

 ところが・・我が家の仏壇は・・・木製仏具とかプラスチック仏具の上に・・金箔を貼ったものとか・・合金製の仏具とかになっているもので・・・昔風な研磨剤とかは使えない・・・。白手袋に羽毛ほうきとか・・・羽毛のはたきみたいなものでほこりをはたき落とす程度・・・。手荒なことはできない・・。

 

 こうしたご本尊様も木製の繊細なものだから・・・細心の注意を払って作業するしかない・・・。

 

 で、分解した仏具のほこりを払ってから・・・元通りに組み直していく・・・。

 ついでに・・・神棚のお掃除もやっておく・・・。神棚のお掃除も年一回がやっとで、年末のこの時期でないとやらないもの・・。旧宅なんぞでは・・・昨年のお正月の松が枯れたまんまで残っていることが多かった・・・。それだけ不信心なんだろうねぇ・・・。さすがにこのいえに越してきてからはそんなことはないみたい・・。

 でも・・さっちゃんには内緒だけれど・・神棚に掃除機を突っ込んで・・・強力的にほこりやら落ち葉やらを吸い込んでしまうのは・・・マナー的にはどうなんだろうかね・・・。

 

 ま、お正月風になればそれでいいのじゃないのかなぁとは思うのだけれど・・・。

じゃぁ、また、明日、きっと会えるといいね・・・。

 


特別付録>童謡  お正月と、おこたのはなし・・・。

2010年12月26日 | 民俗

童謡  お正月

 クリスマスも終わり、孫たちは朝早くから大阪に向けて出かけて行った・・・。「USJ」に行くのだという・・・。寒いだろうにねぇ・・・。この山の家では小雨なんだけれど・・・山は真っ白に見える・・。山では・・・雪なんだろうな・・・。

 で、おこたに入って・・・一休み・・・。

 

 今は・・・電気による赤外線こたつで、炬燵(火燵、こたつ)は日本の暖房器具のひとつである。熱源の上に炬燵櫓(こたつやぐら、炬燵机とも称する)を組み、こたつ布団(炬燵掛けとも)を掛けたもので、布団の中に足を入れて暖をとる。熱源は古くは木炭、豆炭、練炭などを使ってきたが、現在は電気器具になった。

 

 これは・・いつ頃の絵なんだろうかね。明治か大正なんだろうか、それとも江戸時代かも・・。やはり今と同じようだけれど、中はどんなだったろうかね・・・。

 

 こういうのを資料館で見かけたけれど、これでは足は入らないね・・・。お布団を掛けて、足を組むか正座して暖ををとったんやろうか・・。私が子供の頃には・・・

 

 こういうものとか、形がトンネル式とかかまぼこ型みたいなものとか・・、

 

 こういう・・あんかこたつ・・・というものだった・・・。で、いつの頃からか、この上に・・・やぐらを乗せて・・・、

 

 こういう形式になったかな・・・。でも、足を入れていたように思うけれど、これでは足が入らないけれど。記憶違いかなぁ・・。このおこたでは・・木炭を使っていたから・・お布団にもぐると・・一酸化炭素中毒になったし、暴れたりすると・・・灰がこぼれて大騒ぎになった・・・。

 現在の「こたつ」の漢字表記はもっぱら「炬燵」であるが室町時代には「火闥」、江戸時代には「火燵」と表記されたというのだから、早い時期から暖房器具として使われていたことがわかる・・。。なお、は国字である。また略称として「こた」があるがあまり用いられない。しかし、丁寧語の「お」をつけた「おこた」という言い方は多く女性に用いられてきた。ほかにも「あんか:行火」や湯たんぽもあったが、これはまた別の機会に・・・。

 さてだ・・、冒頭の歌・・・「お正月」には、お正月の遊びが出てくる。お正月にはタコあげて、コマを回して遊びましょ・・・というものだった・・・。年末になるとお店の前には「やっこだこ:奴凧」が並べられた者だった・・・。

 

 これに新聞紙でしっぽをつけて、それで高さなんぞを調整した・・・。四角い凧もあるにはあったが、このやっこだこが扱いやすいように思った・・・。それだし・・四角いものはお値段が高いように思った・・・。

 

 それにコマは必需品だった・・・。学校の運動場や教室でも回したし、広場があるとコマを回し合った・・・。

 

 学生服のポケットにはこのコマとヒモが必ず入っていて、この鉄芯でポケットがよく破れた・・・。だからと云って、転んでもこの芯でケガをするようなものはいなかったように思う・・・。

 年末に出る新年号の雑誌には特別付録として・・・すごろくや福笑いがついてきた。それもお正月の楽しみだった・・・。

 

 

 それに・・・「かるた」もあった・・。付録のかるたは紙が薄くて・・・使いにくく、やはり・・お店で買ってもらった「いぬぼうかるた」が楽しかった・・・。「犬も歩けば棒にあたる・・」というので始まったから「いぬぼうかるた」だった。

 

  うちは・・男兄弟だったから・・・まりつきやおいばねなんぞはやらなかった。お正月ってこともないけど、竹馬でも遊んだかな・・・。

 

 おおぉ・・・、雪が激しくなってきた・・・。山は真っ白になってきた・・。我が家ではみぞれみたいで、地面近くでは雨になっている・・・。そろそろ・・クリスマスツリーを片付けて・・玄関に正月飾りでも用意しようかな・・。ゴンの散歩はどうしようか・・・。

じゃぁ、また、夕方に・・・。


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