まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

梅雨さなか 今日の一歩が 重すぎる

2014年07月08日 | たまには旅など・・。

 京都地方は梅雨前線や南からの暖かく湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降っているところがあったり晴れたりもした。気温は24度から32度、湿度は98%から61%。風は2mから4mの南南西の風だった。明日の京都市は、暖かく湿った空気が流れ込むため、雲が広がりやすく、夕方からは南部を中心に雨の降るところがある見込みらしい。

 

 おなかが張るようなので、昨夜はアルコールなしで寝たら、これがなかなかに寝つけない。ようやくに眠ったと思えば部屋の仲間が戻ってきて、賑やかに話すので午前1時過ぎまで寝たり起きたり・・・。眼が開いたら5時だった。5時半開門の本願寺さんの「おあさじ」に行った。

 

 こういうタスキをかけた「念仏奉仕団」のご婦人たちが続々と続々と・・・。このタスキの色でお寺さんが違うらしい。そら、迷子捜しみたいなもんだ。

 

 6時前になると「おあさじ」がはじまる。阿弥陀堂では「讃仏偈」のお勤め。それが終わると御影堂で「お正信偈」のお勤め。私もそうそうはゆっくりとはしていられない。だが、おなかの調子がよくないので、朝食はパス。野菜ジュースだけを流し込んだ。

 

 さて、今日は奈良県御所市(ごせし)へのバス・ツワーに参加することになっている。大型バスに30人ほどだからゆったりとしたもの。さすがに、寝不足なのかうたたねばかりをやっていた。

 

 途中、橿原市にある「ダイヤロイヤルホテルズ」というホテルで昼食。

 

 中華風なランチ。おなかがすいていたもので、勢いよく食べたら、今度はおなかがぱんぱんになってしまった。こんな昼食なんぞ食べたことがないからなぁ。とにかく、お米のご飯は苦手だが、こういう旅には決まりがあって、「一粒一滴みなご恩 不足言ってはもったいない 感謝でおいしくいただきましょう」という挨拶をしなければならない。だから、残してもいけないのだ。

 

 食後は、ホテル内で行われていた新車発表会なんぞをのぞいていた。最近の車はすごいなぁ・・・・。この車はみんなの注目の的だった。

 

 今日の目的地がここ。御所市柏原にある「水平社博物館」。私の博物館巡りも、とうとう奈良県まで来てしまった。最近は女性蔑視のヤジが話題になっているが、いつになってもそういうものがなくならない。こうした、運動の先人たちの爪の垢でも飲ませたいものだ。

 

 ここには「」の歴史や、全国のの記録などが展示されている「人権運動のふるさと」である。定規というものは人が作るから、どんなに作っても「差」が出てしまう。でも、どんな人が作っても「水平」は「水平」で「差」がないのだそうだ。

 

 このお寺は、その「宣言」を起草した「西光万吉」の生家である「西光寺」さん。ここにもおまいりさせていただいた。

 

 みんなでそろって「讃仏偈」のお勤め。江戸時代からのお寺だそうで、外観は新しいが、中は古くて重厚なしつらえになっていた。

 

 これが、その「西光万吉」のお墓。有名な「宣言」の末尾にある文字が刻まれている。「人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。」

 

 今日の掲示板はこれ。「丁寧に生きればきっとどこかにつながる。心を込めた仕事をすればきっと結果が出る」という、エッセイストの佐々木志保美さんの言葉から。今日のを作り上げた、柏原の若者たちのように熱意をんもって丁寧に生きれば、きっとどこかにつながってくるし、心を込めた仕事をすれば、きっと結果が出てくるのだと確信したことだった。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


ツイッター

<script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>