東かがわ市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は2.6度から12.2度、湿度は74%から44%、風は1mから4mの北西の風が少しばかり。明日の3日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。
外気温は低いらしいが、ここから見る限り春の野山に見えている。ここではテレビも見ないし、新聞も雑誌もないのでまるで仙人のような毎日だ。ただ、看護師さんらの「血圧測定させていただいてよろしいでしょうか」だ、「検温、お願いしてもいいでしょうか」という、変な日本語に辟易する。
3月2日の朝食はこれ。味噌汁にサトイモの煮付け、キュウリもみに米飯小と牛乳。今日のお昼はオペのためにないのだそうだ。
朝の薬はこんなもの。わが家と同じもの。心臓系統の薬がほとんど。
12時半に点滴が開始され、術衣に着替え、車いすで検査室に入る。検査は13時からの予定。心臓カテーテル検査とは、手足の動脈からカテーテルと呼ばれる細い管を心臓の血管の入り口まで送り込み、カテーテルの先端より造影剤を注入して、心臓を栄養している血管(冠状動脈)の細くなったり、詰まったりしている部分を写し出す方法である。現在、狭心症、心筋梗塞の診断を確実に正確に行う為には、欠かせない検査となっている。
私の場合、右手の手首と、右のど元の2回所からの挿入となったため、左手は点滴針挿入、右手首からはカテーテル挿入のため、局所麻酔。右首筋も同様・・・。
これが検査室のイメージ画像。この検査台が案外と高い位置にある。ドクターらが立ったまんまで手元で操作する位置らしい。ここへ、脚立みたいなハシゴで乗るのだが、検査台は狭い。
13時に検査室に入って、準備やらミーティングやらがあって、検査が終わったのが13時40分。部分麻酔だから意識ははっきりしているし、「大きく息を吸って~~、吐いて・・・止めて」みたいな指示が出る。そうそう、私はこういうシートをすっぽりとかぶせられているので、外の様子はまるで見えない。
検査が終われば、車いすで病棟に戻って安静に・・・。カテーテルを挿入した右手は固定。肘を動かすのはいいが、手首は使わないように・・・ということで板に固定されている。
左手の点滴は終わればおしまい。左手は自由になったが、食事もトイレも左手だけで・・・というのは、慣れないと少しばかり不便。
首の止血と絆創膏が首輪みたいで変な気分。これも、明日の朝でないと外れない。
これが夕食のカテーテル食。お箸を使わないように爪楊枝が刺してある。ご飯は左手で手づかみ。味噌汁はストローで飲むようになっている。お昼抜きだったから、ご飯は自粛しようと思って居たが、黙々と食べてしまった。
今日の掲示板はこれ。「同じことでも「なんだこれしかできない」と不満に思う人「これだけはできた」と喜ぶ人 喜ぶ人が幸せへ」というもの。「3歩しか歩けない」と嘆くのか、「3歩も歩けた」と喜ぶかの違い。それが人生には大きなことで、1,000Kmしか歩けないのか、1,000Kmも歩けたと喜ぶのかみたいな差になって来る。人生は、そんな少しの差が大きな喜びに実って来るものだ。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。