まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

暑い日も 雨の日もある 寺の庭

2016年07月06日 | 時には日々是日

 京都市は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、大気の状態が不安定となっているため、夜のはじめ頃まで雨や雷雨となるところがあるらしい。今日の気温は26.1度から34.9度、湿度は92%から61%、風は1mから3mの南南西の風が少しばかり。明日の京都府は高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 さて、1時間半から2時間おきにトイレに起きるものだから身体がカラカラになって、喉が渇いて仕方がないので眼が覚めて起きたのが朝の5時前。早くから起きて、寝ている人の邪魔をしても悪いのでお寺から外に出た。

 

 で、近くのコンビニで水分補給をする。

 

 その後、お隣の本願寺さんの「おあさじ」に出る。朝のお勤めが6時からつとめられている。でも、ゆっくりとしている訳にもいかない。

 

 阿弥陀堂のお勤めが終わればすぐさま、うちのお寺に引き返す。

 

 6時半からは「両堂=阿弥陀堂と御影堂」の畳のから拭き掃除である。受講生全員が、このお掃除をする。

 

 お掃除が終われば宿舎の片付けに入る。使った寝具からシーツをはがし、布団の種別ごとに分けて整頓する。みんな手慣れたものでてきぱきと片付ける。

 

 午前8時からは朝食になる。これまた、みんなでてきぱきと食事の準備。朝は「ご仏飯」のお裾分けということで、ご飯とお味噌汁などが定番となっている。それに納豆と海苔とおつけもの。

 

 私は小食だから皆さんの半分ほどをいただく。

 

 午前8時からは「ご晨朝(じんじょう)=おあさじ」である。阿弥陀堂では「讃仏偈」、御影堂では「正信偈」のお勤めになる。

 

 で、9時から12時までが講義になる。今回は、インターネット時代の中での人権問題を取り上げている。安易にLINEやFACEBOOKなどのSNSなどで、ヘイトスピーチや人権問題などが一気に拡散してしまう中で、現実社会の人権問題はどうあるべきか・・という講義であった。

 

 12時からは閉講式があり、修了証書が授与されて、今回の研修が終わった。

 

 いつもお世話になるお店で格安のお食事。150円の生ビールに「小すだちうどん」とサービスの生玉子。おうどんたって、ミニサイズでふたくちほどで食べられるもの。まるで幼稚園生のお食事みたい。とにかく、おなかが小さいのだ。

 

 途中で、「龍谷ミュージアム」での展示をみたり、仏教のお勉強をしたり、仏具屋さんで仏具や仏壇を眺めたりしながら、30分ごとのトイレ休憩の場所を探して歩き回る。高速バスは京都駅前を16時50分発。永い4時間余りだった。

 

 今日の掲示板はこれ。「いいところも悪いところも 丸ごと あなた自身じゃないですか」という松原祐善先生の言葉から。私たちがいつも忘れていること。それは、松原祐善先生が仰るような、丸ごとの私を好きになること。自分のいいところだけしか認められないのは理想主義。そもそも自分で認めたり認めなかったりする以前に、私はこの世に生まれることを認められていたではないか、生きることを願われていたではないか。丸ごとの自分を「そのまま愛しています」と手を広げて待ちわびていてくださる仏さまがいらっしゃるのである。その仏様が大きな声でこの私を呼んで下さっているではないか。「南無阿弥陀仏」と。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


ツイッター

<script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>