まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

立葵 梅雨明けはまだか 背伸びして

2016年07月15日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は湿った空気の影響で概ね曇っていたが、そのせいか涼しい一日になった。気温は24.7度から28.0度、湿度は84%から70%、風は2mから3mの西北西の風が少しばかり。明日の16日は梅雨前線や湿った空気の影響で、概ね曇る見込みらしい。

 

 まるでいきなり秋になったのかと思うような涼しい朝になったので、集落一周の散歩に出てみた。毎日、パソコンの前でキーボードとの格闘だから、エコノミー症候群のように足のふくらはぎがパンパンに腫れ上がってくる。少しは運動をしなければ・・・と思うのだけれど、連日の雨だったし、雨が降らなければ蒸し暑かったし・・。

 

 で、久々に遠出をしたのだけれど、汗も流れないほどの涼しさだった。

 

 今日は一日、エアコンのいらない日になった。

 

 でも、そんな、呑気なことも言っておられない。とにかく、2400件のデータを見直さないと、先に進めないのである。秋までに「田淵家の遍路札」の調査研究発表用の資料を作り上げないといけないのだ。

 

 で、先に作ったデータに、この真ん中の主文と、左右の願文を付け加えていくのであるが、願文は先に勝手に私が付け加えてあるので、それは確認だけ。

 

 でも、中央の「奉納四国八十八ヶ所霊場遍路同行二人」という言葉だけなんだが、四国と四國があり、八十八も八拾八があり、ヶ所にも箇所があり、遍路に至っては辺路・邊路・徧路・偏路があり、徧禮・辺禮・・・・があり、同行二人にも弐人があり貳人がある・・・。これは大いにストレスがたまる。奉納・奉納・・・と続いていて、たまに「奉修」なんぞがあったりすると目がつり上がってしまう。

 

 今日は230件でやめた。で、論文の準備に入った。

 

 こういうソフトで、納め札に関する資料をデジタル化しておく。

 

 参考資料の引用のためである。いちいち、手で入力するのも面倒だから、こうしておけば楽々と引用ができる。

 

 これは私の自分用の調査研究論文であるが、オタクな部分を削って、本番用の資料に使うことにする。

 

 田淵家の遍路札は慶応四年から昭和十五年までである。その間に何度かのお遍路ブームの波があったし、東北を除くほぼ全国からのお遍路さんが来た。時期は旧二月から三月が圧倒的に多い。女性のお遍路も半分近くを占めている。そんなお遍路さんを引きつけたものは何だったのか。まだまだ、結論は見えてきそうにはない。

 

 2400件中、今日で670件のデータが投入できた。まだまだ峠が見えてこない。

 

 今日の掲示板はこれ。「わたしたちのすることは 大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません でもその一滴の水が集まって大海となるのです」というマザーテレサのことばからである。私たちにできることはとても小さなものかもしれない。でも、歩き出さなければ目的地には到達しない。毎日、ここからがスタートである。種はどんなに小さくても、そこから、芽が出て花が咲き豊かな実を結ぶことを信じて。時間がかかるかもしれないし、一人では無理かもしれないけれど、歩き詰めなければゴールにはたどりつけない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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