まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

お盆間近かの風景・・・。

2006年08月09日 | 歴史
 私たちがさぼろうと甘えようと・・・手を抜こうとも・・・、時間の流れは正直です。そして一途です。そんな怠惰な私たちに媚びようとはしないものです。

 私たちが風邪をひこうが熱を出そうが、手足が傷だらけになろうとも・・・、時間だけは粛々と進んでゆくものです。

 なんだかんだというものの・・・今日ははや八月の九日。長崎の原爆忌日です。長崎市長さんは、原爆がなくならない世界情勢に危機感を訴えておりました。世界の平和というものの不安感を危惧しておいででした・・・。正直な気持ちでありまましょう。

 あっという間にお盆がやってきます。僧侶にとってのお盆というのはそれなりに意味があるもので、人生を考える上での大きな節目であり、きっかけとなるもの。単に飲んで騒いで・・・それでおしまいというものではありません。

 そのこころの準備が・・・まだ・・・です。でも、残された時間はわずかです。さぼらずに、あまえずに・・・粛々として・・・お盆をお迎えしたいものです。

お墓の掃除です・・・。

2006年08月08日 | 歴史
 昨日の午後から・・・頭痛がするし、手がふるえるし、絶不調になりました。まるで私がこわれてゆくようです・・・。

 夕食でもビールが一本、飲みかねるようなありさま。んで、早々に寝てしまいました。寝てから気が付いたのですが、これって風邪じゃないですか。昼間には汗を流して、エアコンをがんがんにかけてた車に乗ると・・・これじゃ、身体が壊れてしまいます。

 夜中の一時ころに目が覚めても、ビールを飲むわけにもいかないし、風邪薬をそんな時間に飲んでもいいものかどうか・・・。で・・・もんもんとして寝付けませんでした・・・。

 朝はところてんと・・・風邪薬。昼食のあとでも薬を飲んだのですが・・・眠くて眠くて眠くて・・・。あちらで仮眠。こちらで休憩・・・・。

 原因がわかれば安心です。で、お盆前のお墓の掃除です。昼食後、すぐに山の家に出かけて・・・草刈りからです。その後、ポリタンク二杯の水を運んでほこり落としなんぞを・・・。

 明日の水曜日にはケイコおばとさっちゃんがお花なんぞを持ってお参りの予定です。

 しかし、今の時期にのどがいたいし、セキをするとおなかにまでひびくという風邪には・・・参ったなぁ・・・。

稲穂が風にゆれています。

2006年08月07日 | 歴史
 今日は・・・とびきりに暑かったです。顔が手がひりひりとしました。汗がシャツを染めてゆくのですが、それはそれで納得・・・・みたいな。

 この田んぼ、犬のお散歩コースにあるよそさまの田んぼなんですが、もう、稲穂が垂れています。お盆開けには収穫でしょうか・・・。

 いえいえ、そういうお話ではありません。この田んぼの中央付近、へこんでいるのが見えますでしょうか・・・。イノシシが乱入して走り回っておるのです。電気柵も周囲にめぐらせてあるのですが・・・、全く、役にたっておりません。ためしにさわってみたら・・・、電流なんぞ流れておらんのです。どこかでアースに落ちてしまったか、それとも、電池切れなのか、はたまた、スイッチの入れ忘れなものか・・・。

 相当の投資をしているのに、点検を忘れてしまえば・・・こんなものです。

 我が家の野菜畑には、あれ以降、おさるさんの侵入はないようです・・・。


海にいってきました。

2006年08月06日 | 自然
 金曜日の午後からさぬき広島にいってきました。

 島の別荘の周囲の草刈り、お布団干し、ダニの駆除・・・なんぞ、なんぞです。

 船・・・あかつき丸に燃料補給・・・20リットルのポリタンク4杯ですよ。遊びもバカにならんです。お風呂用の灯油、船の軽油、プロパンガスで・・・一万数千円・・・。別荘を持ってる人がいうことじゃないか・・・。

 しかしのかかし、暑いのは暑いのだけれど、気持ちいい暑さだなぁと思ったですよ・・・。

 軽油の入ったポリタンクを抱えたまんま、海にざんぶりこ・・・。転落です。これで私の命も終ったか・・・と思ったとたん・・・、足が海底についてるんです。なんじゃらほい・・・。奇跡の生還です・・・・。奇跡でもなんでもないか・・・。

 で・・・です。自治会長さんが・・・船が流れよるでぇ・・・というではないですか。係留用のロープが切れておるんですよ。しかし、潮が引くまでまってはおられない。そこで、ざぶざぶと海に入って、ロープを結びなおしです。首まで浸かっての作業でしたが、ようやくに修理して、二時のフェリーで帰りました・・・。


おふとん干しです。

2006年08月05日 | 自然
 どれだけのお布団があるんでしょうか。何枚のお布団なんでしょうか。

 とにかく、全部を押入れから引きずり出して、道端から道路から並べました。まさに、おふとんロードです。毛布からシーツから枕まで・・・。

 でも、いきはよいよい・・・帰りはこわい・・・みたくなもので、広げたのはいいのですが、・・・・片付けするのにはよいしょが必要でした・・・。


 なんだかなぁ・・・、みたいな印象です。・おかげで、手足に、切り傷とか、スリ傷とかがいっぱいです・・。・。


仏生山法然寺の夏・・・。

2006年08月04日 | 歴史
 高松市の南方、仏生山という町にあるのが法然寺。浄土宗を開いた法然上人ゆかりのお寺です。承元の法難にあわれた上人が讃岐に流され、その庵であった小寺をここに移築したのが、開基の縁起です。

 誰が移築したかというと・・・、高松藩主となった松平頼重公。徳川家は、この浄土宗であったために、高松松平も浄土宗を信仰し、その菩提寺として、この法然寺を建てたといわれています。

 この参道を上り詰めた山頂には、歴代藩主やゆかりの人たちの墓所となっており、「般若台」と呼ばれています。戦いの最後には、この場所で藩主らが自害切腹して果てる・・・という場所でありましたが・・・、そのような戦いはありませんでした。

 ここには、大きな納骨堂があり、私の父の遺骨も、ここにおさめてあります。

 また、ここには讃岐三涅槃の一つの・・・大きな涅槃像(お釈迦様の入滅像)があります。一度、参詣、おまいりしてみてください。新たな感動がわいてくるはずです。いろんな動物たちやお弟子さんが泣き悲しんでいるさまにこころがふるえることでしょう・・・。

 で、今日のお昼から、島の家のお掃除に出かけます。草刈りとか、お布団干しとか・・・、お盆前の行事です。

言われなければわからない・・。

2006年08月03日 | 歴史
 ふっと・・通りがかった神社です。思わずに・・・「ん???」という気持ち。

 なんということのない、普通の神社です。国語では・・・「じんじゃ」といいますが、私ども業界人は・・・「じんしゃ」と言います。

 それはさておき・・・、右と左の犬の形が違うのです。台石とかは一緒なのですが、上の犬の形式が違うのです。向かって左の狛犬は・・・耳が大きい「阿波型」といわれるもの。向かって右は・・・普通の正座型。尻尾の形もまるきり違うでしょ。

 おそらく、左側が壊れたか、なくなったかで、後から補充したものと思われます。向かって右側の狛犬の形式が古い様式です。

 この神社は・・・今のまんのう町、昔の琴南町のさらに山奥の小さな神社ですから、阿波(徳島)との県境に近い山里ですから、阿波型が運び込まれたのが納得です。

 古い形式の狛犬は正対・・・、つまり、真正面に向き合っておるのです。それが、時代を経ると・・・、参道に向かって、出迎えるような形に顔を45度、傾けるようになります。

 言われなければ・・・わからない・・・お話です。


父の祥月命日・・・。

2006年08月02日 | 自然
 本当は・・・昨日(8月1日)が父の命日であったのですが、なんやかんやで・・・、お勤めができずに、ようやく、今晩になりました。

 私の父が亡くなったのは、私が22歳のころ。まだ、神戸の電話局の駆け出しでした。父は水道屋で、夜間切り替えとかの無理がたたって、亡くなったといわれています。46歳の若さでお浄土にお帰りになりました・・・。

 その年をすっかりと越えました。父よか大きくなりました。父よか年寄りになりました。父よか長生きさせてもらっています・・・。

 「仏説・・・無量寿経・・・・。こーげん・ぎーぎー・・・」

 我が家の三人でお勤めをさせていただきました・・・。

 芙蓉の花が満開です・・・。

昔、ここに鉄道があった・・・。

2006年08月01日 | 歴史
 香川だけではないのですが、あちらこちらを走っていますと・・・、「これって、なんだぁ~」って、思うものが、各地に残っています。

 この柱は・・・、塩江温泉鉄道・・の鉄橋の橋脚です。昭和の4年から16年代に・・塩江温泉への簡易鉄道が走っていた遺蹟です。

 おりしも太平洋戦争に突入し、レールは徴収されて兵器となり、ガソリンは飛行機の燃料に回されて・・・消えてしまった鉄道です・・・。

 そうした・・・塩江温泉鉄道の遺蹟巡りを、ホームページに掲載してあったのですが、まるきり消えてしまったのを、今日、なんとか復活しました。

 継続は・・・力なり・・と申します。前進なくして進歩もありません。つたなくても、遅くとも・・・、前進してゆくことで・・・、魂・精神の進化もあるだと思います。

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