まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

蝉の声 止んで子供ら いなくなり

2016年07月16日 | 今日もしっかりとお勉強・・。

 さぬき市地方は梅雨前線や湿った空気の影響により曇りで、昼過ぎから夕方には雨の降る所があるらしい。気温は22.7度から29.0度、湿度は88%から72%、風は0mから3mの東北東の風が少しばかり。明日の17日は引き続き梅雨前線や湿った空気の影響により曇りで、朝から昼過ぎは雨や雷雨の所がある見込みらしい。夕方からは晴れてくるということだ。

 

 高松市福岡町にあるセトラ高松という住宅展示場に行ってきた。いや、別に住宅を建てるとか見学とか相談のためではない。

 

 平成17年の正月から三月あたりには、昼休みになると、こうした展示場を見て回ったものだったが、あまりにも立派すぎて高すぎて諦めざるを得なかったもの。島の家「暁光庵」のローンを退職金で支払った直後にわが家が台風で流された時、貯金も預金もない状態で、わが家を再建することなんて不可能だった。

 

 そんなことを思い出しながらやってきたのは、ここで行われた「草創の会セトラ歴史勉強会」でお話をするためだった。

 

 お話は、塩飽の海から大陸を目指した三人の男たちの物語だった。古川庄八・古川阪次郎・山口嘉次郎の冒険物語の前編だったが、今日のメンバーたちには届いたのだろうか。しかしのかかし、1時間半の講演はきついものがある。なにせ「サムスカ錠剤」の効き目は強烈だから、ほぼ30分ごとにトイレに行きたくなるのである。でも、講師が途中でトイレに立つというのも前代未聞。

 

 十年前には、ここにはたくさんの住宅が建っていたように記憶しているが、現在は五軒ほど。空き地が目立つなぁと思ったことだった。ま、セトラさんも宇多津・観音寺と三箇所もあるし、そのほかの展示場さんもあるので、そのバランスなんだろうか。

 

 さて、帰りにだってトイレに行くのは同じ事。ほぼ30分ごとにトイレを探して走り回る。講演会が12時前に終わったのだが、そういう時間帯はどこのうどん屋さんも行列になっている。そこで、比較的空いていたコンビニで弁当とお茶を買ったがトイレは混んでいた。仕方がないので走り回って、志度寺さん裏の公衆トイレに駆け込んだ。

 

 用を足して志度寺さんを見ると大勢のお客さん。観光バスも何台もが停まっている。あ、今日は7月の16日じゃないか・・。この日は昔から「志度寺さんの十六度市」の日として有名だった。少し前までは植木市や野道具市が開かれていたが、近年はご本尊さんの「御開帳」の日になっている。

 

 こんなことは滅多にない。この前は三年か四年か前だった。四国霊場のお寺の本堂に入れるなんて滅多にないこと。さらにご本尊さまをじかに見られるなんてそうそうはないことだ。

 

 これが、補陀洛山志度寺の本尊「十一面観音立像」である。像高146Cmの檜の一木造りである。脇士は不動明王像と毘沙門天像で、ともに檜の一木造りで同じ時期の同じような彫刻になっている。今年は「撮影禁止」になっていたが、数年前にはOKだったのかも知れない。

 

 お土産にはクリアファイルと腕輪守りと文化財ガイド。

 

 ご本尊のある本堂を巡回していくと、本堂の裏手に扉が開いている。この扉の外から本堂を覗くと本尊厨子の真後ろに描かれた、金色に輝く阿弥陀如来絵図が見えるようになっている。御開帳と一緒に行われていた十六度市に訪れていたという小豆島の多くの方に向けて、開かれていた扉である。約30年前は十六度市に小豆島からもたくさんの方が行商や買い物のために訪れ、志度寺のすぐ裏にあった海岸に船を止めていたが、その海岸も埋め立てられ、十六度市もやまってしまった。現在では、この扉だけが小豆島と志度との絆の証となった。

 

 これが、その、阿弥陀如来座像であるが、慌てていたのかきれいには映らない。そのほかにもたくさんの珍しい仏像や絵画が拝観できる。

 

 これは、おへんろつかさの会の養成講座で教えてくれる「閻魔堂」である。ここの閻魔さんは全国でもここだけらしいという、冠上に「十一面仏頭」を頂いている。今日は「奪衣婆堂」も開帳されていた。

 

 昼食時間とトイレとの関係で、思わず飛び込んだトイレのおかげで、今日は思いもしないものを見ることができたことだった。ちなみにお弁当は「海女の墓」すぐ横の駐車場でおいしく頂いた。

 

 今日の掲示板はこれ。「針を踏んで痛む足が蟻をつぶして平気だ」というもの。いつもの赤松先生のお寺におったものだと記憶をしている。「クギを踏んで痛む足が、アリを潰して平気で、身勝手な被害者」というものが出拠だと思う。「アリを踏まずになんて、そんなことをいちいち気にしていたら 歩けない。それは仕方がないことだ」と思うものだが、その「仕方がない」「しょうがない」という自分の思いこそが、自分を正当化し、自分を中心にしてしか 物事を受け止めていない自分の身勝手さの象徴ではないかと言うているのである。人が生きるということは、多くのつながりの中に生きていて、他の人や動植物、自然にも迷惑をかけながら、しかも傷つけながら生きているのだということ、そういう自分の身の事実を見つめ直すことの大切さを噛みしめたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


立葵 梅雨明けはまだか 背伸びして

2016年07月15日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は湿った空気の影響で概ね曇っていたが、そのせいか涼しい一日になった。気温は24.7度から28.0度、湿度は84%から70%、風は2mから3mの西北西の風が少しばかり。明日の16日は梅雨前線や湿った空気の影響で、概ね曇る見込みらしい。

 

 まるでいきなり秋になったのかと思うような涼しい朝になったので、集落一周の散歩に出てみた。毎日、パソコンの前でキーボードとの格闘だから、エコノミー症候群のように足のふくらはぎがパンパンに腫れ上がってくる。少しは運動をしなければ・・・と思うのだけれど、連日の雨だったし、雨が降らなければ蒸し暑かったし・・。

 

 で、久々に遠出をしたのだけれど、汗も流れないほどの涼しさだった。

 

 今日は一日、エアコンのいらない日になった。

 

 でも、そんな、呑気なことも言っておられない。とにかく、2400件のデータを見直さないと、先に進めないのである。秋までに「田淵家の遍路札」の調査研究発表用の資料を作り上げないといけないのだ。

 

 で、先に作ったデータに、この真ん中の主文と、左右の願文を付け加えていくのであるが、願文は先に勝手に私が付け加えてあるので、それは確認だけ。

 

 でも、中央の「奉納四国八十八ヶ所霊場遍路同行二人」という言葉だけなんだが、四国と四國があり、八十八も八拾八があり、ヶ所にも箇所があり、遍路に至っては辺路・邊路・徧路・偏路があり、徧禮・辺禮・・・・があり、同行二人にも弐人があり貳人がある・・・。これは大いにストレスがたまる。奉納・奉納・・・と続いていて、たまに「奉修」なんぞがあったりすると目がつり上がってしまう。

 

 今日は230件でやめた。で、論文の準備に入った。

 

 こういうソフトで、納め札に関する資料をデジタル化しておく。

 

 参考資料の引用のためである。いちいち、手で入力するのも面倒だから、こうしておけば楽々と引用ができる。

 

 これは私の自分用の調査研究論文であるが、オタクな部分を削って、本番用の資料に使うことにする。

 

 田淵家の遍路札は慶応四年から昭和十五年までである。その間に何度かのお遍路ブームの波があったし、東北を除くほぼ全国からのお遍路さんが来た。時期は旧二月から三月が圧倒的に多い。女性のお遍路も半分近くを占めている。そんなお遍路さんを引きつけたものは何だったのか。まだまだ、結論は見えてきそうにはない。

 

 2400件中、今日で670件のデータが投入できた。まだまだ峠が見えてこない。

 

 今日の掲示板はこれ。「わたしたちのすることは 大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません でもその一滴の水が集まって大海となるのです」というマザーテレサのことばからである。私たちにできることはとても小さなものかもしれない。でも、歩き出さなければ目的地には到達しない。毎日、ここからがスタートである。種はどんなに小さくても、そこから、芽が出て花が咲き豊かな実を結ぶことを信じて。時間がかかるかもしれないし、一人では無理かもしれないけれど、歩き詰めなければゴールにはたどりつけない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


降りしきる セミの鳴き声 抜けて来る

2016年07月14日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は梅雨前線や湿った空気の影響により曇りで、夜のはじめ頃まで雨や雷雨の所があるらしい。気温は25.7度から33.5度、湿度は92%から70%、風は1mから3mの西の風が一時は強かった。明日の15日は、四国の南海上まで梅雨前線が南下するらしいが、湿った空気の影響で概ね曇りとなる見込みらしい。

 

 わが家の前にこんなものが立てられた。だから、わが家から出る時にはこの方向には出られないので、反対側に南に向かって出るように言われた。

 

 見れば、大きなクレーンが道路を完全にふさいでいる。

 

 というのも、先日来の雨で、山肌が崩落して、みろく池に通じている水路をふさいでしまっているらしい。その復旧工事のために、このバックホーという重機をクレーンで釣り上げて水路上に運んで土砂を片付けている。取り除いた土砂や岩を、クレーンで吊り下ろしてダンプカーに積み込んでいた。

 

 ということで、またしても香川県立図書館にやってきた。車から降りた瞬間に猛烈なクマゼミの「シャンシャンシャン・・」という鳴き声が降ってくる。先週にはそうでもなかったのに、今日の蝉の声はすさまじい。まるで、蝉の鳴き声のトンネルである。わが家には蝉の声なんぞ聞こえないのに、やはり、これは気温の違いによるものらしい。

 

 セミなんぞ、いくらでも指で掴めるほどの場所で啼いているし、そのあたりの地面には無数のセミの這い出してきた穴ぼこがたくさん・・・。

 

 おへんろつかさの渡邊会長のオーダーで作業を始めた、遍路札のお手本になる調査報告書である。この本はすっかりと本文も資料もスキャンしてあるので、大して参考にはならないのだけれど、全体像を掴むために借りて来た。

 

 この本だって同じ事。もう、何度も何度も借りているので、どこに何があるのかも覚えているくらい。

 

 でも、細部のことになると思い出さないし、少し前の記憶なんてどこに置いたのかも覚えていない。

 

 そこで、その確認のために借りて来たようなもの。ま、これがあれば一安心・・・というような心の安定剤。

 

 で、今日も朝の5時から作業を始めて、朝に50件、戻ってから200件の投入を終えて、今日の作業は終了。昨日の200件を加えて450件の投入が終わったことになるのだが、こればっかりもやってられない。

 

 来月の講演会の案内チラシの作成もやっておいた。講演会の構想はできているのだけれど、まだ、準備は少しも進んでいない。優先順位というものが難しくて、遍路札の整理が先か、講演会が大事か、法話会はどうすんだ・・と、目の前の「らせん階段」。

 

 でも、慌てなくても正月は来る。おぼんもやってくる。お彼岸もやってくる。「だから今日はくよくよしないで 今日の風にふかれましょう・・」と、中島みゆきが歌っておいでだ。「まわるまわる 時代はまわる・・・」明日になればどうにかなるさ。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生は長さじゃない 深さです 幅です」という金子大栄先生の言葉から。誕生日が過ぎて、またひとつ歳を重ねた。気がつけば、もう、68才にもなっていた。人は、新年を迎えたり、誕生日を迎えると「おめでとう」という。何が「めでたい」のだろうか。確かに、長寿はめでたいことに 違いない。しかし、必ず老いて、必ず死する身である。人として生きる、その限られた人生を、長さで測るだけではさみしいではないか。たとえ短い人生でも、その人ひとり となって誕生した「いのち」の深さに目覚めるところにこそ、お祝いされる命の「尊さ」があるように思う。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


雨の日は 御用聞きみたいに 日が暮れる

2016年07月13日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は梅雨前線や湿った空気の影響で、雨が降っていた。気温は26.1度から29.7度、湿度は94%から78%、風は1mから2mの西の風が少しばかり。明日の14日も湿った空気の影響で、概ね曇る見込みらしい。

 

 ♪~雨にぃ濡れながらぁ~たたずむ人がいる~♪・・・・などと口ずさみながらの朝になった。しかしのかかし、「今年の梅雨はよく雨降る梅雨だ・・」と早口ことば風に言ってみたり・・。

 

 でも、本当は、そんな悠長なことは言っておられないのであって、とりあえずは田淵家の総一覧表を作り直さないといけないのだ。これを元にして分析をしたり解析をすることができるのだ。

 

 先に会長さんらが作った一覧表に、主題の「奉納四国八十八ヶ所順拝・・・云々」やら、副題の「天下泰平・国家安全」だのを追加させるようにした。副題の四文字熟語は私の一存でやっていたものを組み込んでみた。エクセル・シートをあれこれいじくって並べ替えもやってみた。

 

 手本となる香川県教育委員会による「善通寺市細川家の俵札」のデ-タに近い形にしてみたが、いらない項目は省いてみたり。

 

 そこにデータを追加してみたが、一件のデータ投入に3分から4分は掛かってしまう。

 

 この画像はどういう訳か(ま、普通は横長の画像になる)横になっているので、それをよいしょと回転させないと日本語が読めない。その時間がけっこうかかってしまう。で、こういう筆文字だから簡単には読めないが、一年も眺めていればおおよそは理解できるようになった。「奉納四国八拾八ヶ所為二世安楽同行二人」と書いてある。明治三十四年 二月吉日 備中國北木嶋村大浦 奥野久太郎と読める。それを解読して認識して入力するから時間はかかる。

 

 ということで、今日はB-001からB-200までの200件のデーターを処理したが、2400件を投入するには12日もかかる計算になる。ということは今月いっぱいはこれにかかり切りになるってことかい。会長さん、ボーナスはずんでおくれでないかい・・・。

 

 南側の県道工事では、二期工事が始まって、前月とは違う業者さんが担当するようで着工挨拶に来た。7月には県道や市道の除草作業が行われるというので、草刈りをする業者さんも挨拶に来たし、近くで山崩れがあって水路をふさいでいるので、その復旧工事をするからというので、また別な業者さんが挨拶に来た・・・。自治会長さんって大変なんだ・・・。

 

 夕方には、明日が空き缶の回収日なもので、集積場のチェックもやっておく。この空き缶は全てわが家のもので一ヶ月分。ブルーのネットに詰め直さないといけないのだ。なんで、空き缶ばかりが溜まるのか不思議で仕方がない。

 

 今日の掲示板はこれ。「大丈夫って言ってみる つらくて悲しいそんな日は 大丈夫って言ってみる」というもの。出典は「ちびギャラ3」絵と文(ボンボヤージュ)。ま、とりあえずは、それでいいかもしれない。おとなたちだって、「ようこそ、ようこそ」かもしれない し、「なむあみだぶつ」かもしれないし、「南無大師遍照金剛」かもしれないし、「南無妙法蓮華経」かもしれないし・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


睡蓮の 庭に大きな 雲が乗る

2016年07月12日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は湿った空気の影響で曇っていた。気温は25.9度から33.4度、今期最高の温度となった。湿度は94%から70%、風は0mから2mの東南東の風が少しばかり。全くもって蒸し暑い一日になった。明日の13日は梅雨前線や湿った空気の影響で雨や雷雨となる見込みらしい。

 

 さて、毎週火曜日はここ、おへんろ交流サロンでの「俵札調査の日」であるが、先週は京都でのお勉強のためにお休みをした。だから、二週間ぶりの出勤になる。

 

 先月から、納め札の調査を終えて、「その他のお札」の分類に入っている。その他のお札と言うと、祈祷札・お守り・お御影・仏画・廻国六十六部お札・証文・領収書・個人的書簡・梵字のお札など16種類。

 

 そこへ渡邊会長から「ちょっと、集まって・・」ということで、男性三人が集まっての会議になった。

 

 というのが、「こんな風な本を作れ・・」というオーダーである。それも、「さぬき市教育委員会」発行になる学術的な研究発表論文にしろ・・というオーダーである。

 

 つまり、こういう、アカデミックな本にしろ・・と言うのである。

 

 私のこうした仏教民俗学的なオタクな本ではダメなのだそうだ。

 

 「さぬき市教育委員会」が出すのだからアカデミックなものを作れ・・・と言われても、どんな方向性にすればいいのかが分からない。

 

 ともかく、香川県教育委員会の研究報告書を参考にして、こういう一覧表の再作成から始めないといけないらしい。今まで作ってきた一覧表の上に、主文面(中央)=奉納四国八十八ヶ所霊場順拝や、脇の願文(左右)=天下泰平・国家安穏など幾つかの項目を追加する必要がある。

 

 こうした画像も、どうするか要検討らしい。つまり、もう一度、全ての画像を読み直して、一覧表を作り直すのだという。「そんな、バナナ・・・」という心境だけれど、今の一覧表をなんとか改造して、楽をして、それなりの一覧表にしたいものだと考えている。

 

 論文の本文については「自炊」した幾つかのひな形があるので、それらを活用して、それなりの論文に仕上げてみようと考えていた。

 

 こういうひな形があるので、不要な部分は削り飛ばし、さぬき市らしいデータを追加すれば、少しは「アカデミック」なものに仕上がるはずだと確信している。

 

 今回は、寒川家・飯田家・田淵家の「納札」に関する「調査報告書」である。それを、この秋までに完成させろ・・・というオーダである。ま、今年の夏休みの自由研究みたいな気分で取り組んでみようかとは思って居る。

 

 今月に講演会が一つ、八月にも講演会が一つと法話会が一つ。それ以降は予定を入れないで、このミッション・オンリーでやり遂げたいもの。

 

 とは言うものの、もう、今が七月、お盆のある八月、永代経のある九月、イベントのある十月。秋までに・・・と言うても、どれだけもない。脇目もふらずにやるしかないか・・・。

 

 渡邊会長の寒川家2,340枚、中島先生の飯田家1,130枚、私の田淵家2,400枚、合計、5,870枚・・・。結局は、みんな、私んところに集まってくるのだと思うのだけれど。はてさて、どうしたもんじゃろうかいのぉ~。

 

 今日の掲示板はこれ。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」という種田山頭火の言葉から。人生を旅とみなし、酒を愛し、旅に人生を委ねた現代の芭蕉、種田山頭火の残した名句だとされている。俳句にしてはずいぶんと長い句である。彼は明治13年、山口県に生まれた。本名は、種田正一。早稲田大学を中退後、家業の酒造を継いだけれど破産してしまう。その後、妻と離別し、出家して全国各地を漂泊行脚の旅に出た。その体感、体験から、数々の自由律の名句を詠んで残した。日本津々浦々を行脚し、その時々に感じた心情や情景を、素直な飾り気のないことばで詠み残した名句は、人生を真剣に生きようとするひとりひとりの心の奥深くへと染み入り、時代を超えて多くの人々に感動を与えてきている。あるがままの姿が大切で、山を見れば心がなごみ、雨の日は雨音を楽しみ、春夏秋冬いつの季節もよしとする。そのような心境を詠んだ句が、先の句である。これは禅話の、「日々是好日」に通じ、山頭火の憧れの心境で、何も出来ない自分が、仏の力によって生かされていると気付いた時に、観るもの聴くもの全てが有り難く感じられるものだと悟った句だとされている。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


梅雨半ば 今日の散歩は あきらめる

2016年07月11日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は梅雨前線や湿った空気の影響で曇りで、雨や雷雨の所がある見込みらしい。気温は24.8度から29.4度、湿度は96%から80%、風は0mから1mの西南西の風が少しばかり。明日の12日は、引き続き、梅雨前線や湿った空気の影響により曇りで、昼前から雨や雷雨の所があるらしい。四国地方の梅雨明けはまだまだ先になりそうな気配。

 

 今日は天気も良くないし月曜日・・・ということもあって、どこにも出かける予定は入っていない。それでは仕方がないなぁ・・ということで、相変わらずの「俵札調査」。

 

 昨日は暑かったからか、家に戻ってきてから利尿剤を飲んだせいか、夜中に一時間ごとにトイレに起きた。これは実に寝不足になる。トイレに行ったって、ついつい眠ってしまっては「あかんじゃないか・・」と目を覚ましたりするから寝不足は溜まる一方・・・。

 

 今日は49番から66番までのデータを整理した。ようやくに予定の半分までやってきた。

 

 さて、昨日の逆打ちへんろウォーキングの時に、皆さんが食べたり飲んだりした際のゴミを集めておいたし、歩きながらゴミを拾ってくれたものを集めておいた。

 

 それが私の愛車の中にはどっさりと溜まっていた。

 

 これを分別しなければならぬ。アルミ缶はアルミ缶、空き瓶は空き瓶、ペットボトルはペットボトル、燃えるもの、燃えないものなんぞと・・・。

 

 別に、誰に言われた訳でもないが、いつしか私の役目になっている。

 

 で、10時になったらお出かけ。奥方に頼まれていた用事をこなしておく。島の家の固定資産税の支払いを郵便局で貯金をおろして、銀行の通帳に振り込んだり、銀行のB支店の口座から奥方のM支店の口座に振り込んだりと・・・。

 

 私の講演会用のワイシャツをクリーニング店に取りに行ったり、代わりに冬物のズボンをクリーニングに出したりと・・・。ま、私のものだから文句も言えないのだけれど。

 

 その後は奥方用のビールを買いに行ったりと雑用ばかり・・・。奥方は昨日はお昼寝をしていたに違いないのだけれど。

 

 さて、思い出したようにお中元のお返しのおうどんでも・・と、製麺店にやってきた。

 

 自分で食べるおうどんは、セルフのお店の安くてうまいものを食べるのだけれど、こうして製品になったものはわからない。お店のおねえさんにお任せして選んでもらった。

 

 それにしても、「サムスカ錠」という利尿剤はよく効きすぎる。1時間ごとにトイレに行くのだが、出た分だけの水分をまた補給する。それの繰り返しの毎日になると、これで本当に正解なのかい・・・という気になってくる。でも、薬を飲まないと確実におなかに水が溜まってくる。ここが難しいところである。

 

 今日の掲示板はこれ。「ありがたいと思う心が 今日の幸福」というもの。どこの誰の言葉か分からないのだが、こうして生かされている毎日が有り難いし、こうして毎日が繰り返されていることがありがたい。そう思えることこそが、今日の幸福、今日の幸せなんだなぁと思う毎日なのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


蝉の声 聞こえぬ森の 地蔵堂

2016年07月10日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 高松地方は湿った空気の影響で曇り、雨が降るかと思ったが降らなかった。気温は24.5度から30.2度、湿度は98%から74%、風は1mから2mの東南東の風が吹けば涼しかった。明日の11日は、引き続き、湿った空気の影響で曇り、時々晴れるけれど、午後は雨や雷雨となる所があるらしい。

 

 今日はご案内の通り、JR鬼無(きなし)駅から遍路道を逆に歩いて、82番根香寺(ねごろじ)を打ち、今度は81番白峯寺(しらみねじ)を打って、80番国分寺に下って、JR国分駅からさぬき市に戻るコースである。一部、遍路道を往復する部分がある。

 

 JR鬼無駅には8時25分集合。今回の参加者は21名。

 

 一行は五色台を目指してゆるやかな坂道を上って行く。高松西高等学校の筋から鬼無小学校裏から遍路道に入る。

 

 一行は高松市道と交差したり、別れたりしながら五色台を登って行く。オレンジパークを経て根香寺を目指す。根香寺に着いたのは10時45分ごろだった。

 

 門前では高松長寿大学のOBさんたちがお接待をしていて、麦茶だコーヒーだ、バナナだお菓子だとさまざまなお接待を頂いた。

 

 もみじ若葉のきれいな根香寺の境内であった。ま、ここまで来る間に、暑さと湿度との関係で意識をもうろうとさせた会員さんが居られて、急遽、救援に行く一コマもあったが、ここに来ると、すっかりと意識は戻っていた。

 

 かんかん照りではないので、暑くて熱くてたまらない・・ということもなく、それなりに汗も流しながら、水分も補給しながら、元気な方たちであった。

 

 五色台の山上、中山休憩所で昼食タイムになった。ここでは会員さんからアイスキャンデーのお接待があった。

 

 私には「ガリガリ君」がお接待された。先ほど、麦茶とアイスコーヒーとバナナとミニトマトのお接待を受けたばかり。その上に、ガリガリ君やらお菓子、クッキー、オレンジ、善通寺の堅パンなどのお接待ずくめになった。でも、このガリガリ君は食べないとあかんだろ・・ということでおいしく頂いたのだが・・・。

 

 朝食はパンとコーヒーで食べたのだが、朝食後の薬は飲み忘れた。命にかかわる利尿剤「サムスカ錠」を飲んでいないではないか。だから、おなかがパンパンになってきて、お昼のお弁当が入らない。ま、あれだけ、お接待をいただいたのだからいいかぁ・・ということにした。

 

 一行は五色台の尾根を走る県道160号線からまたも外れて遍路道へと入っていく。10数年前には、お仕事で何度も通ったことのあるコース。また、会社のレクレーションでも、このコースは歩いたことがあった。でも、今は200mも歩けない。やはり、心臓の調子が悪いらしい。10mも歩けば、「ゼーゼーハーハー・・」と言うばかり。

 

 白峯寺に先回りして、待ち受け・・ということで、遍路道を逆走して一行を待とうとして登ったのだけれど、わずか300mほどしか登れない・・・。ご覧のように遍路道は連日の雨でどろんこ状態。

 

 ようやく皆さんの姿が見えた時はほっとしたもの。この先に自衛隊の宿舎があって、そこへの通信線の検査や設備調査で走り回った道なのに、制服を脱ぐと、こんなにもだらしなくなってしまうものなのか。

 

 そして81番札所の白峯寺さん。このあと、皆さんは再び、あの遍路道を元に戻って行って、途中から分岐をして、国分寺に向かう「へんろ転がし」の坂道を下って行くという。そういう道は、私の車では走れないので、今日の私のお仕事はここまで。

 

 こういう分岐点を超えて行くらしい。

 

 今日の掲示板はこれ。「苦労を ただ愚痴の種にするか 苦労を人生の師と考えるか それを決めるのは自分」というもの。いつもお世話になっている赤松先生のお寺の掲示板にあったことばである。これには解説も注釈も不要だと思う。でも、なかなかに、苦労を人生の先生だと考えるって言うのは難しい。ついつい、愚痴が出てしまうのが凡夫の私たちである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


梅雨半ば 冷たいうどんを 食べてみる

2016年07月09日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は低気圧や湿った空気の影響で雨が降ったり止んだりを繰り返していたが、夕方からは晴れて明るくなってきた。気温は23.3度から28.7度、湿度は95%から73%、風は1mの西の風が少しばかり。明日の10日は、高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。今日はアブラゼミの「ジジジジ・・」という声が聞こえていたし、街路灯の下にカブトムシの頭や羽が転がっていた。そういう時期になったんだなぁと思うことだった。

 

 朝方の激しい雨の音で起こされた。朝方の雨は激しくて、これでは高校野球香川県大会の開会式はできないぞ・・と思った。

 

 でも、テレビでもラジオでもネットでも、「開会式中止」なんてニュースは流れてこない。「さて、どうしたもんじゃろうかいのぉ~」

 

 それでは・・ということで、「田淵家俵札」の調査報告書を作成することにした。画像と、

 

 整理データとを付き合わせながら・・・

 

 特徴・特色のある納め札を抽出して一覧表に貼り付けていく。画像の抽出は、2200枚の中から110枚を選んだ。で、午前中に35枚の張り込みを済ませた。これもまた、根気の要る作業である。

 

 こういう論文の方も修正加筆しておくのである。

 

 外では雨が降ったり止んだりを繰り返している。

 

 お昼過ぎに奥方が仕事から戻って来て、すぐに「出かけるわよ~」というので、運転手を命じられた。で、高松市牟礼町にある「かまぼこ屋」さんに向かった。「有限会社竹内義商店」となっている。

http://www.sanlabo.net/shop/shop.shtml?s=2882

 

 ここで、親戚筋の三軒へお中元を贈るのだというのである。

 

 時間は13時を少し過ぎていたが、今日はここでお昼になった。ここもお久しぶりである。

 


雨の日は 黙って一人の 箸を置く

2016年07月08日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は低気圧や湿った空気の影響で雨が降っている。気温は23.8度から28.0度、湿度は96%から84%、風は0mから2mの東南東の風が少しばかり。明日の9日は低気圧や湿った空気の影響で雨や雷雨となり、明け方まで激しく降る所がある見込みらしい。

 

 今年の梅雨はよく雨降る梅雨だ・・・。田んぼがあるわけではないし、お仕事に行く訳でもないので、雨がいくら降ろうと少しも問題ではないし、困ることも何もない。

 

 昨夜のBSジャパンのなんでも鑑定団「極上お宝サロン」という番組を見るでもなく眺めていたら、「なぎら健壱」さんが千社札のコレクションを披露していた。

 

 四国霊場のお寺にも「千社札」を張ってあるのをよく見かけるが、あれをどうやって張るのだろうかと考えていた。あれを張っている光景は一度も見たことがない。

 

 ま、こんな道具を使うんだろうな・・とはうすうす感づいていたが・・・

 

 こんな「夫婦刷毛」というものを使うんだそうだ。

 

 それに、こうした「蝶番」を固定して、釣り竿などに固定するのだそうだ。

 

 で、千社札の裏に「大和糊」を塗って、蝶番に挟んで貼り付けるのだそうだ。その時に、他人様の札にかぶってもダメだし、重なってもダメだし、ボンド使用やシールもダメだそうだ。それに、カラーは控えて白黒のものが良いそうだ。張り終えたら、刷毛をうまく使って、きれいにしわ伸ばしをしたり、空気を抜いておくのだそうだ。

 

 9時半になったのでお出かけをして、歯医者さんに行って来た。

 

 昨日の「あたらしもみじまんじゅう」の半分をここにお裾分けである。「新・塩飽小坂小誌」の原本を書いたのが、ここの先生のおじいさん。つまり、ここの先生が福崎孫三郎の御子孫である。そのご子孫にもよろしく・・ということで、某大学の教授からの贈り物という訳である。

 

 ところで・・である。私は、いま、「俵札の調査」をしているが、納め札の原形は、この「巡礼札」だと言われている。ここは西国巡礼の26番札所の「一乗寺」さんのご本堂である。ここの天井の高さはおよそ七メートル。どうやって、あの天井に巡礼札を打ち付けられたのか・・・。

 

 ここには、「花弁状」というか「ヘリコプター状」というか、「竹とんぼ状」というか、扇形のように板を打ち付けてある。これは、いったい、どういうことなのか・・。多くの学者さんがたくさんの論文を書いているが、江戸時代後半のものが多くて、総数は約2万枚もあったという。

 

 壁際や柱にならばハシゴが掛けられるが、天井の真ん中ではハシゴは使えない。ましてや、千社札用の夫婦刷毛でも届かない。なぜ、巡礼者はそこまでして、巡礼札を打ち付けたのだろうか。

 

 一説では、十数人の「連」や「講」で巡礼し、10人ほどが第一段で輪を作り、その上に5人ほどが載り、3人が第三段、1人が第四段に上って、全員の巡礼札を扇状にして釘で打ち付けたのではないかと想定している。そうすれば、1.6m掛ける4段で6.4m、手を伸ばして7mの天井に釘が打てる。まるでサーカスもどきの巡礼団である。

 

 午後からはそういうことを論文にまとめていた。

 

 今日の掲示板はこれ。「私たちは毎日他のいのちを口にして生きている いただきますとはそのいのちに対する感謝と懺悔の言葉である」という、いつもの赤松先生のお寺にあったことばから。この「いただきます」という簡単な言葉が最近は少なくなった。聞かれなくなった。言えなくなった。それはとりもなおさず、「いのち」の重さを感じなくなったのと同時に、その「いのち」に対する感謝や懺悔の心が失われたからではあるまいか・・・。今夜からでも、家族揃って「いただきます」を言ってみようではないか。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


梅雨明けは まだまだ遠いと 立葵

2016年07月07日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、午後からは雲が広がってきて蒸し暑くなってきた。気温は26.1度から32.3度、湿度は92%から69%、風は1mから2mの東の風が少しばかり。高温が予想され、熱中症の危険が特に高くなる見込みらしいので、暑さを避け、水分をこまめに補給するなど、充分な対策をとるように気象台では呼びかけている。明日の8日は、湿った空気の影響で曇り、時々雨が降る見込みらしい。

 

 今日は二十四気の一つの「小暑」。夏至から数えて15日目、陽暦7月7日ごろ。暑さが本格的になるころだと言われている。

 

 暑さが少ない朝の間に、香川県立図書館にやってきた。ところがどうだ。今日はうるさいほどに蝉の声が降って来るように啼いている。まだ、ミーンミーンというミンミンゼミだが、早くもセミの声が聞こえるとは・・・。

 

 今週から、県立文書館で「日照りのアーカイブズ展」をやっているらしいので覗いてきた。例によって古文書や古地図などが並べてあって、讃岐の水不足についての展示がしてあった。昔から讃岐は雨が少なく日照りや干害で苦しめられてきた。そんな歴史を少しばかり復習してきた。

 

 で、遍路民俗学の本を五冊ほど借りてきた。例の「俵札」や「遍路札」に関する民俗学的資料集である。

 

 で、二日ほど留守にしたもので、今日はお荷物がどんどんと届けられてきた。関東からはモモが・・・。

 

 中国地方からはおまんじゅうが・・・。

 

 奥方の友人からはアイスクリームが・・・、神戸からは中華麺が相次いで届けられた。

 

 県立図書館からは本を寄贈したお礼状が・・・。そのほかにもクレジットカードの更新とかも。

 

 しかしのかかし、わが家の周辺ではセミの声はまるきり聞こえない。ということは高松の方が気温が高いということになるのか、時間帯によるものなのか。

 

 今日は、このお遍路さんのことを調べていた。中務茂兵衛さんは弘化三年、今の山口県大島郡で庄屋の家の三男で生れた。若いとき村娘との恋が成就せず遊郭に入りびたりとなっていたが、遊女の一人が四国八十八所のありがたい話をつぎつぎと茂兵衛さんに教えた。その話を聞いた茂平衛さんは、自分はなんと罰当たりのことをしているのかと反省をし、亡父の夢をみたことも手伝って、ついに四国遍路に旅立つのだった。そしてそのまま大正十一年280回目の遍路道中で78歳で往生するまで 四国を回り続けたのである。

 

 そして、ついには僧籍まで取り、

 

 各地に、こうした道標を建てて、他のお遍路さんのために道しるべを立て続けたのである。むろん、ただで道標が建つ訳ではないし、ただでこうした文字を刻んでくれたわけではない。これが最後の道標となる「279度目巡拝記念碑」である。

 

 これが茂平衛さんであるが、本名は「亀吉」さんで、法名(僧名)が義教であった。

 

 今日の掲示板はこれ。中務茂平衛さんとはまるきり関係ないが、「一切は縁において生まれ、縁においてあり、縁において去っていく」という宮城顗(しずか)先生のことばから。先生は昭和六(1931)年京都市に生まれた。大谷大学卒業後は、大谷専修学院講師や教学研究所所長などを歴任しながら、真宗大谷派本福寺の住職でもあった。先生は、平成十七年の五月に、東本願寺で開かれた「親鸞聖人七百五十回御遠忌法要」の真宗本廟お待ち受け大会で「汝、起 ちて更に衣服を整うべし」と題した記念講演をされている。その直後から三年の闘病生活に入られ、平成二十年に七十八歳で往生された。その先生の姿勢は「聞思」ということだったそうである。それは、仏法に自分のいのちの営みを聞き直し、仏法に自らのいのちを問い、思惟することだった。2002年法語カ レンダーの2月の同先生のことばに「他力の生活は、最後まで努力せずにはおれない生活なのです」というものがある。言い換えれば、念仏(仏法)に支えられた生き方を求められた生涯だったと思わる。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


暑い日も 雨の日もある 寺の庭

2016年07月06日 | 時には日々是日

 京都市は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、大気の状態が不安定となっているため、夜のはじめ頃まで雨や雷雨となるところがあるらしい。今日の気温は26.1度から34.9度、湿度は92%から61%、風は1mから3mの南南西の風が少しばかり。明日の京都府は高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 さて、1時間半から2時間おきにトイレに起きるものだから身体がカラカラになって、喉が渇いて仕方がないので眼が覚めて起きたのが朝の5時前。早くから起きて、寝ている人の邪魔をしても悪いのでお寺から外に出た。

 

 で、近くのコンビニで水分補給をする。

 

 その後、お隣の本願寺さんの「おあさじ」に出る。朝のお勤めが6時からつとめられている。でも、ゆっくりとしている訳にもいかない。

 

 阿弥陀堂のお勤めが終わればすぐさま、うちのお寺に引き返す。

 

 6時半からは「両堂=阿弥陀堂と御影堂」の畳のから拭き掃除である。受講生全員が、このお掃除をする。

 

 お掃除が終われば宿舎の片付けに入る。使った寝具からシーツをはがし、布団の種別ごとに分けて整頓する。みんな手慣れたものでてきぱきと片付ける。

 

 午前8時からは朝食になる。これまた、みんなでてきぱきと食事の準備。朝は「ご仏飯」のお裾分けということで、ご飯とお味噌汁などが定番となっている。それに納豆と海苔とおつけもの。

 

 私は小食だから皆さんの半分ほどをいただく。

 

 午前8時からは「ご晨朝(じんじょう)=おあさじ」である。阿弥陀堂では「讃仏偈」、御影堂では「正信偈」のお勤めになる。

 

 で、9時から12時までが講義になる。今回は、インターネット時代の中での人権問題を取り上げている。安易にLINEやFACEBOOKなどのSNSなどで、ヘイトスピーチや人権問題などが一気に拡散してしまう中で、現実社会の人権問題はどうあるべきか・・という講義であった。

 

 12時からは閉講式があり、修了証書が授与されて、今回の研修が終わった。

 

 いつもお世話になるお店で格安のお食事。150円の生ビールに「小すだちうどん」とサービスの生玉子。おうどんたって、ミニサイズでふたくちほどで食べられるもの。まるで幼稚園生のお食事みたい。とにかく、おなかが小さいのだ。

 

 途中で、「龍谷ミュージアム」での展示をみたり、仏教のお勉強をしたり、仏具屋さんで仏具や仏壇を眺めたりしながら、30分ごとのトイレ休憩の場所を探して歩き回る。高速バスは京都駅前を16時50分発。永い4時間余りだった。

 

 今日の掲示板はこれ。「いいところも悪いところも 丸ごと あなた自身じゃないですか」という松原祐善先生の言葉から。私たちがいつも忘れていること。それは、松原祐善先生が仰るような、丸ごとの私を好きになること。自分のいいところだけしか認められないのは理想主義。そもそも自分で認めたり認めなかったりする以前に、私はこの世に生まれることを認められていたではないか、生きることを願われていたではないか。丸ごとの自分を「そのまま愛しています」と手を広げて待ちわびていてくださる仏さまがいらっしゃるのである。その仏様が大きな声でこの私を呼んで下さっているではないか。「南無阿弥陀仏」と。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


またも夏 京都の街に 衣あり

2016年07月05日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は25.1度から32.2度、湿度は90%から72%、風は0mから2mの南東の風が少しばかり。明日の6日は、引き続き高気圧に覆われて、概ね晴れる見込み。

 

 さて、ご案内の通り京都行きの日になった。天気は快晴。気温は上昇するばかり。

 

 いつものように高速バスの「エキスプレス京都号」、今回は午前8時22分発のバスに乗った。バスに乗れば困るのがトイレ問題である。なにせ、新薬の利尿剤は効き目が鋭い。30分ごとにトイレに行くのだから大変だ。

 

 京都号はおよそ3時間で京都駅に着く。その間、淡路島の室津パーキングエリアでトイレ休憩するが、それは1時間半後のこと。ま、その中間あたりは社内後部にあるトイレを使うしかない。これがまた大変なトイレになる。

 

 どうにかこうにか京都駅に着くと、すぐさま駅ビルの中のトイレに駆け込んでようやく安堵する。だからと言って、利尿剤を飲まないと、これまた大変なことになる。そこが旅に大変なところである。で、簡単な昼食。

 

 今回は、本山に向かう途中にある「なか卯」というお店での昼食。150円の生ビールと、このおうどんのハーフサイズの「小すだちうどん」を注文した。290円である。少ない割にはお値段する。お仕事中にビールはいかんだろうけれど、お茶代わりみたいなものだと自己納得。

 

 今回のお勉強はこういうもの。

 

 こういう民間の講師による

 

 こういう講義とか・・・。

 

 こういう身内の先生による私たちを取り巻く情勢のお話とか・・・。

 

 講義が終われば宿舎の準備。こういう位置も並びも、おおよそ、いつものように決まっている。私はトイレに近い出口のそば・・・みたいに。

 

 今回は特別に「懇親会」という形式での夕食になった。個人情報保護という観点からわざとボケた画像を選んでみた。ま、見る人が見ればわかるのだけれど。本山の研修では珍しくビールでの乾杯になった。

 

 私はアルコールも食べ物も控えめで、10分そこそこで会場を出た。これはおそうめんである。おうどんにしては細すぎる。こういう食生活なのに、なぜだか体重は減らない。

 

 皆さんは、それぞれに夜の京都の街に出かけたけれど、自称「体調不良」の私は早々にお布団に潜り込んだのであった。

 

 今夜の掲示板はこれ。「人の悪を咎め 自分の悪には気がつかない」という本山興正寺の掲示板にあったことばから。人間は皆、こういう姿勢でいるのだろう。蓮如上人も『御一代記聞書』第 五十八条に「たれのともがらも、われはわろきとおもうもの、ひとりとしても、あるべからず。これ、しかしながら、聖人の御罰をこうぶりたるすがたなり。こ れによりて、一人ずつも心中をひるがえさずは、ながき世、泥梨にふかくしずむべきものなり。これというも、なにごとぞな れば、真実に仏法のそこをしらざるゆえなり」(『真宗聖典』866頁)と、明らかに教えてくださっている。人間というものは、自分の悪いところが見えないもので。このような在り方になるのは親鸞聖人の教えを身で聞いていないからではないだろうか。だから一人ひと りが本当に、自分自身に気づかせてもらう教えに遇わないと、永い人生が、休みなき苦しみになるのである。本当に真実の仏法に遇うてください、と訓してくださっているように私は聞いた。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


野いちごは 記憶の味の そのままに

2016年07月04日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れてたが、午後は強い日射や湿った空気の影響で雲が広がり、夕方からは雨や雷雨となる所があるらしい。高温が予想され、熱中症の危険が特に高くなる見込みなので、暑さを避け、水分をこまめに補給するなど、充分な対策をとってください。と、呼びかけている。気温は25.4度から32.2度、湿度は94%から78%、風は1mから2mの東北東の風が少しばかり。明日の5日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れるけれど、午後からは強い日射や湿った空気の影響で雨や雷雨となる所がある見込みとか。

 

 昨夜から今朝方にかけて、ほぼ1時間半から2時間ごとにトイレに起きた。そのたんびに、コップいっぱいの水を飲むのだから、またしてもトイレに起きる。それの繰り返しがあって、とうとう、5時前になって、両足が激しく痛んだ。「足がつる」という現象だった。

 

 奥方が足をぬくめたり、マッサージをしてくれたが脂汗が顔中から流れてきて、もう、どうにも止まらない・・。で、近くにあったペットボトルのお茶をぐびぐびと飲んだら、少しずつ落ち着いてきた。脱水症状なのか、血管の病気なのか・・・。ともかく、10分ほどで騒ぎは収まった。

 

 で、今日はドクターの判定日。京都に行けるのか、即入院なのか・・・。ま、私は気楽に構えているのだけれど。

 

 いつものように、8時30分からは胸部レントゲン検査。胸に水が溜まっているかどうかの判定用。

 

 ついで検体検査という採血による血液検査と検尿検査。最近は、これがルーティーンになっている。で、9時過ぎからはドクターの診察。

 

 先週はこれが66.0Kgだった。これは着衣のままの数字である。ドクターからは「よろしい」と言われた。

 

 これは私のものではないけれど、先週はこの左側とそっくりだった。今日はしっかりと右側の画像のようになっていた。つまり、「胸水」が完全に抜けている。だから、心臓や胃や内臓を圧迫していない。

 

 血液検査の結果が出るまでにおよそ1時間はかかる。その間、待合室で待たされたが、ほぼ、問題はないという。つまり、「サムスカ」を飲んでいれば大丈夫・・・ということである。

 

 その薬代が左側。30日分で29,130円。ほぼ、1日のお薬が1,000円という計算になる。でも、これを飲まないと入院になるのだから仕方がない。入院をしても完全には治らない。でも、退院したら、元の状態にもどるのだからどうしようもない。年をとると、そういう身体になってしまうのだと言われたら仕方がないではないか。

 

 結局の薬局で、8時半に病院に入って、9時過ぎには診察が終わったけれど、血液検査待ちで10時過ぎになってしまった。

 

 これが一ヶ月分の薬である。これが29,100円というわけだ。

 

 あとは、昨日の自治会の精算だとか、薬代の引き出しとか、奥方のご用を済ませておしまい。自治会の電子帳簿の整理とか、私の家計簿の確認とかを済ませてからはお昼寝。

 

 わが家の迷犬ごんも老齢のためか、猛暑の影響なのか、ベランダの床下に籠もったまんまで出て来ないし、エサも全く食べなくなった。ま、朝夕は元気なのだけれど。

 

 今日の掲示板はこれ。「思った通りにはならないが やった通りにはなる」という荒了寛さんの言葉から。ある画家志望の男の話である。その画家はせっせと自分で絵を描き、それを売りに出すけれど、なかなか絵を買ってくれる人は現れない。何とかしようと考えた男は、自分の絵を引き立てるために自分の手で彫刻を施した独自の額縁を作っては、自分の絵を入れて売りに出してみた。しばらくして、絵が売れ出した。男は努力の甲斐があったと、大変喜んだが、そのうち男は、画家を目指している自分にとっては、残酷ともいえる事実に気がついてしまった。「私の絵を買ってくれた人達は、私の絵を気に入って買ってくれたのではなく、額縁の方が欲しかったんだ。」一時はその現実に失意のどん底に陥った男であったが、やがて新しい光明を見いだすのである。「私の額縁を気に入ってくれる人達のために、額縁の職人としてやっていこう。」今までの夢ではなく現実を受け入れた彼は、その後、独自の額縁を作り出す職人として成功するのであった。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


あれこれと 時の流れや 蓮の花

2016年07月03日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、湿った空気の影響で、雨や雷雨となる所がある見込みらしい。気温は24.3度から34.8度、今期最高の温度になった。湿度は84%から64%、風は1mから3mの西の風が少しばかり。明日の4日は、高気圧に覆われて概ね晴れるけれど、夕方からは強い日射や湿った空気の影響で雨や雷雨となる所があるらしい。

 

 ご案内の通り、今日は我が自治会会堂周辺の「一斉清掃日」。少し前までは、町内一斉に七月の第一日曜日に集会場付近を掃除したものだった。今も、そのほかの自治会あたりで一斉清掃をしているかどうかは定かではない。

 

 ともかく、うちの自治会では、こうして全員が集まって、自治会堂周辺を掃除している。昔からの(と言っても少し前からだけれど)の習慣なんだろうけれど。

 

 一斉清掃・・と言うても、草刈りがほとんど。

 

 今年は雨が多かったもので草の伸び方も激しい。少し前には十数人で丁寧に草引きをしたものだが、今は過疎化と恒例化で草刈り機でなぎ払ってしまう。

 

 ほぼ1時間で作業はおしまいになる。本来は7時から8時を予定していたが、6時半から7時半で予定終了。

 

 予定通りに、パン2個とお茶を配って、私のお仕事はおしまい。

 

 さて、今日のメインイベントはここである。このはるか高い山の上に「お宮さん」があった。

 

 見えにくいけれど、上部真ん中に、この集落の自治会会堂がある。ブルーの矢印である。で、左下の赤い星マークが「女体(にょうたいさん)」という「雨乞いの神さん」である。少し前までは、この山に登って宴会をしていたという。この自治会全員の子供からお年寄りまで、時には町長さんまでが昇って、ビールやら日本酒やらを担ぎ上げて大騒ぎをしたという。

 

 私も一度だけ昇ったけれど、一回でギブアップ。今は全員がギブアップ。今年は誰もここには昇らない。

 

 で、会堂で形ばかりのお式をして直来(なおらい)になる。

 

 これが今年のお弁当。この直来には家族連れで参加する家庭がある。だから、十数人のにぎやかな宴になる。同じ自治会、同じ集落だと言っても普段には顔を合わすわけではないし、言葉を交わす訳でもない。こんな機会でもないと冗談も言えないし、言いたいことも言えないのである。

 

 こういう機会でもないとおばちゃん・・、いや、おねえさん方ともお話をする機会はない。狭い自治会、狭い集落内だけれど、その連携は難しい。

 

 今日の掲示板はこれ。「転んで大地あるを知る」というもの。この「字体」、いつもの赤松先生のお寺にあった掲示板からだと思う。転んでみて、痛さとともに、初めて自分が大地の上にいたことを発見するように、失敗や挫折を体験してみて、今まで 気もつかなかった大切なものに気づくということがあるもの。人は、目指すもの、珍しいものに気を取られて、自分を支えている大きなものに、なかなか目を向 けようとはしないもの。転んでも、また立ち上がる時、その支えとなる大地がここにあったのだと、見つけられれば大収穫だろう。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


うつむいた ホタルブクロの 葉に涙

2016年07月02日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れているが、湿った空気の影響で昼過ぎから、雨や雷雨となる所があるらしい。高温が予想され、熱中症の危険が特に高くなる見込みらしい。暑さを避け、水分をこまめに補給するなど、充分な対策をとるように呼びかけている。気温は23.9度から32.1度、湿度は90%から60%、風は1mから2mの北西の風が少しばかり。明日の3日は、湿った空気の影響により曇りで晴れる時もあるけれど、午後からは雨や雷雨となる所がある見込みなのだとか。(tenki.jpより)

 

 朝方は気持ちのよい朝だったが、気温はぐんぐんと上がってきた。

 

 私のパソコンの中のどこにも「山頭火句碑集」のデータが見つからないと書いたら、塩飽本島のお友達から、「こうすれば分かるよ~」と教えてくれたのでやってみたら、「倉庫」というフォルダーの中に投げ込んでいたことが分かった。

 

 だから、今度はよく分かるように表に出しておいた。でも、こうして置いておいても、おそらく今後は開くことはないのだと思う。そう、たびたび、山頭火の句碑集をほしがる人は出て来ないように思う。

 

 毎年7月2日頃に暦の上の「半夏生(はんげしょう)」が来るが、この日を「うどんの日」と1980年に香川県生麺事業協同組合が制定し、以来「半夏生」の日が「うどんの日」になっている。今年は昨日の7月1日が半夏生だった。「半夏生(はんげしょう)」は夏至から数えて11日目。毎年7月2日頃から七夕(7月7日)頃までの5日間が半夏生となる。農家においては田植え終了の目安の日で、半夏生(はんげしょう)のころは、天から毒気が降るという言い伝えがあり、井戸に蓋をしたり、酒や肉を断ったり、野菜や筍を食べるのを控えたりする風習が各地にあった。讃岐地方の農家では半夏生のころ、田植えや麦刈りが終わった労をねぎらう為に、うどんを打って食べる風習があり、それに ちなんで「うどんの日」の由来となったという。

 

 そういう訳でもないのだけれど、少し前に新しく開店したお店があって、そろそろ、お客さんも落ち着いた頃かなぁということで、奥方が「行ってみようよ~」と言うので行ってみた。

 

 奥方が仕事から帰って来たのが12時20分、それから期日前投票をして、出口調査に協力して、13時近くになってやってきたのに、こんな行列が続いていた。でも、待つこと10分程度。

 

 こういう時には簡単なメニューの「冷やかけ小」で210円。そのままのうどんに冷えたかけ出汁を注いだだけ。トッピングはセルフサービス。おいしいという印象はなかった。お出汁が冷たくて気持ちよかった・・・という感想。

 

 ここは、元、「笠堂や」というセルフのお店の駐車場だった場所。そのお店が閉店して、その後に、ここができたもの。ま、新しいうちはどんどんとお客さんが押し寄せていたが、今もお昼時間帯は駐車場がいっぱいになっている。

 

 明日は、自治会館周辺の「一斉清掃日」。その作業の休憩時間用にお茶とパンを出すようになっている。皆さん、白い袋を持っているが、その中にパンとお茶が入っている。

 

 そのパンとお茶を用意するのは自治会長のお役目なのだと・・・。で、その買い物にやってきたというわけ。昨年の帳簿を繰ってみると、ここでお買い物をしている。昨年と同じ単価のパンとお茶とを15人分用意する。うちの自治会は10戸しかない。なぜ、15人分なのかは不明だけれど、ボランティアの方が来るのかも知れないし、ご夫婦で参加される方がおいでになるのかも知れない。

 

 で、奥方に選んでもらって、パンとお茶を昨年と同じ単価のものを同じ数だけ購入した。だから、支出も昨年と同じ金額になった。ふむ、昨年と同じ物価なのか・・。

 

 体調の方はすこぶるいい。「サムスカ15mg錠剤」は高価だけれど、その効果は優れものだ。これを飲むと飲まないでは天国と地獄みたいなもの。もっとも、どちらも実感したことはないのだけれど。これだと二日に一錠とか三日に一錠でもいいんじゃないかと思うほど。体重は66Kgから63Kgまでは下がったけれど、それ以下にはならないみたい。ドクターは58Kgまで落とせ・・・と言うてはるのだけれど、あとの5Kgが落とせない。

  

 今日の掲示板はこれ。「災難が来ぬように祈るのが信心ではない どんな災難が来ても引き受けてゆける力を得るのが信心です」というもの。この世は無常である。常なるものは何もない。「ゆく川の流れは絶えずして、もとの水にあらず」と言われるように常に変化している。「時間よとまれ」という ことはありえない。無常なるがゆえに、一寸先は何が起こるかわからない。一寸先は闇。いくら一生懸命努力しても、勉強しても、頑張っても、結果はどうなるかはわからない。どっちに転ぶかわからないのが現実。どっちに転んでも大丈夫といえるものを身につけていなかったら、結果が悪かった時とても苦しい。仏法 を聞くとは、どっちに転んでも、災難がきても、思い通りにいかなくても大丈夫というものを得ることである。災難が来ないように祈るのが信心ではない。この世は必ず、生老病死の苦しみに出会うのである。祈って無くなるものでは決してない。生きていれば必ず別れや死が来る。与えられたことを引き受け、それを乗り越えていくしかないのである。その乗り越えていく力を得ることが信心であると言うているのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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