ずいぶん前から、人の名前などが出なくはなってきていたが、最近はびっくりするくらい物忘れが激しい。
先日も某病院の待合室で声をかけられたのだが、どう考えても名前がでてこない。
マスクで顔半分が隠れているのでわかりませんでした、なんて言い訳してる間にも親しげに話してくる。
この人誰だっけ…と焦りまくる。
病院の会計受付がその人の名前を呼んだので、やっとその人の名前がわかったのが不幸中の幸いであった。
そうでなかったら、(どうかこの場が穏便に済みますように)と願うばかりであったに違いない。
脳の働きが弱ってきたのだなぁと実感するが、それもまた自然の摂理である。
歳をとって視力や聴力が衰えたりするのは、余計な物事を見なくても聞かなくてもいいようにと神様の配慮らしい、
本当に必要なことは、歳をとっても覚えるという。
物忘れが激しくなると、細かいことはいちいち覚えていないから、人間関係もスムーズにいくことだろう。
名前を忘れる人は、自分にとってそれほど重要な人ではないのだ。
人間の身体というものは、うまくできていると信じて、これからは呑気に構えることにしようと思うのであった。
本日の一句
衰えは 神さまからの 贈り物
お粗末…