武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

郷土の偉人伝

2012年03月10日 | Weblog

自由民権活動のリーダー松沢求作は安曇野穂高の生まれの偉人だ。
この横にある釈文はわたしが彫らしていただいた。数年前のことであるが・・・
郷土の偉人として讃えられるが当時は周りがついていけず、あすこの放蕩息子とか言われたらしい。
自由民権の思想をひろめるために劇を利用することを考えた。
ある程度の神社には舞台があり、ここで演じられる芝居は最大の娯楽だったかもしれない。そこをねらったのだ。
台本に自由民権をちりばめ上演したのだ。その劇は「民権鑑嘉助の面影」と言い、
隣村にあった農民一揆・嘉助騒動と自由民権思想をミックスして脚本を書いたのだ。

それを彫りこんだのがこの版画である。