たとえば転職などで住む環境が大きく変わったとき、人はどのようにその変化に順応してゆくのか、というのは興味深い。わずか半月でも、かつては日常そのものだった風景がとてつもなく新鮮に映るものだ。何年ものあいだ変わるはずがないと思っていた日常でもわずか半月を経過するとそこは全くの別世界となっていて、郷愁さえも寄せ付けない冷たさがある。自分はといえば、その間に、顔つきまで変わってしまったのではないかと不安になったりするものだ。本当に、去る者は日々に疎し、という諺が真に迫ってくる。
住宅地でも梅の花が満開になっているところがある。6年ほど前に買った鉢植えの梅が花を咲かせている。梅の実を期待しているのだが、花は咲くものの、日当たりのせいか毎年実を付けずに終わっている。今年こそは、と思うのだが、いずれにしても白い花は清楚で愛らしい。花言葉では高潔、忍耐とも。
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