少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

花と写真の時間

2005-03-10 22:51:39 | 写真
ヨドバシカメラに行って酢酸を買ったら、横の書籍売り場に藤田一咲氏の「花と写真の時間」という本を見つけた。藤田氏といえば「ハッセルブラッドの時間」という本の著者で、この本で僕は初めてハッセルに出会い、どうしてもハッセルを持ってお散歩がしたくなって40万円もはたいてしまった。ある意味、罪作りな作家である。(まあ、そんな理由でカメラを買う方が間違っているんだけど)

まだ、途中までしか読んでいないが、カラーやモノクロの花の写真をみて、無性に花の写真が撮りたくなってきた。

そういえば、最近は18%グレー板などという、あまり色気も何にもないものばかりをとっていた。もちろん、技術的にモノクロ写真を突き詰めるのもそれはそれで楽しいけど、やっぱり人や花やいろんな景色を写真に収めることが第一義で、そのために技術はあるはずである。

急に春めいてきてあちこちで春の花も咲いてくる。クラッセがなくなったので、ハッセルしかないからちょっと大変だけど、春の花をたくさん撮ろう。

以前から目黒の自然教育園に時々行っている。入るときにリボンをつけるのは、園内の入場者数をたしか200人以上にしないための工夫だ。派手なものは何もないが、季節折々の植物がひっそりと植えてあり、僕のお気に入りの場所だ。はじめはカタクリの花をどうしても見たくて行った。あの可憐な花は何度見ても魅了される。

ちょっと低い位置で撮影も難しいが、ぜひ挑戦してみたい。現像の腕も上がって素敵なカタクリのプリントができたらいいなあ。モノクロでもきっと素敵な写真になると思う。カタクリって色もいいけどあの形がスタイリッシュだもの。きっといい被写体になると思う。