難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

字幕の「補聴」効果

2007年06月08日 23時18分17秒 | 生活
070531_2235~001.jpg070531_2236~002.jpgテレビを見ていて、テロップや字幕があると言葉が「聞こえる」。

補聴器だけでは何を話しているのか歌っているのか分からないが、文字があるとその言葉や歌詞が聞こえるのだ。それには先に文字が表示されないといけないが、聞こえるように錯覚する。

人間の耳は、こういう「オン」が聞こえるはずだと思ったらそう聞こえてしまうらしい。

生放送の字幕は後から表示されるので、良く分からない言葉を聞きながら後から表示された字幕を見るので、映像と字幕がずれている問題もあるが音声と文字もずれているので理解しにくい。

ラビット 記



難聴者の聞こえない社会の音(10)

2007年06月08日 23時00分23秒 | 生活
070606_0846~001.jpg070608_1415~001.jpg通勤途上に逆さまにかけられた看板がある。
ずーっと、業者が急いでかけたので逆さまになったのだろうと思っていたが、最近近くにもう一枚発見したので、違う理由に思い当たった。

それは、看板の字を読めない人がかけたのではないかということだ。外国人労働者かもしれない。本人はちゃんと仕事をしたと思っているのだろう。

我々難聴者も似たようなことはたくさんある。
人名、地名の漢字の読みを間違えて思い込んでいたとか。
「○○美」という社名を「○○ビ」と言っていたら「○○ミ」ということもついこの間聞いたばかりだ。「ビ」と「ミ」は唇の動きがほとんど変わらないからだ。

本人は正しいと思っていることが間違っていることが続けば何ごとも自信が持てない。こうしたコミュニケーション不全感を難聴者は持っていることも理解してほしい。


今日付け変えられた会社の警備のシステムは警備状態を「しゃべる」。何か言っているらしいがわからずお手上げだ。

ラビット 記