2 中途失聴・難聴者対象のコミュニケーション学習支援事業に関する要望
当協会は地域の中途失聴・難聴者の組織と共に、地域での中途失聴・難聴者に対するコミュニケーション学習支援の改善を訴えています。しかし、中途失聴・難聴者のコミュニケーション学習に対する支援はほとんど実施されていない状況にあります。そのような中、東京都で現在実施いただいている中途失聴・難聴者対象のコミュニケーション学習支援の役割はきわめて大きなものがあります。東京都の中途失聴・難聴者対象のコミュニケーション学習支援の継続・拡充を改めてお願いします。
(1)中途失聴・難聴者対象の手話講習会をこれまで通り継続実施してください。
前年度と同様の要望です。中途失聴・難聴者対象の手話講習会を30年以上にわたり実施いただいていることに感謝いたします。中途失聴・難聴者が自分自身のコミュニケーション手段として手話を学び、手話によるコミュニケーションが出来るようになることの意味は計り知れないものがあります。しかし、現在地域で実施されている手話講習会の多くはきこえる人が対象で手話通訳者の養成が中心となっており、中途失聴・難聴者が自らのコミュニケーション手段を学ぶ場とはなっておりません。中途失聴・難聴者が手話を学ぶためには、要約筆記などの聞こえのためのサポートが必要です。又、中途障害からの立ち直りのためには同じ障害を持ったもののピアー・サポートが欠かせません。高齢化社会の進展で、高齢難聴者も増えてきております。東京都中途失聴・難聴者手話講習会はこのニーズに対応いただいている非常に大切な講習会です。今後も東京都主催の中途失聴・難聴者手話講習会を継続・拡充いただくようお願いいたします。
(2)中途失聴・難聴者手話講習会の指導者養成を実施してください。
前述のとおり、中途失聴・難聴者対象の手話講習会は、聞える人を対象とした、又通訳養成を目的とした手話講習会と異なった配慮が必要です。私たちに学習しやすい手話の講義と共に、講師・助手によるピアーカウンセリングが必要です。又、講師・助手のロール・モデルとしての重要性もあります。東京都の中途失聴・難聴者の手話講習会の充実、又地域での中途失聴・難聴者対象の手話講習会実施の基盤整備として、現在の東京都手話通訳者等養成講習会の指導者クラスに中途失聴・難聴者対象の手話講習会指導者養成コースを設けてください。
(3)中途失聴・難聴者対象の読話講習会などのコミュニケーション学習支援事業を充実してください。
前年度と同様の要望です。手話学習と同様、中途失聴・難聴者にとって重要な読話によるコミュニケーション学習、補聴器の活用、ITリテラシー向上のための講習会は、学習ニーズは多いにもかかわらず地域での事業実施はなかなか進展しておりません。特に読話講習会は講師の確保など地域での実施が困難な面があります。現在東京都で実施いただいている読話講習会を今後も継続いただく様お願いします。
その他補聴器の活用、ITリテラシー向上のための講習会実施についても、東京都の広域事業としての実施のための予算化をお願いいたします。
(続く)
ラビット 記
当協会は地域の中途失聴・難聴者の組織と共に、地域での中途失聴・難聴者に対するコミュニケーション学習支援の改善を訴えています。しかし、中途失聴・難聴者のコミュニケーション学習に対する支援はほとんど実施されていない状況にあります。そのような中、東京都で現在実施いただいている中途失聴・難聴者対象のコミュニケーション学習支援の役割はきわめて大きなものがあります。東京都の中途失聴・難聴者対象のコミュニケーション学習支援の継続・拡充を改めてお願いします。
(1)中途失聴・難聴者対象の手話講習会をこれまで通り継続実施してください。
前年度と同様の要望です。中途失聴・難聴者対象の手話講習会を30年以上にわたり実施いただいていることに感謝いたします。中途失聴・難聴者が自分自身のコミュニケーション手段として手話を学び、手話によるコミュニケーションが出来るようになることの意味は計り知れないものがあります。しかし、現在地域で実施されている手話講習会の多くはきこえる人が対象で手話通訳者の養成が中心となっており、中途失聴・難聴者が自らのコミュニケーション手段を学ぶ場とはなっておりません。中途失聴・難聴者が手話を学ぶためには、要約筆記などの聞こえのためのサポートが必要です。又、中途障害からの立ち直りのためには同じ障害を持ったもののピアー・サポートが欠かせません。高齢化社会の進展で、高齢難聴者も増えてきております。東京都中途失聴・難聴者手話講習会はこのニーズに対応いただいている非常に大切な講習会です。今後も東京都主催の中途失聴・難聴者手話講習会を継続・拡充いただくようお願いいたします。
(2)中途失聴・難聴者手話講習会の指導者養成を実施してください。
前述のとおり、中途失聴・難聴者対象の手話講習会は、聞える人を対象とした、又通訳養成を目的とした手話講習会と異なった配慮が必要です。私たちに学習しやすい手話の講義と共に、講師・助手によるピアーカウンセリングが必要です。又、講師・助手のロール・モデルとしての重要性もあります。東京都の中途失聴・難聴者の手話講習会の充実、又地域での中途失聴・難聴者対象の手話講習会実施の基盤整備として、現在の東京都手話通訳者等養成講習会の指導者クラスに中途失聴・難聴者対象の手話講習会指導者養成コースを設けてください。
(3)中途失聴・難聴者対象の読話講習会などのコミュニケーション学習支援事業を充実してください。
前年度と同様の要望です。手話学習と同様、中途失聴・難聴者にとって重要な読話によるコミュニケーション学習、補聴器の活用、ITリテラシー向上のための講習会は、学習ニーズは多いにもかかわらず地域での事業実施はなかなか進展しておりません。特に読話講習会は講師の確保など地域での実施が困難な面があります。現在東京都で実施いただいている読話講習会を今後も継続いただく様お願いします。
その他補聴器の活用、ITリテラシー向上のための講習会実施についても、東京都の広域事業としての実施のための予算化をお願いいたします。
(続く)
ラビット 記