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6月のある日、またまた 用事が出来て北陸へ行った。車中で読んだのは例によって今のところ凝っている松本清張。松本清張作品の凄いところは時代を超えて共通する権力の闇を描き出しているところ。そういう視点から今、話題の「女帝小池百合子」を読むと誠に納得できる。一行一行一語一語が迫力あったで。久しぶりにおカネを払って新刊の単行本を買った値打ちがあったね。
新型コロナ感染拡大時に小池都知事の記者会見が何度も繰り返された。その時に感じた違和感、空々しさはなるほどここにあったのだ。小池百合子という人にとって、政治は自分がスポットライトを浴びる点のための舞台に過ぎないのだ。国民や都民の来し方行く末なんて二の次三の次なんだろうね。石井妙子さんてどんな人か知らなかったけど、たいしたノンフィクション作家だよ。特に女性を取り上げた場合の筆力の冴えはたいしたものだね。
石井妙子さんの旧刊に銀座のマダムや満映に関わるノンフィクションがあるらしい。図書館で借りれたらいいのにな。
上記の写真は「女帝小池百合子」以外はすべて図書館で借りたもの。
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