摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

イネ科の植物の移り変わり

2018年06月21日 | 関西の四季

左足踵骨・骨折の大ケガをしてからはリハビリ最優先の生活。リハビリの成果が上がるまでは森林ウォーキングも植物園巡りもしばらくは出来そうにない。杖を突きながらでも歩けるのはこの地図の範囲が中心。世界が狭くなるとボケてしまう(>_<)と…我ながら心配してるで。
えらいこっちゃボケんようにするには好奇心を持って歩かなくてはいけない
4月25日ごろ二度目の退院をして 河川敷付近まで自分の足で、歩いてたどり着けるようになったのは5月のGWを何日か過ぎてからのことだった。
見出し写真は、神崎川河川敷のヒメジョオンの群落と榎の木。【6月9日撮影】

同じところGW直前の様子 ヒメジョオンはまだまだおとなしくしていたよ【4月25日撮影】

 

今を盛りと殷賑を極めるヒメジョオン
   

例年だと、イネ科の野草などの春先からの栄枯盛衰・変遷が楽しめるはずだったけど…自分の不注意のために大ケガをして緊急入院。せっかくの春先…心弾む季節は病院の中だった。トホホ。気が付いたら、カラスムギは枯れていたし、イヌムギは敗残兵のようにひっそりと姿を沈め、スズメのカタビラはヒメジョオンに荒れ地の主役の座を譲っていたという塩梅(あんばい)だったね。

今思い出せる例年のこの地(おなじみの河川敷)のイネ科植物のサイクルは以下の通り。
スズメのカタビラ➡ カラスムギ➡ イヌムギ➡ ネズミムギ➡ 猫のシッポ(エノコログサかな?)

カラスムギの現状(実りの麦秋)
左の3つはカラスムギ 右の2つはイヌムギ 青空を背景にしている写真はペイント3Dで作った合成写真。6月8日のわくわくパソコン駅前教室の同好会で習ったばかりの技を早速応用したんだ。私はマクロで撮る接写が下手で…合成写真にしないとターゲットがピンボケになるので…何を撮ったつもりの写真かわからないからね。
     

ネズミムギの現状(勢力拡大中)
次に映っているのはネズミムギだと思うけど、正確にはわからない。イネ科ドクムギ属でネズミムギに近い類だとは思うんだけどね。時期や生えている場所によって微妙に大きさや形が違うからね。自分で勝手に【ネズミムギ】だと思っている… 空を背景に合成すればカッコ良くなるね

  
(今後の予想)
例年だと梅雨が明けて夏の高校野球のシーズンになるころにはエノコログサが元気になってくる。ヨシの類も勢力を拡大してくるので、お楽しみに

合成ついでにこんなんはどう?
いたずらな牛が野良仕事中のおばさんの手ぬぐいを盗んで角に引っ掛け田植えしたばかりの田に入って逃げていく 手ぬぐいを取られた農婦のおばさんが追いかけていくと、牛は【分身の術を使って3頭に増え】息も切らさずにどんどん逃げていった ついに善光寺の山門に牛は到着  次いで農婦のおばさんも善光寺参りの功徳にあずかる どんなことをしてでも、観音様は我々人間を救おうとしてくださる…というお話を4コマ漫画風にしたよ


      

次回は、アジサイの園芸種と晴耕雨読の本の話題にチャレンジするからね

5月21日朝の大阪北部地震。わが街は震度5強とか。阪神大震災以来の大きな揺れでビックリして慌てたね。幸いいったん止まった大阪ガスもその日のうちに復旧し、その他のライフラインも維持されているからひとまずは落ち着いた。けれど…聞けば聞くほどお隣の茨木・高槻の被害は思っていた以上にたいへんみたい。
今更遅いけど【心からお見舞い申し上げます】と共に【手助けに行けない自分の身を歯がゆく思います】【せめて大きな余震が来ないことを祈ります】
泥縄もええとこやけど、今頃ようやく家具の固定とか荷物の整理・片づけとかやっているよ。では、また。

 


 


梅雨入り前のリハビリ歩き -今年大阪は6月7日に梅雨入りしたらしい-

2018年06月07日 | 日記

(歩数計)
私のスマホにインストールした歩数計は見出し画面の通り。こんふうな画面。スマホのスクリーンショット機能を使って撮った画面をグーグルフォトにアップロードして➡ ブログに取り込んだ。もっと簡単なやり方もあるのかもしれないけどね。このところの目標は1日5000歩。骨折後の足首がまだ痛んでいて、時速3km少々のスピードしか出ないので、元気な人のように、1日10000歩も歩くのはまだまだ遥かに遠い到達目標。当分は無理をしないつもり。
さてインストールした歩数計アプリによると、下の図のように、私は1月30日の翌日からほとんど歩けていない。それもそのはずこの日の夜、踵骨骨折の大ケガをして、4月半ばまで松葉杖や車イスなしにはトイレに行くことさえできない生活をしていたんだから。2月13日に手術をして➡ 2月20日ごろのミリ単位みたいに少ない動きは松葉杖による移動。ベッドからトイレまで25歩とか、大汗かきながら売店まで行って往復100歩とか…ささやかな距離を
「自力で移動できたっ」と喜んでいたよ。

 
(小さな目標をスモールステップで)
3月21日から患側足に1/3荷重OKとなり、4月16日頃から片松葉で用心しながらそろそろと歩けるようになった。片松葉で移動できるということは片手に何かを持ちながらでも歩けるということで嬉しかったな。行動の自由度がうんと広がった解放感があった。
今から思えば、全荷重OKになってからも、おそるおそる恐々(こわごわ)足の痛みにビクつきながら、少しの斜面にも用心しながら、松葉杖を頼りに歩いていた。4月末までは、緊張していないと家の中でも、しょっちゅう何かに引っ掛かかり、その度にあおむけに転倒したり前のめりに転倒したりと、忙しいことだった。転倒すると、その後の打撲傷の痛みからまた余分なところを骨折したのでは…などと、不必要な心配をするから余計なストレスが増えて、精神衛生上、誠(まこと)によろしくなかった。
家の中でも体が不安定だから、戸外に出るのは大冒険。先ず杖をしっかり持って近くの公園に行った。次に郵便ポストへ。その次にコンビニへ。いずれは商店街に行くぞ…と。徐々にじょじょに、小さなステップを上がっていった。
少しづつ歩けるようになったことが嬉しくて、その頃は「目標1日5000歩」なんて意気込んでいた。このころは歩く以外はほとんど家事も何にもしていないね。5000歩も歩いた日はへとへとになって何にも出来なかったもんね。


 

5月下旬にもなると杖を突きながらでも、公園以外のところに行けるようになった。駅やスーパーにも行けるようになった。善光寺さんにお礼参りに行ったのは5月25日。
【おかげさまで歩けるようになりつつあります。合掌】
下図のように歩数計で見る限りは、大ケガする以前と同じ歩数を歩いている


とはいえ、さすがにただただ歩くだけのリハビリには飽いてきた。
空はこんなに美しい時もあるのに、ズキズキする足を引きずりながらひょこひょこ歩くのって、もううんざりええかげんに気が滅入るよね。


(楽しみながら歩く)
歩くことの中にも楽しみを見出せないと、次第次第に歩かなくなるんだよね。
まずは左から、電車に乗って西梅田の珈琲院へ、桜橋渡辺病院の隣にあってむかーし人間ドックの検査の後でホッと一息入れた珈琲が美味しかったので、行ってみたかったところなんだよね。その隣は近くの公園の花壇。ノースポールとゴデチア(イロマツヨイグサとも言うらしい)が植えられていた。その右は河川敷に咲くポピー。
   

うろうろ歩きながら花や草木の名前を覚えていくのは本当に楽しい。人間も同じで知らん人に会うよりも名前を知っている人と会うほうが安心やし面白いのと違うかな。
そんなわけで花壇にノースポールと一緒に植えられていた華やかな赤い色の花の名前が知りたくて、公園の世話をしている方に教えてもらった。ゴデチア(またはゴデチャ=)と、名前は教えてもらったけどすぐには覚えられずに何度も尋ねて、メモをしてやっと覚えた。それまでは、金魚草かな?カーネーションの新種かな?といろいろ調べたんだけどまるで判らなかった。何の見当もつかなかったから…思い切って尋ねて本当に良かった。理解と記憶の悪い爺さん相手に繰り返し親切に教えてくださったお姉さんへ、
【ありがとうございました!】<m(__)m>
(花などの名前を知ることも楽しみの一つ)
 


念のために家に帰ってからネットで調べたら、新・花と緑の詳しい図鑑というサイトにゴデチャーは別名イロマツヨイ、北アメリカ原産のアカバナ科とあってひと安心。何しろウイキペディアにも載っていなかったんだもんね。
さらに誕生花の辞典というサイトにはこの花にピッタリの情報があった。
ゴデチャーことイロマツヨイグサは6月4日の誕生花でカリフォルニアでは【フェアウエル・ツー・スプリング】「春よさらば」または「夏への扉」と呼ばれるらしいと…花の時期といい葉の豪華さといいカリフォルニアの人は何とピッタリの名前を付けたもんやなあ。名前がひとつ判ると次々と楽しい気分になるよね。
ことのついでに、前回名前が判らなかった花の名前を挙げると…これこの下の写真を見ておくれ
善光寺さんの境内の親鸞聖人の像のそばに美しくかつひっそりと咲いていた上品でありながら…とても丈夫な低木なんだけど…残念なことに名前が判らなかった
実は…我が家にある「樹木図鑑」日本文芸社刊で調べたところ花の様子からすると…どうもタニウツギの仲間らしい(葉っぱとかは違うし、花の様子も微妙に違うけど…)と気付いて 新・花と緑の詳しい図鑑にあたってみたんだよね。するとタニウツギの仲間という項目に花も葉も耐寒性などの性質もピッタリのオオベニウツギというのがあったビンゴ
これは多分…オオベニウツギやと思うで。ウィキペディアによるとタニウツギは日本海側の雪や雪崩の多そうなところを好んで生きているらしいね

 

 もたもたブログしているうちに6月6日大阪もついに梅雨入りしてしまった。
【雨の中傘と杖を持ってウオーキングするのは難儀やな】
ジムやプールに通うほどリッチでもないし。
雨の日に…図書館の中や寂れかけのアーケード商店街でよたよた歩いている爺さんを見かけたら…それが私やで。
ランやバラのことは知らないけれど野草のことなら少しだけ知っているで。